生涯の長い時間を旅の空の下に暮らしたモーツァルトは
成功をおさめた土地をあとにして次の地に向かうとき
「後ろへ・・」とつぶやいて
車上の人になった・・・
というのを30年前に読んだことがある。
30年前だから細かなところはうろ覚えだけど
後ろへ、という意味のドイツ語も併せて書かれてた。
この言葉の語感が納得いかなかった。
でも、
WBC優勝後のインタビューで
「一緒に戦ってきた日本チームに今どんな感情を持つか?」
と聞かれた大谷選手が
「別れるのはちょっとさびしいけど、次のシーズンにむけて頑張りたい」
みたいなことを
淡々と答えているのを聞いて、
その一節を思い出した。
後ろへ。
後ろへ。
自らの王国を後ろにして
旅を続けていくのでしょうか
大洗磯前(いそざき)神社の鳥居。
最近行ったところ。
呟きにおつきあいいただき、ありがとうございます。
本を読んでいてもどかしいのが空気感を読み取れないとき、じゃないでしょうか。
モーツァルトもこんな感じだったのかも…って思ってしまいました。