まいごのイケてないブログ

なんだかなぁ~。と思うようなことを書いてみたい。

エンバーミング

2018-11-02 23:43:21 | Weblog
バタバタして書けなかった父の葬儀のあれこれを書き残しておきたいと思います。
(この文は別のサイトの日記を書きなおしたものです)

2018/10/06 23:50:14

まだ、どうしても父のことを考えてしまう。

私は、自宅で家族に囲まれて旅立った祖祖母以来、病院での最後には
祖父母も、母も、義父母も間に合わなかった。

病院に泊まり込みの決意をして、父の最後を看取れたのは本当に
よかったと思う。
と同時に、妹たちにすまない気持ちでいっぱいだ。
何しろ、私なんかより、妹たちの方がずっと父の世話をしてきたから、
本当はいもうとたちにも見届けさせてやりたかった。
けど、サラリーマン家庭の私と違って、銭湯を経営してるきょうだいたちは
中々自由にならない。
22:47に父が旅立ってから、すぐに電話して、ウチの子供たちと上の妹は
駆けつけたが、あと1時間なので、弟と下の妹は24時の閉店まで営業し、
父の帰りを待つ形となった。
下の妹に葬儀社への電話を頼んで、父の支度の間1時間半ほど待つ。
お迎えが来て、父と妹がその車に乗り、私たち3人は後を追う。
今は、全く普通の車なんですね。
公道を走っていても、全くわかりません。
今は会館でお別れの式をするケースが多いでしょうが、ウチはいつも自宅です。
今まで寝ていた布団を敷いて、クーラーとドライアイスで冷やします。
けれど、台風が来ていたため、土日の葬儀は無理だと言われ、
月曜。火曜の通夜、告別式になったため、エンバーミングを勧められました。
普通は湯かんですが、今回は日にちが先になるし、まだ夏場なので
お願いしました。
実は、父は【男前】で通っておりまして、自慢の父でした。
脳梗塞で倒れて、まひが残ってしまったので、口がしまりづらくなっており、
呼吸が苦しかったこともあって、最後も口が開いたままになっていました。
私たちは、それが気になり、お迎えが到着するまでの1時間半、
実は順番に顎を支えて口を閉じていました。
いもうとも
「イケメンの儘、行ってほしい」
と言っていましたし、私もそう思いました。
顎を押さえる装具(?)もあるのですが、それだと頬にしわが寄ってしまいます。
それでは不自然なので、顎を支えて少しでも口が閉じるようにと思ったのでした。
エンバーミングは、生前の素顔に近づける、というので遺影だけでなく
生前の顔に修復するためにも写真が必要だったようで色々さがしましたが
結局いいものがありませんでした。
2晩息子と娘が交替で添い寝しました。
だんだん、笑ってるような表情になり、それはそれでよかったのですが、
葬儀にいらっしゃる皆さんのイメージはそれではないだろうということで
少し若いですが、私の結婚式の時の写真を使いました。
綺麗な顔になって戻ってきて、葬儀でも
「男前やわ~」
「きれいな顔やわ」
と言ってもらえました。

葬儀のやり方も、色々変わってきてるようですね。

司会の方に父の話をすると、父の紹介もうまくまとめてくださいました。
歌が好きで石原裕次郎が好きだったというと、通夜や葬儀が始まる前にずっと裕次郎を流してくださいました。

花は知り合いの花屋さんに頼んだので、葬儀なりがちな地味な菊の花ではなく、
華やかなユリやダリアやトルコ桔梗ポンポン菊などでとても素敵でした。
父はお花も好きでしたので、そういうふうにしてくださいとお願いしたのです。

葬儀社の担当の方もすごくよくやってくださいました。
事務的ではなく、こちらの気持ちに寄り添い、誠心誠意で務めてくださいました。

家族葬に近い形でこじんまりと、と思っていましたが、お店を何日も休みましたので、懇意にしてるお客さんはたくさん参列して下さいました。
いい葬儀になったと思います。

自分の時はどうしようかな。
いろんな希望要望を子供たちに伝えておかなければなりません。
そういうことも色々と考えてしまいます。


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