ヒバリのさえずりは呼吸の往復で発するものか、驚くほど長続きするものだ。歩いていて頭上でさえずりを耳にすると、見上げて鳥影を探してしまう。停空飛行なら良いが、目で動きを追いかけていると、平衡感覚が怪しくなってクラッとしてしまう。
口笛を往復呼吸で吹くと、自転車で走ろうが、山歩きをしようがとめどもなく吹き繋げることが出来る。口笛大会で聴く巧者の中には、呼気で吹けても吸気では吹かない人も居た、声楽家も呼気専門だから、何の不思議もない、正統で単純な発声法だということになる。
獣の唸り声、吠えつき、遠吠えなどは吸気専門ではなかろうか?呼気で唸り声を出し切ってから、一息ついてから飛びかかるよりは、吸気で唸り上げた頂点では跳躍力の遅速を制するには吸気側が勝っている
などと考えながら、ひと気のない農道をヒバリのさえずりに合わせて、朝の散歩をしている。
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