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「あるものをない」という国家や行政はおかしい、と国家100年の計から立ち上がった前川前次官に「官僚たちの夏」をミタ

加計疑惑)官邸が2015年4月の今治市との面会を隠すのは加計事務局長が同席していたからだった

2017-08-11 05:18:28 | 日記
2015年4月2日に今治市の担当者が首相官邸を訪ねた時に、誰が対応したのかーー。国会で自由党の森議員をはじめ、何度も政府に質問がありましたが、その都度「官邸の訪問記録は破棄した」「記録にない」を繰り返してきた菅官房長官や萩生田官房副長官。これが週刊朝日のスクープで密会した“真犯人”は経産省の柳瀬唯夫・経済産業審議官(元首相秘書官)だったことは判明しています。

(写真は独立行政法人、経済産業研究所のHPより)
これに対し、7月25日の閉会中審査で柳瀬氏は「記憶にない、の7連発男」として名を上げました。なぜ、そこまでして隠そうとするのか。政治家には常日頃、陳情が来るだろうし、会ったことを認めたくらいでどうということはないはず。それなのになぜ隠そう、隠そうとするのかが、10日の朝日新聞の朝刊1面トップの記事で納得できました。この面会では加計学園の事務局長も同行していたというのです。

朝日1面トップ)加計幹部、首相秘書官と面会 新学部提案前に官邸で(2017年8月10日05時00分)

これに対し、菅義偉官房長官が首相官邸での記者会見で、「ここは質問に答える場所ではない」などと言って、説明を拒む場面が続いています。新聞社は国民を代表して聞いているのに、国民の疑問に答える気が無いようです。
朝日)菅長官、記者会見「質問に答える場ではない」 説明拒む(南彰2017年8月10日20時39分)

また、過去には公文書の重要性を自著で訴えていたのに、その点についても
朝日)自著での主張も記憶にない? 菅官房長官「知らない」(南彰2017年8月8日16時05分)
を繰り返しているということ。

当ブログ執筆者は柳瀬氏も就任記者会見を開けない国税庁朝刊の佐川長官もかわいそうな気がしています。本来、役人は事実関係については粛々と公開するべきで、それが与党の利となろうが野党の利であろうが国民には関係のないことです。政争は勝手にやってくれ、事実はこうだと役人にしっかりやってもらわなければ困るのに、内閣人事局のせいで、それができなくなりつつあります。前川さんですら在職中には役人の矜持として正しいと思うことを主張することはできず、その点は「忸怩たる思い」と反省されています。権力との代償に問題が起きたら責任を取って辞める(その代わり、当選のみそぎを経れば、復活できる)のが政治家の唯一の仕事なのに、問題が起こると官僚のせいにしようとする。
加計疑惑の遠因)「官僚は誰の奉仕者なのか」 内閣人事局でゆがむ奉仕先(朝日記事)(2017-08-05 22:44:48 | 日記)

(写真は東京新聞HP、佐川宣寿氏)

もう政権末期です。今週は10年前の第一次安倍政権でリーマンショックまでの経済危機の入り口となった「BNPパリバショック」からちょうど10年でした。今週も日経平均は2万円を割り込むなど、世界の経済情勢は10年前に似てきています。10日の自衛隊の日報問題の閉会中審査では、稲田氏が出席しない何の意味もない審査でした。ここまで国民を舐め腐った安倍政権は内閣改造後でも本来ならあるはずの「ご祝儀」の支持率反転がほとんどなく、支持率の下降トレンドは変わっていません。