カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

自分の持っているマジックの道具をカップを中心に紹介。

The Game by Inaki Zabaletta (vernetmagic)

2025-01-15 21:37:00 | スリー・シェル・ゲーム

 スリーシェルゲーム用シェルの紹介です。今回紹介するのはバーネット社がリリースした商品「THE GAME」です。プラスチック製のシェルと、プラスチック製のグラス、布の巾着袋とオンラインの解説動画がセットとなっています。

 とりあえずPVです。


 そして、こちらはオンライン解説動画で解説されている手順です。


 日本では、フレンチさんとマジックオフレコさんで販売しているのを見つけましたが、価格が安いフレンチさん(なぜかマジックオフレコさん高すぎ)のページを示します。

ザ・ゲーム

スリー・シェル・ゲームの決定版!

マジックショップ フレンチドロップ

 

ペンギンマジックのページはこちら

The Game (Gimmicks and Online Instructions) by Inaki Zabaletta

LOOK LIKE AN EXPERT CON MAN The Game is a complete treatise on The Three Shell Game. It comes with all you need to learn and perform this great guessing game. You

Penguin Magic

 

 フレンチさんのページでは「決定版!」や「最高の」とか書かれていますが、ペンギンマジックの評価では★1つで、上記PVの動画には高すぎというコメントがあります(;^ω^)。ペンギンマジックの評価は解説動画のURLが入っていなかったことも含みますので、製品に対する正当な評価では無いと思いますが、プラスチック製のシェルにしては高いと感じるのはわからなくはないです。

 ちなみに、vernetはプラスチック製のシェルだけの販売もしてますが、こちらはそれほど評価が悪くないです。お値段が安いことも理由にはあると思いますが…。写真でみると色は異なりますが、今回のThe Gameに付属するシェルと形が(どう)異なるかはこのシェルを持っていないので不明です。

Three Shell Game by Vernet

The Vernet Shells are perfectly balanced, made of unbreakable plastic and the inner surface is curved to allow easier manipulation of the special pea. Very reali...

Penguin Magic

 

 今回のThe Gameに関して、まずシェルについてコメントします。

 良いところとしては、プラスチック製ですが、いかにもプラスチックの単色ではなく、それっぽく色付けされているところが他のプラ製に比べてよいと思います。また、他のクルミ型シェルに比べると少し大きく、特に高さがあります。高さがあることのメリットの1つは、秘密の動作がバレにくいということがあると思います。また、掴みやすいこともあります。高さがあって、軽いため、普通に持ち上げるのはもちろん、指の間に挟んで持つ(親指・人差し指・中指の間に挟む)のが非常に楽です。金属製のシェルは背が低く重く滑るのでこの持ち方をするのが非常に難しいです。ちなみに、通常クルミの形のシェルはクルミを半分に割ったような形なのですが、このシェルは半分以上の高さがあるので2つ合わせると変なクルミになります(;^ω^)。あと、後部もちゃんとまっすぐではなく隙間があるように作られています。

 次にどうかな?と思う点として、まず、マットとの接触面が細いです。多くのシェルは滑りやすくするために淵に少し面積を作っているのですが、このシェルはそれがありません。滑りが悪い!、とまでは言いませんが、他のものに比べると悪いかなと思います。あと、プラスチック製ですので、軽いです。これは持ち上げやすいという良い点もありますが、秘密の動作をするときに重量のある金属製に比べると少しやりにくい気が個人的にはします(まあ、慣れの問題かもしれませんが...)。

 次にグラスですが、プラスチック製です。シェルが大きいので他で使ってるショットグラスより大きいです。プラスチックなので持ち運びの際に軽くて割れないというメリットがありますが、ガラスの方が実際に使うものでもありますしリアリティがあるかもしれません。大きさはシェルに合わせてぴったり作ってるのかと思いきや結構余裕があります(;^ω^).

 最後に解説動画ですが、約25分の動画です。上に示した実演映像のあと、この手順について詳細に透明な半球シェルを使って解説をしています。そして、その後少しだけ手順に使っていないムーブについて解説しています。手順は見て頂いたように現象も多い、本格的な手順です。お金を使い、あのような演出で行うのはちょっと日本人の演者と日本人の観客には向いていないかもしれません(;^ω^)。私はあのテンションでの演技はちょっときついです(笑)。あと、私のような初心者にとっては、直線的ではなく、ぐるぐる回すような動きはシェルの向きがあるのでちょっと難しいです。お猪口とかの形の方がやりやすいのかもしれません(秘密を知らない人にはわからない表現ですいません…)。スムーズに行うには割と練習が必要だと思います。まあそら練習はなんでも必要ですよね(^◇^;)

 バーネットなのでプラスチック製はいいと思うのですが、故にバーネットしかできないくらいの本物そっくりで重厚なプラスチックシェルだともっと評価が上がっただろうなと個人的には思ったりします(^◇^;)