今日がきっと最高の日!

産業カウンセラー&コーチ&短大講師&妻&母&娘・・・いろいろな顔をもつ私が、日々の生活で考えたことをつぶやきます。

文字でわかること

2014-12-17 22:18:52 | こころのこと
短大では、授業の最後に各自振り返りの作文を書いてもらうことがあります。
どんなことが心に残ったか、
これからこの授業の内容をどのように活かしていきたいか等、
自由に書いてもらっています。

今年の学生にはいないのですが
例年、不思議な文字の崩れ方をする学生がいます。

きたない文字、というのとは違う
崩れた文字なのです。

そしてそういった文字を書く学生の中には
いわゆる「発達障害」を疑うような人もいることがあります。

たとえば段取りをつけられない、
どんなに具体的に注意をしても
お辞儀の修正ができない(注意をされても姿勢の改善ができない)。

不器用という一言では片づけられないような様子なのです。

そしてそんな学生は
決して不真面目なのではなく、
むしろ真面目で一生懸命取り組むんでいます。

私の授業は、参加態度も点数に入れているので
きちんと出席して、できないなりにも頑張っていれば
とりあえず落とすことはありません。

ただこの学生たちが社会にでていったとき
どうなってしまうのかな、
この学生の真面目さをしっかりとみてくれるところだといいのだけれど・・・と
心配になることもあります。

ひとつずつ具体的に、
できるだけ曖昧な表現をさけて伝えれば
少しずつではあるけれどできるようにはなります。

伝わらないから、できないから、で排除するのではなく
伝わるように、できるようにこちら側も努力をする、
これからはそんな態度が大切になってくるのではないでしょうか。

今年もあと少し。

2014-12-16 08:43:21 | こころのこと
気が付けば、今年もあと15日ほど。
つい最近「あけましておめでとうございます」なんて
言っていた気がするのですが。

今日はマイコーチとのセッション(お話)の日です。

コーチにしろ、カウンセラーにしろ
自分のメンテナンスのため
あるいは技術を磨くため
マイコーチやマイカウンセラーに
定期的に話を聴いてもらいます。

そのことで、自分のクライアントに起こるであろうことを
自分も体験していくのです。

今日のテーマは「一年の振り返り」。

普段あまり過去は見ない方です。
(未来も見ていませんが)
でもあえて今日はそれをテーマにしてみました。

私のような現在しかみることのできないクライアント、
過去を振り返ったらどうなるのか、
そのことで何が得られるのか。

今日のセッションもまた、
実りの多いものになりそうです。

さて、今からセッションの準備を始めます。

レジリエンス

2014-12-15 09:46:42 | こころのこと
同じストレスに晒されていても
踏ん張れる人、踏ん張れない人がいるけれど
その差はなんだろう、ということが考えられるようになり
最近「レジリエンス」という考え方がでてきています。

私もまだまだ勉強中なのですが
この考え方、注目度が上がってきているようです。

レジリエンスとは
元々は物理学用語で外力を跳ね返す力の意味
精神回復力、抵抗力等と訳されることもある。
※ウィキペディアを基に私が簡単にまとめました。

NHKでも放送があったようです。
(私は生憎見ることができませんでしたが)

NHKでの内容


この世の中、ストレスがあることはもう仕方がないこと。
それよりも、いかにシリアスな状況にならずに
早く立ち直ったり、
しなやかな心でやり過ごしたり、ということが必要です。

風邪をひいてもはやく治ったり、ひどくならないためには
健康という抵抗力が大切。
こころも同じで、ひどくなる前にいかに回復できるかという
こころの健康力が大切になってきます。

じゃあ抵抗力って?ということなのですが
いろいろな側面から、いろいろな方法が考えられます。

・周囲からのサポート
(ソーシャルサポート)
・自己肯定感
・感情の安定
・楽観性

私はもともとこのレジリエンスは高くない方です。

でもコーチング等を学ぶことで、
少しずつですが高くなってきたように感じています。

その一番の方法は、ストレスがかかった状況になったとき
それに気づくことができること。
二番目に、そのことでいろいろあったにしても
「仕方ないよね~」で、いい意味で諦められること。

私の属しているコーチングのNPO、「ヘルスコーチ・ジャパン」で
もし機会があるならば、このレジリエンスについても
受講生の皆様と学べたらなぁ、なんて思っています。

接遇の意味

2014-12-13 10:00:00 | こころのこと
最近の仕事のご依頼で多いのが、接遇。
授業で教えている、ということもあるのでしょう。

お辞儀の角度等はあまり言わず、
それよりも「臨機応変」であること、
そして何より接遇の目的は、コミュニケーションであることを
お伝えすることを中心にしています。

私は百貨店に勤めていた経験があり、
コミュニケーションをとらないと売れない、という
実際の経験を持っているために
よりそれが伝わりやすいのだと思っています。

実際医療の現場や福祉の現場で
マニュアル通りの美しいお辞儀をしても
目の前の患者さん、利用者さんがけがをしてしまうかもしれません。
お辞儀をしたほんの一瞬、目を離したために。

目の前の方の望んでいることは何か、
何を優先すべきかを考えること
それが安全であれば、まず安全でいられるように
フレンドリーな雰囲気であればそうなるようにするのが
接遇の本来の姿なのではないでしょうか。

こころは読めません

2014-12-09 20:33:38 | こころのこと
最近はほとんどなくなったことなのですが・・・

以前は「心理学を勉強していました」というと
「え?じゃ私の今のこころ読んじゃうの?」と言われることがありました。

そうおっしゃる方はたぶん
心理学を勉強している、
あるいはカウンセラーをしている、と聞くと
こころを読む超能力者のように感じているのでしょう。

こころ・・・読めません。

私が読み方を教えてほしいくらいです。

心理学は、「心の科学」。
とても範囲は広いのです。

無意識、もその範疇ですし
行動もその範疇。

でもあくまでも科学なので
きちんと科学として証明される必要があります。
(たとえそれが仮説でも)

カウンセラーは、そういった心の科学を基に
目の前の方が自分で歩き出せるよう、
お話を聴いています。

そして、コーチングも
心理学や行動科学、心理学のひとつともいえる
神経言語プログラミング(NLP)等といったものの
いいとこどりをしています。

もう一度、言わせてください!

私、こころは読めませんから・・・

でも小さな動きのひとつ、
言葉の使い方を聴き分けて
ご自分でも気づいていらっしゃらないことを
お伝えすることはありますが。