「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

日本人の言語能力は落ちている。

2017年05月26日 | 体感記録日記
日本人の言語能力は落ちている。これが私の考えです。

多くの文章が、口語体によって書かれています。
これにより何が失われるのかといえば、それが言語能力です。
言語能力が失われるということは、論理的思考が失われているということ。
何かを人に言葉で伝えていきたい時に必要なことが、論理的思考です。
ものごとを順番に、時系列順に並べて説明をする。
文語体で書く能力を今一度身につけないと、言葉を使って伝えることは、困難となっていくでしょう。

「言文一致」が、口語体を優先させ、文語体が書けなくなった。
結果、論理的思考力が落ち、言語能力が落ちた。
そして、伝える力が落ちたのです。

論理的思考ができなくなると、何が困るか。もう一つあります。
それは自分の考えを掘り下げることが浅くなるということです。
自分の考えを掘り下げることにより、自分の考えを持つことができ、論理的に説明することができます。
そしてようやく、他者と議論をすることができるのです。
つまり、日本人は議論が苦手ということです。
議論をして合意形成をすることができない。
相手の話しを聞くことが大切と言われていますが、相手の話しの内容を理解するためにも、論理的思考が必要です。
それができなければ、情に訴えるしかない。
これは論理でもなく、理屈でもありません。
情に訴えて相手の情を自分と同じにする。
日本人はお涙頂戴ストーリーに弱いことと関係しています。
ちなみに、論理的思考がなくてもストーリーは作れますが、論理的思考ができないと、物語はつくれません。
なぜならば、物語は始まりと終わりがあるからです。

簡潔にまとめると…
・日本人の言語能力は落ちている。
・言語能力が落ちたということは、論理
的思考ができなくなっているというこ
と。
・論理的思考ができなくなると、自分の
考えを掘り下げることが浅くなる。
・自分の考えがなければ、議論ができな
い。よって、日本人は議論が苦手であ
ること。

これらを解決するには、口語体ではなく、文語体で書くことをすること。

自分の伝えたいことや考えを、「一冊出版する意識」で書いてみると、文語体で書く力がつくと考えます。

文語体で書く。
伝える力をつけたい方は、ぜひおこなっていただけたらと思います。

5月25日(木)のつぶやき

2017年05月26日 | 体感記録日記

声は一期一会

2017年05月25日 | 体感記録日記
声は二度と、同じ声が出てきません。
「自分の声が嫌い」。
「上手く話せなくて嫌だ」。
そう感じている方もおられるでしょう。
それでも、二度と同じ声は出てこないということは、知っておいていただきたいのです。

常に、声は一期一会。
新たな声が生まれてきます。

5月15日(月)のつぶやき

2017年05月16日 | 体感記録日記