山の案内 歩き日記 宮崎県北部の山(アルファベット記号マップ参照) |
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ブナの三差路からなだらかな登山道を快適に歩き、小さな岩山を越えると、お姫山が見えてくる。お姫山は、山名のイメージと大違いの岩山だった。小岩山を越えなだらかな登山道を歩くとロープ付きの岩壁が迫ってくる。 山頂から鹿納山が見える。あの岩峰に立ったのかと思うと感慨も一塩である。それにしても鹿納山は異様な山容である。 アケボノツツジの大木を過ぎると小高い岩山が見える。乙女山か思い岩をよじ登ると、間近に乙女山の山頂が見える。山頂では数人のグループがわいわいと騒いでいる。昼食中であろう。 腹が減ったので乙女山を見ながら小岩山での昼食となった。おにぎりと鳥の唐揚げ、デザートはイチゴ、リンゴ、メロンだ。旨かった(^_^) 白い枯木の中に露岩が点在し、アケボノツツジが咲いている風景は水墨画の世界だ。 痛みに耐えるしかない。しばらく休憩し痛みに耐えながらお姫山を目指す。左足も痛み出した。歯を食いしばりゆっくりゆっくり登る。なんとかお姫山裾野に着いたので岩の上で休憩。幸いなことに涼しい風が吹き痛みを和らげてくれた。 一歩一歩ゆっくり歩幅を小さくし登る。何でもない登りが辛い、爆弾を抱えて登るように慎重に「がんばれ」「ありがとう」と足に語りかけながら登る。山頂直下の最後の岩場に着いた。普段ならなんてことない登りだが今日は流石に堪える。 兜巾岳まで歩きたいが足の痛みを考えると無理とあきらめる。文字の消えている山頂の標識を持って記念撮影し下山開始。山頂から急勾配の下りの連続だ。特にガレ場の下りには注意が必要だ。 足を庇いながら滑らないように慎重に下る。ガレ場のアケボノツツジの大木が満開の花を咲かせている。昨年は蕾でガックリしたことを思い出した。暫しその美しさに見とれる。 「あと少しだがんばれ」と体に語りかけ慎重に下る。植栽地は鹿の食害防止のネットが張ってある。
昨年、大岩が道路に飛び出し転落しなように慎重に運転した箇所の大岩が撤去されていた。これで安全走行できると思いながら、大吹登山口から30分(15:10)でお化粧山登山口に着いた。登山口には沢山の車が駐車している。 登山口でデザートの果物を食べ、荷物を片付け車に乗り込み「今日はありがとう」と体に言い、車をスタートさせた。天気晴天、アケボノツツジ満開、ヤマシャクヤク満開の最高の一日であった。山楽時間8時間40分。 |
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