本ブログもついに100回に到達しました!というわけで、100回記念としてポールフォックスカップの6つ目を紹介します。このカップで現在私が持っているポールフォックスカップはおしまいです。20年以上前に見たマイケル・アマ―氏のビデオから追い続けたポールフォックスカップですが、やっと辿り着いたカップです。このカップは100回目に紹介したかったため、これまで出さずとっておきました(;^ω^)。ブログが100回目まで何とか続けられて良かったです(;^ω^)
以前のブログ記事、Paul Fox Cups (6)では、AIRSHIP MAGICのPaul Foxカップを紹介ました。これはDanny Dewが使っていた工具で作ったType 2のカップですので、ポールフォックススタイルではなく、ポールフォックスカップだということになります。
さらに、今回紹介するのは、1970年代半ばから後半にかけて、アリゾナ州フェニックスでDanny Dew自身に作られ、販売された40年以上前のカップです。Danny Dew自身が作ったカップですので、AIRSHIP MAGICのPaul Foxカップより、より純度の高いPaul Fox Cup(意味不明ですね(笑))ということになります。
数年前にスティーブンスマジックさんからいくつかのDanny Dew– Estateカップが販売されました。それぞれ1個ずつの販売でしたが、私はもっとも小さなこのカップを購入しました。
Paul Fox Brass Chick Cups – Danny Dew – Estate
Paul Fox Close-Up Brass Cups – Danny Dew – Estate
Paul Fox Copper Close-Up Cups – Danny Dew – Estate
前回も紹介しましたが、ポールフォックスカップはリムの隙間が大きいです。このカップもAIRSHIP MAGICさんが作ったカップほどではないですが、大きく中がちょっと錆びているのですが磨くのは難しそうです…Stevens Magicさんのページでは「These heavy copper cups」と書かれていますが、これまで紹介したPaul Fox Type2の中では一番軽いです。3つのPaul Fox Type2のカップの重さを以下に示します。圧倒的にRings-N-ThingsさんのVSカップが重いです。
Rings-N-Things Magic(Paul Fox VS Cups) : 163g
AIRSHIP MAGIC(Paul Fox Copper Cups & Balls):113g
Danny Dew – Estate(Paul Fox Copper Close-Up Cups):102g
というわけで、長いカップ&ボールの歴史の中で、それまでの標準的な形を変え、今の時代の標準的な形となった歴史的にも非常に重要だと思われる「ポールフォックスカップ」の紹介でした。
最後にDanny Dew氏がGenii Magazineで書いていた宣伝文句を示します。
“Recognized the world over as the most perfectly designed cups for this great classic. Paul Fox cups used by Vernon, Skinner, Kaps, Brooke, Jennings, Cervon, Platt and most working magicians throughout the world.”
100年度、200年度はどんなカップが標準的な形になっているんでしょうかね…
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