まいごのイケてないブログ

なんだかなぁ~。と思うようなことを書いてみたい。

心合寺山古墳(しおんじやまこふん)

2025-02-10 17:57:42 | Weblog

全国に古墳は16万基。

もう、なくなってしまった古墳も随分あるのですが、まだ残ってるものもこんなにあるんですね!

奈良の古墳は、かなり原形をとどめていますが、大阪では残念なものが多いです。

あの大きな大仙古墳でさえ、農業の灌漑に使われていたりして、天皇家の力が弱まってた時代には、

天皇陵と比定されてる古墳でさえ、きちんと管理されていませんでした。

ましてや天皇や皇族のお墓でないものは、私有地になり、売られて壊されて

宅地になったり、畑や田んぼになったりしてしまってるんですね。

今回も見に行った心合寺山古墳でさえ、崩れて、完全な復元はされていません。

前方後円墳ですが、その部分はほぼ、復元整備されて、見学路がついていますが、

濠が途切れていますし、多分陪塚なども多くは消えてしまっているのでしょう。

大阪では堺市の百舌鳥古墳群と羽曳野市周辺の古市古墳群が有名ですが、

実は、意外と身近に古墳はあります。

私は北摂に住んでいますが、茨木市の太田茶臼山古墳(継体天皇陵と比定)や、

高槻市の今城塚古墳(おそらく本当の継体天皇陵)などがあり、見に行きました。

今は、宮内庁管理の天皇・皇族陵以外の古墳も管理復元されているところが多いですが、

なくなってしまって、その記憶や記録さえ残されていないものも多いのだと思います。

心合寺山古墳は学習館が隣接されており、体験教室などもあるので、ホームページでも紹介されているし

旅行サイトの観光スポットなどでも紹介されているので、今回行ってみました。

お天気が心配だったので(昼から下り坂予報)10時にはにわストラップづくりを予約して

十分間に合う時間に出たのに、カーナビで「しおんじやまこふん」も「心合寺山古墳学習館」も出ない。

電話番号もダメ。仕方なく、スマホのナビで道案内させるが、左折するので上っちゃだめのバイパスに上がってしまう。

中央環状線は混むので、一本山手の外環状線を走りたかったのに、そのあといくら左折しても道がなく、

結局中央環状に戻される。つまり、らせん状にぐるぐるグルグル遠回りして時間間に合いそうにないので電話。

「迷子になってて、時間にまにあいそうにありません。(^^;」

「11時の予約も空きがあるので大丈夫です。気を付けてゆっくりお越しください。」

と言っていただきました。だいぶ田舎道の中にありました。ま、古墳だからね。

はにわストラップづくりを30分ほどやって、焼いてもらってる間に古墳を観に行きます。

オーブン粘土ではにわを形作り、一旦預けてオーブンで焼いてもらいます。

学習館の入り口に模型があります。ここから、古墳に行けます。

心合寺山古墳(しおんじやまこふん)

まずは後円部が見えてきます。後円部は敷石がなくよく見る緑の小山風です。

一本立ってる木は桐で復元するときに、残すか、切るか迷って、結局残したそうです。

もとは2本あったのですが、台風で倒れてしまい、今は1本になったようです。

この場所はベンチがあったりして、春はお弁当を広げるか家族連れも。桜が植わってますしね。

ここは、見学路が整備されていますし、スタンプラリーを楽しみながら回ります。

学習館にあるパンフレットがスタンプラリー用紙になっています。

心合寺山古墳のと、やま恋のと2種類貰っていきましょう。(私たちはやま恋おもらわずに行きました。)

なので、↓この看板を見て、心合寺山古墳のスタンプラリーと混同してだいぶ悩みました。情報収集大事です!

私は最近漫画を読まないので知らなかったのですが、「やま恋で八尾来い」という漫画の舞台だそうです。

学習館にコーナーもあって、コミック本もおいてありました。

これ読んでからだと、楽しさ倍増だそうです。(後で聞きました…_| ̄|○)情報収集大事です!!

濠には鴨さんたちがたくさん泳いでいました。ここからだと古墳の感じだいぶわかりますね。

円筒埴輪が復元されて並べられています。ここから、時計回りに歩いていきます。

ところどころに、スタンプラリーのヒントとスタンプがあります。

古墳に行く前にスタンプラリーの参加を申し出て、スタンプ台を借りていく方式だったようです。情報収集大事!!!

大人だからか、何も言ってもらえなかったので私たちは用紙さえ片方しか持たずに古墳に行ったので後でもう一度

古墳に行く羽目になりました。_| ̄|○(落とし物をしたかも!?だったせいもあるけど)

ぐるっと回ると前方部と後円部のくびれのところに出ます。

後円部に上る階段が見えてきます。

円筒埴輪と朝顔器台が規則正しく並んでいます。てっぺんに飾りのついた衣笠型埴輪は

「ハニワ皇帝」のモデルです。

ハニワ皇帝、多分ここのマスコットキャラ。オッサンなので全然かわいくないです(ーー;

埴輪、、癒し系なのに、これは邪道です。(私はアンチハニワ皇帝です)TVにも出てたけど

私の大嫌いな「俺様」キャラぽかったです。※個人の見解です。

これは前方部。ここにも方形壇があります。ちょっと変わってますね。

前方部から後円部までは結構距離があります。ずらりと埴輪列。壮観です。

前方部から階段を降りると模型の広場です。

左側に作り出しがある全長160Mの前方後円墳です。五世紀後半ごろに作られたそうです。

2個上の模型から前方部を見た写真の右の端の方に移ってる石板がこれです。

謎に、一基だけおかれてた円筒埴輪があった場所です。

何のためにこの場所に、一基だけ立てたのか?まだまだ謎が多いですね。古墳時代。

ここは拭き一が復元されています。

当時の葺石が使われているようです。

兵庫県の五色塚古墳の葺石はこぶし大の丸い石でしたが、ここのは大振りでごつごつ

したものです。

五色塚古墳

こちらが五色塚古墳の石。違いますよね。

五色塚古墳

五色塚古墳

五色塚古墳もきれいに整備されて復元されています。天皇陵ではないので、上れます。

心合寺山古墳に戻って、上っていきましょう。

この先の後円部には粘土槨が3つ発見されています。

古墳はお墓です。その自覚をもって見学しましょう。

ここは、まだ、発掘されていないご遺体が2体眠っています。

くれぐれも踏んだりしないように気を付けましょう。

一番西側の棺だけは発掘されて、学習館の展示室(大人240円)に資料が展示されています。

実物大模型が展示されていて迫力があります。

頭頂部から見たくびれ部と作り出し部分。ここに水の祭祀場の跡があったようです。

特殊な形の家型埴輪が出土していて、展示室にはにわのレプリカがあります。

左半分と前方部が葺石を復元、あとは土のままなので緑、という姿です。

私は、前方後円墳の形がよくわかるのでこの角度の古墳が好きです。

ぐるっと回ってはにわ列のところへ戻りました。

そろそろ、埴輪が焼きあがったと思うので学習館に戻ります。

※ はにわストラップづくりはすでに記事を書き終えています。

このあと、展示室も見たのですが、展示室は撮影禁止なので、記事はありません。

あと、周辺の古墳巡りもしたので、その記事は書きたいと思います。

 

 

 

 


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