リフトドライバーに挑戦!60才になったので新しい冒険をします。

ウィークエンドだけトライします。Driveしたらジャーナルを書きます。よろしくお願いします。

ピンッ!と来た英語の表現 -6- Harry Potterの心の声

2017-03-31 15:33:12 | 英語の表現
再び、ハリー・ポッターシリーズ”Harry Potter and the Half Blood Price” からのお話しです。
もう何度読んだかわからないくらい、そして運転中にはテープも聞いて
(少なくとも50回位 … はい、おたくです … 認めます …)、
驚いたり感心したりする事はないと思っていたのですが、まだあったんですねぇ …。

凄く一般的な表現ですけれど、これ以外の言い方では、言い表すのが難しいのでは … と、ふと思った言い方です。
It takes more than a werewolf to stop Bill loving me! 
狼男なんかの力じゃ、ビルの私への愛を止められないわ!
これは、ハリーの親友のお兄さんのビルが狼男に襲われてズタズタにされた時、病院にお見舞いに来た婚約者が言う言葉です。

It takes more than that to finish me…. あんなんじゃ俺を殺せないさ …。
こちらは、ハリーの通う学校の門番で野生動物の飼い方の先生でもある、巨人とハーフのハグリッドが、
悪い奴に襲い掛かられて戦った後、ハリーに話す言葉です。

両方とも、“more than 何とか”のその何とかをちょっとバカにしているような、
そんなものに負けたら恥だと思っている様な、そういうニュアンスがあります。
その気持ちがこの言い方にはよく現れていると、改めて感じました。

そして、実は顔がメチャクチャになってしまったビルを見て、この傷は勇気の印だと涙をためながら婚約者が言うのです。
I am good looking enough for both of us …. I think ….
私が2人分美人だから … それで十分だわ …。
変な言い方ですけれど、それが何故か切なくて、この台詞を聞くたびにホロリとしてしまいます。

ところで、テープの本というのは、もう世の中にないのですね。
日本から友達が遊びに来た時に、車の中にあるたくさんのカセット・テープ本を見て、
これはすごい(酷い・古い・信じられない … の、意味らしい …)とうなっていたのですが、
ハリー・ポッターの最新刊が発行されたのは調度10年前の秋で、
それ程昔のことではありませんから、自分ではたいした古臭さだとは思っていませんでした。
ところが今回の出張で、荷物が多いから車で行く事にして、新しいテープを買いに行ったら、
「テープって何?」、「テープってどんな生き物?」というような顔で、若い店員さんが私を見ました。
私が大好きなテープの棚に並んでいた本たちはいったい何処へ行ってしまったのでしょう。

けれど、私の新しい車にはカセットプレイヤーがついていません …。全くトホホです。
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ピンッ!と来た英語の表現 -5- 本(The Society)から

2017-03-30 12:54:11 | 英語の表現
本を読むのが大好きで、かばんの中に2,3冊、ベッドサイドに3,4冊、お風呂に3,4冊、
と、必ず読めるようにしてあるのですが、それでも本無しの状態になる時があります。
大抵は出張中で、いつもと違うかばんを持っていて、飛行場をウロウロしてコーヒーを買って、
さぁ、これから出発時間まで読書 …と、思った時に気づきます。
先日テキサスに行った時も、ダラスの飛行場であっと気づき、即座に本屋さんへ、
そして面白そうな本を2冊買いました。

1冊は大ベストセラーで色々と話題になっているのにまだ読んでいなかった、“ダヴィンチ・コード”です。
ちょっとのぞいて見ると、1ページから面白いので、これは後回し。
2冊目は、“ザ・ソサエティー”初めの10ページ位しかまだ読んでいないのですが、
保険業界とか巨額を動かすとかそういう類のサスペンスの様です。
こちらもかなり面白そうです。

それで、最初の最初の方で、すぐに殺されてしまう女性重役が、頭の中でお金を数えている時に(何十億円です … )、
こんな事を考えます。 The numbers had a delightful rhythm to them, !
she mused, perhaps a conga.
この数には愉快な響きがある、多分コンガ … と、彼女は考えた。
そうなんです。再びコンガなんです。

以前、16才のハリー・ポッターが、片思いの相手がボーイフレンドと分かれたと聞いて、そ知らぬ様子を装いながら、
心の中でコンガを踊っているというシーンを取り上げたのですが、
その時は、ティーンエイジャーの男の子が女の子に恋した時に抱く感情とか欲望とかを一言で表す面白い表現だと思ったのですが、
今回のコンガは、ちょっと暗いですね。
中年のもの凄いお金持ちの大会社の重役の女性が、見込み収入を思い描いてほくそえみながら踊るコンガ … 
これはかなり怖いです。

この女性は、小説の2ページでコンガを踊っているにも拘らず、6ページで、もう殺されてしまうのですが、
その殺される間際に拳銃を突きつけられて言う言葉が、
Don’t do this! I have money. Lots of money. I’ll give you whatever you want.
止めて! お金ならあるわ。たくさんあるわ。いくらでも、好きなだけあげるわよ。
なのです …。かわいそうですけれど、お決まりのパターンですね。

今ちょっと気になって、コンガを辞書で調べてみたら、コンガってキューバの(楽器)ダンスだったんですね。
そして、謝肉祭で踊るそうです。失礼いたしました。謝肉祭といえばカーニバルですけれど、
それでもやっぱりハリーの方は、明るく歌い踊る感じで、
ソサエティーの女性重役の方は、映画のクライマックス・シーンでよくある、
カーニバルに紛れて逃げ惑う殺人犯の追いつめられた顔が思い浮かびます。
そういえば、マーケッティングのアシスタントさんで、UCLAの学生さんがいるんですけれど、
彼女はキューバ出身のはず。

今度時間があったらコンガについて聞いてみたいと思います。
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ピンッ!と来た英語の表現 -4- お悔やみの言葉

2017-03-28 14:20:25 | 英語の表現
同僚のお母様が亡くなりました。私の年になると … 両親揃って全く問題なく元気という人はあまりいません。
私自身も15年ほど前父を亡くし、母もあちこち問題をかかえながら頑張っているという状態です。
いつまでも元気で生きていてもらいたいのは山々ですが、
痛いおもいや辛いおもいに長く耐えなくてはならないような治る見込みのない病気を患ってしまったら、
安らかな最後の時を迎えても、引き止めたいというよりは、
お疲れ様、ゆっくり眠ってくださいという気持ちの方が強いと思います。

アメリカでは、家族を亡くした人にハウスプラント(華やかなお花等がついていないもの)をおくるのが習慣ですが
(お葬式の会場とは別に、自宅におくるものです)、
(日本のように冠婚葬祭に神経質ではありませんので、心がこもっていれば基本的に何でもOKです …)
私は、鉢植えのお花をおくりました。毎日雨降りで、つつじがとてもきれいなので、
白に淡いピンクの模様がついているものを選びました。
そしてそのお花に付けるカードとカードに書くメッセージを考えている時に、
とても素敵な文章に出会いました。
Where there is sorrow, there is holy ground. 悲しみのある場所は、聖なる場所である。
これはOscar Wildeの言葉だそうです。
もしかすると詭弁すぎて快く思わない人もいると思うのですが、
私はこの文章を読んだ時、「死んだら誰でも仏様になる」という仏教の教えを思い出しました。
どちらの文章も、どんな人も死んだら全て許されるという事だと思います。

私は初めてアメリカに来た時、ニューヨークの尼僧院に住んで、付属の高校に通ったのですが、
その尼僧院で尼僧の方達がなくなる時、皆さん嬉しそうだったのを覚えています。
今になって思えば、子供だった私には分からなかった、死に伴う安堵が、高齢の尼僧達にはあったのだという事と、
矢張り信心深い方達は死ぬのが怖くないのだという事ですね。

高校を卒業して大学1年生のクリスマスに、
一番お世話になった高校時代の数学の先生が危篤という知らせを受けて尼僧院に戻ったのですが、
意識が朦朧としているシスター・キャサリン・ベロニカが、泣きながらベッドに近づいた私に、
"Honda……nice to see you again…."と言った後
「ホンダが買ってくれたガムが今まで噛んだ中で一番フレッシュで、口の中がとても気持ちがいい …」と、
言いながら昏睡状態になり、幸せな笑顔のまま亡くなりました。

Where there is sorrow, there is holy ground.
もし、残された家族が英語を話す方だったら、そして直ぐにお悔やみの言葉が思いつかなかったら、
是非この言葉をカードに添えて下さい。短いけれど、心を打つ言葉だと思います。

私がお花を買ってカードを添え、カードの言葉を選んだのは、このリンクです。
色々な場合の例文がありますから、参考にしてください。http://www.florist.com
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ピンッ!と来た英語の表現 -3- Harry Potterの心の声

2017-03-27 13:23:00 | 英語の表現
ハリー・ポッターの第一巻では、まだ11才のハリーが、何もかも知らないことばかりで毎日右往左往します。
そして初めて尽くしの1年間の寮生活で、自分が誰なのか、何者なのか、という疑問を少しずつ払拭して育っていきます。
人間の世界で育ったのに、突然自分は魔法使いだと言われて、それもかなりの有名人であると言われて(魔法の世界では …)、
戸惑いながらも頑張ります。

でもやっぱり11才はかわいくて、嬉しい時は、心の中でクルッとバック転で回ります。
Harry’s heart did a somersault.
(ちなみに、とんぼがえりはsomersault、側転はcartwheel です。)
これが、第六巻で16才のハリーになると、A creature inside him was roaring in triumph.
ハリーの中の得体の知れない生き物が、勝利の雄叫びをあげていた。
と、変わるのですから、男の子はあなどれません。

ハリー・ポッター第一巻「賢者の石」が最初に出版された時、うちの息子は小学生でした。
学校で大人気のこの本を大切そうに抱えて歩き、毎日少しずつ読んでいました。
その内、大人達もこの本を読むようになり、全国的な大ベストセラーになったのですが、
興味深かったのは、イギリスとアメリカで、タイトルが変わった事です。
古い本は、アメリカで発売したものも、”Harry Potter and the Sorcerer’s Stone”で、
イギリス版と同じですが、1年後アメリカでベストセラーになった後発売されたものは、
”Harry Potter and the Philosopher’s Stone”になっています。
”Sorcerer”と”Philosopher”、同じような言葉ですが微妙にニュアンスが違うので、私は少し残念に思いました。
“Sorcerer”だと“黒魔術”とか“呪い”という印象が強くて、アメリカ人は嫌がったのですね。
当時は、この本を悪い本だと批判する人が大勢いました。
読めば誰にでも分かるのですが、)この石は、良い人が持つと良い展開があって、
悪い人が持つと悪いことになるのです。だから、良いことばかりではないのです。

日本語訳は、どちらかというと,アメリカ版英語の”Philosopher”に近いですよね。
もし私が訳していたら、「ハリー・ポッターと呪いの石」とか「ハリー・ポッターと魔術師の石」とかにしていて、
子供達には受け入れられず、ベストセラーにはならなかったでしょう …。
「賢者」で何よりでした。

ところで、ハリーポッターの本は、いつも私に素晴らしいプレゼントをくれるのですが、
今回読み直してみて、改めてまた9年前と同じフレーズが心に響きました。
そして色々なことを考えさせられました。
それは、It does not do to dwell on dreams and forget to live.
現実から逃避していては何も始まらない。

それから、
There are all kinds of courage.
It takes a great deal of bravery to stand up to our enemies, but just as much to stand up to our friends.


勇気には色々な種類がある。友達に意見するのは、敵に立ち向かうのと同じくらい多大な勇気を必要とする。
う~ん … これは本当に本当です。
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ピンッ!と来た英語の表現 -2- Harry Potterの心の声

2017-03-23 12:58:46 | 英語の表現
最近またハリー・ポッターシリーズを読み返しています。

魔法使いの世界では、17才が成人のようです(ハリー・ポッターの世界では … ですね …)。
それで17才になると、細かい手仕事や一般的に面倒くさいこと
(さやえんどうの筋をとったり、掃除をしたり …)に魔法を使ってもよくなるのです。

また危険な魔法を使うことも許されます。
例えば、瞬間移動です。超能力的にはテレポーテーションとよばれている力ですね。
訳が分からないまま使うと、身体の一部が出発点に置き去りにされたり、
どこだか分からない場所に行ってしまったりするので、それなりに練習をして使い方を習得しなければならないのです。
そしてその後きちんとテストを受け合格しなければ、瞬間移動の魔法は使えません。
人間の世界でいうと、車の運転免許証をとる様な感じですね。

この瞬間移動のテスト前に、先生が生徒達に教えた心得は、 Destination, Determination, and Deliberation です。
日本語でいえば、“行き先を定めて”“余計なことを考えずに”、そして“慎重に実行する”です。

この3Dって凄く大切だと思いませんか?
瞬間移動はできないにしても、仕事でも勉強でも何でも、この3つができていれば成功するような気がします。
例えば私の身近な例でいえば、家の息子が体験したばかりの受験です。 Destination “何をしたいのか、どこの大学に行きたいのか”目標を設定して、 Determination
“他の事に目移りしないように頑張って、集中して勉強して”、そして Deliberation “テストや面接をしっかり受ける”という3Dができていれば、きっと合格できます。

お料理でもそうですよね。 Destination “何を作るか決めて” Determination “お料理に集中して” Deliberation “面倒くさがらず丁寧に作れば”、
美味しい献立になるはずです。 Destination , Determination, and Deliberation 、ハリーの親友の一人、勉強や難しいことが嫌いなロンは、
この言葉を聞くと頭が痛くなるから止めてくれと、優等生のハーマイオニーに頼み込む始末です。

だらしなくしていたい時には、確かにちょっと耳の痛い言葉ですね。

昨日、一昨日と、サンフランシスコは雨でしたが、今日は曇りで過ごしやすいお天気です。
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