何か、バチがいのことが起こりそう。
くそ。大の字にふんぞり返ったまま歌う。
音痴だろうが何だろうが、かまわない。
っ耳の中に達するごう音が絶え間ない。
頭上満天の星ばかり。
歌を極めていたが、声がかすれて
くたびれて眠くなってきた。
うとうとしていたら深夜だ。
もう秋だ、段々こちらも寒くなって
ガタガタと身体が震えている。
真ちゃん、火の周りしよう。
はいな、(カチカチ火の用心。火の用心さつさいましよう)
どこの言葉、あんまり深く考えてない。
ああ、ここの家はだめだ。
v>風呂に入ってら、覗くのかい。
いや、つかまつたら、言い訳を考えないといけない。
俺れは、ついでき心で、ここんちの下着を盗んじゃった。
されがよ、母ちゃんがはくんだ。
それを見た娘さんが下から覗くんだ
これ私の、そりや、そうだろうよ。
あんたのものだ。
それはとうに分かっているのだ。
娘さんも返してくれともいえないのだ。
おれの母ちゃんの方がいい、年上だし
それは言えない。
それに、いいものだと威張っている。
俺は、心のそこで捨ててくれと、死んでもいえね。
もうとうに、誰が盗んだのか分かっている。
だがいえねの?
聞きたくても、聞けねー。
ああ、この世は地獄だ。
あんたこんな経験ある?