歩き日記

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俵山に登る。(俵峠登山口)

2007年03月11日 | Weblog
山の案内 マップ→俵山の案内参照 歩き日記 You Tubeで見る山の案内

 3月10日から11日まで娘のいる熊本へ行くことになった。10日は娘の用であちこちまわり無事用務を済ませた。

 出発前、妻が「11日は好きな山に行っていいよ」とおっしゃる。お言葉に甘えて登ることにする。時間の制約があるので熊本市内から近い阿蘇蘇山系の俵山に登ることにする。

 早朝6時、熊本市内出発、本の知識を伝に長陽駅を目指す。7時10分長陽駅着、長陽駅から目指す俵山が見える。駅から登山口がある俵展望台(俵峠)を目指すことにする。

 駅から狭い舗装道路を走っていると、いきなり真新しい2車線舗装道路に出くわす。後で分かったのだが、県道28号バイパスが開通し熊本から1時間くらいでこれられる。

 参考にした山の本が古かったのである。俵山展望所入口に9時から17時まで交通止の標識がある。野焼きのための交通止になるらしい。ショック。

 時間があるのでとりあえず俵山展望所まで車を走らすことにする。車窓から見ると野焼きは既に完了しているのに交通止とはこれ如何に。7時30分展望所着。

写真左より ・長陽駅・県道28号バイパス・野焼きの後

 俵山の展望所から阿蘇の山々が一望できる。素晴らしい景観だ。遠くに風力発電の大きな風車が見える。駐車場で役場に電話し野焼きのことを問い合わせる。

 野焼きはそれぞれの地域で持ち場があり、地域で野焼きの日時が違うとのこと、今日の野焼き決定は10時頃と聞いてがっかりする。

 俵山に登れないことはないが野焼きがはじまると17時まで交通止めになる。役場の方が「交流会館萌の里登山口から登れるかも知れません」と言われたので「萌の里」を目指すことにする。

 展望所に引き返し、ワクワクする気持ちを抑えながら登山の準備だ。レットはいつもの事だが飛び跳ねている。それにしても寒い。車載温度計は3度だが風が強く体感温度は相当低い。

 時間は8時30分、この風の下での昼食は無理と判断し、荷物が少なくなったため小型ザックで登ることにする。それにしても凄い風だ。

 展望所からいきなりの急登がはじまる。幸いに霜柱は凍っている。これが溶け出したら泥濘、滑るだろうと思いながら喘ぎ喘ぎ登る。

 おおよそ17分くらいで急登が終わり、草原の中の平坦な登山道を快適に歩く。遠くに俵山が見え登山意欲が俄然湧いてくる。

 しばらく緩やかな登りの登山道を阿蘇山系を眺めながら歩いていると、楽々コースと一般コースの分岐の標識がある。とりあえず一般コースを登ることにする。

 一般コースは急坂な階段を登る。階段は壊れているが、登れない事はことはない。階段を登り切ると、緩やかなアップダウンを繰り返しながらの歩きとなる。

 しばらく歩くと視界が開け、野焼きされた草原と南阿蘇の山々が一望できる。俵山山頂は近い。

 山頂直下から急登の登山道を見上て「ふっ~~」と息をつき「レット登るぞ」と声をかけ登りはじめる。登山道は可成り荒れている。幸いに霜柱は溶けてなく滑りは心配ないがそれでも慎重に登る。

 おおよそ10分の登りであった。登り切ったところが山頂かと思いきや、なんと山頂まで100mの標識がある。標識からの登山道はなだらかな下りと登りだ、泥濘に悩まされそうな登山道である。

 幸いに霜柱はしっかりと凍っている。登山口から80分(9時50分)で山頂に着いた。

 山頂は広く、世界一(定かでない)の阿蘇カルデラの大パノラマが360度展開する。阿蘇カルデラの大きさに改めて驚かされた。

 晴天で最高の日和だが、風が強い、冷たい風が容赦なく吹きつける。山頂で休憩と思ったが、あまりの寒さに断念。あちこち撮影し10時10分山頂を後にする。

 急坂の登山道を慎重に下り終えると、なだらかな登山道が続き、風の当たらない草地で休憩。レットに水とおやつを与え、ミニあんパンを2個食べる旨い。レットのおやつはスティックガム(我が家ではスルメと呼ぶ)だ。嬉しそうに囓っている。
 15分ほど休憩し、楽々コースの分岐点から楽々コースで下山することにする。楽々コースは霜柱で真白だ。溶けて無くて良かった(^_^)v。溶けたら泥濘と滑りに悩まされるだろう。下山していると枯れ草が燃える臭いがする。灌木林コースとの分岐点に着くと野焼きの煙が一帯に漂っている。同じ登山道を下るのは、おもしろくないので灌木林コースで下山する。灌木林コースは俵山展望所から直ぐの急坂を歩かなくて良いので楽だ。
 

 風は相変わらず強い、広々した草原の中を風車を見ながら下っていると、野焼の最中であった。炎が見えバチバチとススキの燃える音がする。

 灌木林コース登山道の両側の草原を野焼きしている。このコースでの下山は無理と思い、近づいて野焼撮影後、引き返す予定で歩いていると、消防隊員が×マークで来るなと合図する。しかたがないので撮影をあきらめ引き返す。

 

 最後の急坂を慎重に下山し、登山開始から175分(11時25分)登山口に着いた。風は相変わらず強い展望所でレットを撮影し、11時36分、県道28号バイパスを目指し展望駐車場を出発。

 カーブと急坂な旧県道28号を阿蘇の山系を眺めながら快適に下る。眺めは最高だ。ところが分岐点近くで交通止めのための車が道の真ん中に駐車してある。消防隊員に事情を説明したところ快く車を移動してもらった。

 バイパス展望所は広々しており、沢山の観光客が入れ替わり立ち替わり訪れ、雄大な阿蘇山系をバックに撮影しているが、風が強く冷たいので足早に車に乗り込んでいる。

 外での昼食は無理と判断し車内での昼食となる。昼食はローソンの「ビックリのり弁当」だ。雄大な阿蘇山系を車窓から眺めながらの昼飯となった。レットは熟睡状態で鼾をかいている。

 昼食後、NHKテレビの囲碁番組を見ていたら眠ってしまった。幸いに勝負が決する前で目が覚めた。結果は趙治勲王座の逆転勝ちであった。

 14時、家族がいる熊本市内へ向け出発。途中、トンネルや萌の里登山口、珍しい橋を撮影しながら約1時間で熊本市内に着いた。市内でいろいろ用事をすませ自宅には20時30分帰着。疲れました。(-_-)

 

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