おいらは数年前から
給油はセルフで入れているが
以前そのスタンドも
セルフではなかった
そんな頃からの、付き合いのそのスタンド
店長と、数人のバイトがそのスタンドに残っている
去年の暮れ
仕事納めも終り
自家用車、年内最期の給油
いつものように、そのスタンドに給油しに行った
田舎へ帰省する車
洗車する車で、ガソリン高騰もそっちのけで
ごった返していた
おいらの、車の傍らで
給油していた家族
そのお父さんらしき人が
タイヤの空気圧のチェックをしていた
すこ~し、時間がかかっていたが
そこへ
その後ろに並んでいたいい年した親父が・・・
『遅せ~なぁ~ 向こうでやれよ』
と 一言
確かに、ちょっと遅いが
他に開いている場所は無い
『すみませ~ん』
と
気弱風なおとうさん
20秒もしないうちに
スタンドの店長に
『こいつ どっか違う場所で やらせろよ』と
店長が困るような ことを言い放った
『まぁまぁ もう少しで終わりますからぁ~
それにしても寒いですねぇ~』
と話をすりかえた
また数十秒もしない間に
その大人気ない親父が
『何してやがんだ、おめぇ~は』
と、知り合いでもない相手に
いい年した、くそオヤジが言い放った・・・
続く