レパートリ第2弾は、パドルルティーンです。パドルもいくつか購入しましたが結局これを実演しています。みなさんご存知ふじいあきらさんの手順です。例のマジックブームの時、私もテレビでふじいあきらさんがこのマジックをするのを初めて見ました。いくつかのテレビ番組で演技をされていたようですが私が見たのは「うたばん」で、ゲストで大塚愛さんが出演したときでした(調べたら2004年でした…ヤバイ…15年以上前だ…)。大塚愛さんも「え??」「え??」と不思議がり、最後には「ギャ~~」と叫ぶナイスなリアクションでした。それを見るとやはりやってみたくなりますよね…既に廃盤となっていた商品でしたのでヤフオクで購入しました。今でもヤフオクで見かけますが、未だに高い値段がついてます…
この手順の動画はなかなか今では見ることが出来ません。今回紹介するにあたり、どこかにあるのかな?と思い検索をしてみたら、知恵袋かなんかでこのマジックを聞いている記事があり、動画も参照としてURLが示されていましたが、申請により削除されていました。という感じで結局見つけることはできませんでした。さきほど「皆さんご存知」と書いたものの14年も前なら知らない人も多いかもしれませんね。どうなんでしょう??
商品の取説ではシンプルな手順が解説されてます。ご存知ない方に現象を簡単に書こうと思ったのですが、難しいので下記のブログで紹介されているカタログの文章と絵をご覧ください。このカタログもおそらく90年代のカタログからだと思われますのでお持ちの方は少ないかと思います。またこのブログではプラスチックの前の紙カバーの商品(魔法の鏡)のものも紹介されてます。
あと、テンヨーといえばこのブログですよね(私も「カップといえばこのブログですよね」と言って頂けるレベルまでいければいいのですが…)。解説書の手順とほぼ同じ手順の動画を提供頂いています。しかもディズニーランドで撮影している…
ふじいさんの手順では最後に小さな人形が出現します。テレビ局でミッキーを扱うのは著作権の問題でまずいため、テレビではパンダが使われました。パンダ絵が消えたり出たりして、最後はパンダの小さな人形(消しゴム?)が出現するというものでした。
私はどうやって人形が出現させているのか正直わかりませんでした。ですので、自分なりのやり方として、チーズを使うことにしました。ミッキーが消えた状態のパドル(手鏡?)にチーズを乗せて、「チーズで鏡の中に隠れたミッキーを呼びします!」といって、ミニチュアミッキーを出現します。
適切なサイズはどんなものか…いろいろ見て、今は写真のモノを使っています。足が無い方が出現させやすいですし、首がプラプラ動くのもかわいくて、3色ボールペンの後ろにあるものを切って使ってます。ディズニーランドで探してこれを見つけました。
私が持ってるテンヨーのカタログは主に2000年以降なのでそもそもいつ頃発売されたものかわからない…解説書には@1995とい書いてありますので、マジックミラーはそのあたりだと思われます。その前の魔法の鏡はもっと古いのだろう…もしかしたらテンヨーイズムにあるかも…と思い、棚の奥にあったテンヨーイズム(Tenyo-ISM)を取り出して調べてみました。するとありました!「Mirror Mate」というタイトルで1986年の作品として紹介されています。40年近く前の作品ですね。海外ではミッキーではなくチェスの馬(ナイト)の絵です。カバーは紙でできてます。
ちなみにテンヨーイズムについては下記ページをご参照ください。
実は今回、このテンヨーイズムでMirror Mateを探してたら、なんと次のページにふじいあきら氏の手順が解説されているではありませんか!如何にテンヨーイムズを読んでなかったかわかります(笑)。
手順自体はテレビで見たときおよそ追うことが出来ましたが、追うことが出来なかった最後の人形の出し方は…というと、これは海外版なのでミッキーではなくチェスの駒を使うのですが、残念ながら観客の掌に落ちてくるというテレビで見たものと違う出し方でした…。しかし、ふじいあきら氏の手順がちゃんと解説されている貴重な文献であることは間違いないです。
もしどうしても知りたい人はテンヨーイズムを購入されるのもよいかもですが、既に販売下では完売してます。なお、先日オークションで約4万5千円くらいで落札されてました。10万円近くで出品されている方もいます。とにかく見てるだけで楽しめますが、重いです(笑)というわけで、私のレパートリの2つ目としてマジカルミラーを紹介しました。持ち運びも楽ですし、ミッキーというキャラクターは子供から大人まで知っているので導入も割と自然にいけます。マジックの手順としてもすばらしいので、ふじいさんの手順(+人形)付きで再版されることを期待しています…