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せっせと生活、ときどき読書

時代移れば

民間薬の本を読んでいると

圧倒的に多いのは



お腹の薬や

利尿薬。

なぜか髪のための薬はあまり見かけません。

(あるとはおもうのですが不勉強ゆえ見かけず・・)

「便秘」とか

「尿の出がわるい」

という待ったなしの状態にくらべると

「毛が薄い」というのは

二の次だったのか?

むかし健胃薬、

時代下って

いま毛髪の薬として

息を吹き返しているのが

センブリ。

よく罰ゲームでセンブリ茶を飲んで

顔をゆがめているのがテレビに出てますが・・。

お花は可愛らしいです。

リンドウ科の特徴の、

星形の白い花。

写真なくて、

ごめんなさい。

苦味で胃液の分泌を促進するので、

古来胃薬として用いられてきました。

近年では

その血行促進作用にも目が向けられ

養毛、育毛剤の類には必ずといっていいほど

配合されています。




ただ、江戸時代に健胃薬として用いられる以前は

防虫のために用いられていたようで

煮汁で肌着を染めたり、

糊に煮汁を混ぜて屏風を貼るのに使ったりしたそうです。

防虫からお腹の薬にしようと思いついた人、

尊敬しちゃいます。

時代がかわるにつれて人間の求めるものも

変わっていく。

小さな薬草が

写し出す世界・・です。


*見出し画像は高畠花宵です。

中将湯のイラストを描いていたので薬草繋がりでムリやり😅

☆生薬覚え書き

①センブリ

リンドウ科。 

産地は日本。

生薬名は当薬(とうやく)

つまり「まさに当たる(よく効く)薬」の意。

ドクダミ、ゲンノショウコとともに

三大民間薬のひとつ。

使用部位は全草。

開花期(秋)に採取し、乾燥させ保存。

主要成分は苦味配糖体のスウェルチアマリン。

薬効は苦味健胃。

読んでくださって、ありがとうございました。

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