「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

声を出す時に緊張したら。

2009年11月27日 | 林流 ぼちぼちヴォイストレーニングとは?
人前で話す時、歌を歌う時、読み聴かせをする時などなど、緊張して声が揺れてしまったり、息苦しくなったり、声が出なかったりした経験はありますか?
緊張しないようにしても、緊張はしてしまいますから、「 緊張して当たり前 」と思っていたほうが、気持ちは楽になると思います。でも緊張して自分が伝えたいことを伝えられないのはなんとかしてあげないといけないと思います。緊張が問題ではなくて、表現できないことが問題になってきてしまいます。ですから、声が出てきてくれる体の状態をつくってあげる。僕はこれを「 声のお手入れ 」と呼んでいます。声がフッと出てきてくれる。声を出しちゃっている状態を作ってあげればいいんです。
そんな「 声のお手入れ 」ですぐにできることを一つご紹介します。
よく「 深呼吸 」するといいますが、先に吸っては上半身( 首・肩・胸・腕 )が緊張して、浅い呼吸になります。力を抜きたいのであれば、先に吐いてください。ゆっくりと一定に息を吐き出してください。そうすると上半身の力が抜けやすく、深い呼吸になります。声は上半身に力が入りすぎると、揺れたり、息が早く終わってしまったりします。声もこもりやすくなります。「 呼吸 」という字のごとく、吐くことを先にしてあげてください。きっと声が出しやすくなります。緊張もほぐれやすくなります。
ご参考にしてください


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4 コメント

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感謝です☆ (まる)
2009-11-28 22:38:16
先週、先生の講座を受講いたしました。
先生のレッスンやお話はとても興味深く、楽しくて時間が経つのも忘れる程でした

私は以前から自分の声にコンプレックスがあって、ずっと声を変えたいと思っていました。
でも声を変える方法がわからなくて、それでも生活していく中でたくさん声を使わなければならないので、漠然とどうにかしたい、もっとよく通る、聴きとりやすい、落ち着いた声で話したいと考えていました。
そんなときに先生の講座の存在を知り、声磨きは自分磨き、という先生の言葉に魅かれて思い切って受講することを決めました。
まだ声が変わった実感はないけれど、人生に対する姿勢、周りやものごとへの視点が変わってきたことを強く感じます。
先生に教えていただいたことを生かして、これからもっともっと自分を磨いていきたいです。
重すぎる腰を上げて先生の講座を受けて本当によかったです。
先生に出会っていなければずっと変われなかったように思います。
本当にありがとうございました
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「 まるさま 」へ。 (林重光)
2009-11-29 22:11:18
コメントをお書きくださりありがとうございます。
講座をお受け下さったのですね。ん~どこの講座でお会いしたのでしょうか。講座ご参加、感謝いたします。

「 声 」にコンプレックスのある方は、僕の想像以上に多くいらっしゃいます。コンプレックスなのはなぜだろうと考えてもみましたし、お話をお聞きしたりもしていますが、やっぱり人それぞれですね。
でも日常生活でそう感じる機会があるようです。例えば、話していて聞き返されることが多い、歌っていて「 音がはずれている 」と言われたことがあるなど、日常生活の中での出来事が何度か繰り返し起こることで、「 重みづけ 」されていき、意識するようになることがあるようです。

声は日常生活で使用するものですから、日常生活での声の使い方が大切だと感じています。
体という自然物から出てくる声は、なかなか思うようにはいきません。必要とする時に声が出てくれないと切なく感じることもあります。それは収穫を目の前にして台風により収穫できない状態に似ているかもしれません。声が出てきてくれた時、実りある収穫で自然に感謝する気持ちに似ているかもしれません。自然には逆らえないし、逆らってはいけない。これが声だと思います。ですからどんな声でも、出てきてくれるだけで有り難いと思います。

自然を手入れすることを、声のお手入れと僕は呼んでいます。体を感じ、声を感じる。そうすると自然が声の出し方を教えてくれます。声が色々なことを教えてくれる。今の自分の体や心の状態を教えてくれる。これを声磨きは自分磨きと呼んでいます。声は二度と同じ声は出てきてくれません。まるで一期一会のようです。
是非、声を出すことを楽しんでいただけたらと思います
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Unknown ()
2009-11-30 16:27:34
呼吸は、やっぱり大切なんですね(-ω-)
歌う時に限らず
緊張をすると必ず呼吸がおかしくなっている気がします..

呼吸方、実践してみますね♪
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「 みさま 」へ。 (林重光)
2009-11-30 17:09:41
コメントありがとうございます。
おっしゃるように呼吸は大切です。声を対象として考えれば、声のエネルギー源となるのが呼吸です( 声を出すのは息を吐く時であり、これを呼気と言います。体にとっては二酸化炭素などの老廃物を排出する時に声は生まれるということになります。僕はこれを「 声はリサイクル利用 」と呼んでいます )。
呼吸を意識してしまうと呼吸は不自然になります。1分間に自分が何回呼吸をしているか数えてみてください。数えられません つまり、生きるために呼吸は必要であり、意識しない無意識呼吸が自然です。話す時、読む時、歌う時に呼吸を意識しすぎると、呼吸は不自然になり、不自然な声が出てきます。ですから呼吸から直接アプローチをしてしまうことは避けたいものです。呼吸のことは考えず、今の体の状態を「 感じる 」ことだけをしてあげてください。結果、呼吸が落ち着いていると思います。自然の手入れというのはほとんど直接アプローチできないことが多いです。呼吸が乱れているなどは、あくまでも「 現象 」でしかありません。色々な巡り合わせ、状況が重なって、呼吸が乱れている状態が目に見えているだけです。それを手入れするために必要なことが観察するということだと思います。僕の場合は鳥や昆虫を観察することによって、感じる力を養っています。そうすると、体のどこを手入れしてあげると呼吸が落ち着いてくるのかが見えてきます。体、声は不思議で面白いです。呼吸は体の状態を見せてくれている、一つの「 バロメーター 」として、呼吸を感じていただけたらと思います
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