⑧営業諸々Ⅳ その8

今日は風がありトテモ冷たい
冬だから当たり前とは言え…



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では　その8　です



不動産の取引は実に色々なことがある

今から約25年位前のこと

お客様「家は古くて良い
　　車が２台置けて予算は○○万円位」

しみちゃん「カナリ古いお家となりますが…」

お客様「私は建築の設計をしているので
　　自分の処で改装をするから大丈夫です」

物件探しをするもなかなか見つからない

親しい同業他社の営業マンにもお願いをしておいたら
「△業者が建売用に買った物件があるよ」との連絡が…

すぐにその業者に出向く

資料をいただいてそのまま現地を確認に…

確かに予算内で車は2台置けるスペースがある
でも…これは…

車庫スペースに面したサッシはなくなっていて
吹き晒し状態で室内に入ると完全に廃墟状態

意気込んできたものの「これは…」

まあしかし取り敢えずご紹介をしてみることに

物件の内容をご説明すると
「是非見てみたい」ということで
すぐに現地をご案内させていただく

前にも行ったとおりサッシがなくなっていて
吹き晒し状態の処から中に入る

浴槽に溜まっている水も色が変っている

その時…

お客様「この水の色だと
　　住まなくなって数ヶ月くらいかな？」

しみちゃん「えっ？そんなことが分かるのですか？」

お客様「私はカナリ場数を踏んでいるから」

しみちゃん「凄いですね」(本当に感心しました)

お客様「じゃ前向きに考えてみるよ」

しみちゃん「奥さんなどにご覧いただかなくて良いのですか？」

お客様「この状態で見せれば進むものも進まなくなるよ」

(それは言えているけど…)

つづく