ペンネーム牧村蘇芳のブログ

小説やゲームプレイ記録などを投稿します。

第106話 坂東宮

2025-01-26 18:00:36 | ゲームプレイ記録「真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER」完

 カグツチ塔のフィールド外周を歩いて
 カンダと表示される場所へ。

 将門塚がある…
 公の御剣は突然輝きだした。
 隼人の身体を
 まばゆい光が包み込んでゆく…

 着いたところは坂東宮。
 画面右上には拝殿と表示されている。
 BGMは、シンジュク衛生病院で
 聴いたことがあるような気がした。
 まるで初心に帰れとでも
 言われているかのように思える。

 ここではオートマップ不可。
 周囲を見て方角を確かめて進む。

 入ってすぐのT字路を北に歩き出すと
 外廻廊と表示された。
 道なりに西へ進み、鳥居のある所へ。

 転移され、今度は内廻廊と表示される。
 下り坂を下りていくと、
 最初の御柱に着いた。
 隼人は御柱を下ろした。

ビシャモンテン
「ほう、ここへ入り込む程の強者…
 誰かと思えば隼人ではないか。
 やはりそなたも
 あの社を目指しているようだな。
 ならば、分かっておろう。
 それがしを倒さねば道が開けぬことを!
 行くぞ、隼人!」

1ターン目

 鬼神ビシャモンテン、龍の眼光、
 マカカジャ×4回、メギドラオン、
 隼人とライドウは躱した、
 他はダメージ、

 隼人、デカジャの石、
 魔人マザーハーロット、気合い、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(1回目)、
 隼人、物反鏡、

2ターン目

 鬼神ビシャモンテン、龍の眼光、
 タルカジャ×4回、メギドラオン、
 ライドウは躱した、
 他はダメージ、

 隼人、宝玉輪
 魔人マザーハーロット、ヘルファング、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 大天使ミカエル、次に回す、
 隼人、物反鏡、

3ターン目

 鬼神ビシャモンテン、龍の眼光、
 マハラギダイン、
 隼人、禍魂ゲヘナ、火炎吸収、
 大天使ミカエル、無効化、
 ライドウは躱した、
 魔人マザーハーロット、ダメージ、

 隼人、気合い、
 魔人マザーハーロット、邪神の蛮声、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(2回目)、
 隼人、物反鏡、

4ターン目

 鬼神ビシャモンテン、龍の眼光、
 マカカジャ×4回、プロミネンス、
 隼人、禍魂ゲヘナ、火炎吸収、
 大天使ミカエル、無効化、
 ライドウは躱した、
 魔人マザーハーロット、ダメージ、

 隼人、至高の魔弾、クリティカル、
 魔人マザーハーロット、ヘルファング、
 クリティカル、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(3回目)、
 隼人、魔人マザーハーロットに宝玉、
 魔人マザーハーロット、気合い、

5ターン目

 鬼神ビシャモンテン、龍の眼光、
 マカカジャ、マハラギダイン、
 隼人、禍魂ゲヘナ、火炎吸収、
 大天使ミカエル、無効化、
 他は躱した、

 隼人、気合い、
 魔人マザーハーロット、ヘルファング、
 クリティカル、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(4回目)、
 隼人、至高の魔弾、

6ターン目

 鬼神ビシャモンテン、龍の眼光、
 魔人マザーハーロットに攻撃、
 魔人マザーハーロット、物理反射、
 鬼神ビシャモンテン、ダメージ、

 隼人、気合い、
 魔人マザーハーロット、吸血、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 大天使ミカエル、次に回す、
 隼人、至高の魔弾、

7ターン目

 鬼神ビシャモンテン、龍の眼光、
 タルカジャ、
 大天使ミカエルに攻撃、
 大天使ミカエルは躱した、
 烈風破、
 魔人マザーハーロット、物理反射、
 鬼神ビシャモンテン、ダメージ、

ビシャモンテン
「見事…」

 以上、終了。
 10000EXP、10000マッカ、力の香1個入手。

 …ノーマルモードだとこんなもの?
 デクンダが無いから弱体化し放題だけど…
 たぶん物反鏡はいらなかったかもしれない。
 隼人がもっと攻撃に集中していれば、
 もっと早く戦闘終了したと思う。
 魔人マザーハーロットの吸血は操作ミス。
 力の香はすぐにライドウに使った。

 入ってきた入口まで戻り、今度は南へ進む。
 こちらには途中に思念体がいた。

思念体
「やんごとなきあのお方は、
 ご覧のお社におわします。
 4本の御柱を全て下し、
 四天王の試練を乗り越えた者だけが、
 公へのお目通りを許されるのです。
 …ただし、四天王はごっつい力で
 ビルドアップされています。
 ご用心下さい…」

 坂東宮のチュートリアル思念体であった。
 …もしかしたら、こっちから攻略して、
 最後に鬼神ビシャモンテンに挑むのが
 正規ルートなのかもしれない。

 とりあえず気を取り直して鳥居に入り転移。

 妖精ティターニアがLV84に。

☆妖 精:ティターニアLV84/HP702/MP372
 能力値:力23/魔40/体33/速22/運22
 相 性:破魔・呪殺反射、魔法全般に強い
 スキル:絶対零度/氷結高揚/ラクカジャ
     メギドラオン/汚れ無き威光
     メディアラハン/常世の祈り
     勝利の雄叫び

 大天使メタトロンがLV96に。
 天罰を覚えた。
 マハンマオンを諦めた。

☆大天使:メタトロンLV96/HP750/MP393
 能力値:力32/魔35/体29/速24/運16
 相 性:破魔・呪殺・バッドステータス攻撃無効
 スキル:メギドラオン/汚れ無き威光/天罰
     タルカジャ/ラクカジャ/マカカジャ
     ランダマイザ/勝利の雄叫び

 坂東宮での戦闘は、
 魔神、女神、地母神、鬼神、神獣、聖獣など
 LIGHT系ばかり。
 ただ挑発後のメギドラオン2回に耐えられる
 敵はいないので戦闘自体は楽だ。
 もうこのレベルになると無双状態と化している。

 転移後は道なりに進み、
 途中のT字路は真っ直ぐ北へ。
 下り坂を下りていく。
 上の道をくぐると分かれ道。
 南に水平に伸びた道と、
 その右脇に下り坂ある。
 下り坂を歩いて行くと2本目の御柱だ。

 隼人は御柱を下ろした。

ゾウチョウテン
「御柱に近づく輩はそなたたちか?
 そなたたちが社を目指すのならば
 我が試練を乗り越えよ!
 行くぞ!」

1ターン目

 魔人マザーハーロット、気合い、
 隼人、タルカジャ(1回目)、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 地母神スカディ、真空刃+衝撃高揚、
 魔人マザーハーロット、ヘルファング、
 隼人、気合い、

 鬼神ゾウチョウテン、龍の眼光、
 マカカジャ(1回目)、ショックウェーブ、
 隼人、禍魂アダマ、電撃反射、
 地母神スカディ、電撃反射、
 魔人マザーハーロット、電撃吸収、
 ライドウは躱した、

2ターン目

 魔人マザーハーロット、気合い、
 隼人、タルカジャ(2回目)、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 地母神スカディ、真空刃+衝撃高揚、
 魔人マザーハーロット、ヘルファング、
 クリティカル、

 鬼神ゾウチョウテン、龍の眼光、
 マカカジャ(2回目)、ショックウェーブ、
 隼人、禍魂アダマ、電撃反射、
 地母神スカディ、電撃反射、
 魔人マザーハーロット、電撃吸収、
 ライドウ、ダメージ、

3ターン目

 魔人マザーハーロット、気合い、
 隼人、至高の魔弾、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 地母神スカディ、真空刃+衝撃高揚、
 魔人マザーハーロット、ヘルファング、
 クリティカル、
 隼人、ライドウに宝玉、

 鬼神ゾウチョウテン、龍の眼光、
 マカカジャ(3回目)、ショックウェーブ、
 隼人、禍魂アダマ、電撃反射、
 地母神スカディ、電撃反射、
 魔人マザーハーロット、電撃吸収、
 ライドウは躱した、

4ターン目

 魔人マザーハーロット、気合い、
 隼人、気合い、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 地母神スカディ、真空刃+衝撃高揚、
 魔人マザーハーロット、ヘルファング、

 鬼神ゾウチョウテン、龍の眼光、
 マカカジャ4回目)、
 隼人にジオダイン、
 隼人、禍魂アダマ、電撃反射、

5ターン目

 魔人マザーハーロット、気合い、
 隼人、至高の魔弾、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、

ゾウチョウテン
「見事…」

 以上、終了。
 5000EXP、10000マッカ、体力の香1個入手。

 ライドウ以外は電撃耐性あったので、
 マカカジャ使われても放置OK状態。
 メギドラオン1回も無し。
 気合いからの直接攻撃も無し。
 味気ない戦闘だった。
 体力の香は隼人が使った。

 地母神スカディがLV80に。
 チャクラポットを貰った。

☆地母神:スカディLV80/HP606/MP333
 能力値:力25/魔31/体21/速20/運15
 相 性:衝撃・破魔・魔力無効/電撃に弱い
 スキル:真空刃/衝撃高揚/スクカジャ
     大地震/メギドラオン
     衝撃反射/電撃反射/勝利の雄叫び

 坂を上ったら南へ進む。
 道なりに進んだ先の行き止まりに宝箱がある。
 隼人は50000マッカ入手した。

 真っ直ぐ進んだT字路まで戻り、西へ進む。
 2回下り坂を下り、T字路を南に進む。

 隼人がLV97に。
 デスカウンターを覚えた。
 精神無効を諦めた。

☆修羅王:檀隼人LV97/HP998/MP387
 能力値:力31/魔30/体26/速30/運27
 補正値:力+1/魔+2/体+5/速+7/運+4
 合 計:力32/魔32/体31/速37/運31
 禍 魂:ソフィア/破魔無効
 スキル:至高の魔弾/死亡遊戯/気合い
     貫通/会心/デスカウンター
     タルカジャ、三分の活泉

 道なりに進むと南に宝箱、北に鳥居がある。
 まずは宝箱から50000マッカ入手した。
 戻って鳥居に入り転移。

 転移先の東の道は行き止まりなので南に進む。
 するとまた鳥居で転移した。

 転移先は1本道。
 行き着いた所は3本目の御柱だった。
 隼人は御柱を下ろした。

コウモクテン
「御柱に近づく輩はそなたたちか?
 我との闘いが試練となるか神罰となるか、
 試してみよ!
 覚悟!」

1ターン目

 隼人、タルカジャ(1回目)、
 魔人マザーハーロット、ショックウェーブ、
 鬼神コウモクテンは躱した、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 大天使ミカエル、ショックウェーブ、

 鬼神コウモクテン、龍の眼光、
 ラクカジャ(1回目)、
 ラクンダ(1回目)、
 マハザンダイン、
 隼人、禍魂グンダリ、衝撃吸収、
 大天使ミカエル、無効化、
 他は躱した、

2ターン目

 隼人、気合い、
 魔人マザーハーロット、ショックウェーブ、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 大天使ミカエル、ショックウェーブ、
 隼人、至高の魔弾、
 鬼神コウモクテンは躱した、
 魔人マザーハーロット、ショックウェーブ、

 鬼神コウモクテン、龍の眼光、
 ラクカジャ(2回目)、
 ラクンダ(2回目)、
 魔人マザーハーロットに攻撃、
 魔人マザーハーロット、物理反射、

3ターン目

 隼人、気合い、
 魔人マザーハーロット、ショックウェーブ、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 大天使ミカエル、ショックウェーブ、
 隼人、至高の魔弾、
 魔人マザーハーロット、デクンダ、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、

 鬼神コウモクテン、龍の眼光、
 ラクカジャ(3回目)、
 ラクンダ(1回目)、
 大天使ミカエルに攻撃、
 大天使ミカエル、ダメージ、
 隼人に攻撃、
 隼人、ダメージ、デスカウンター、

4ターン目

 隼人、宝玉輪、
 魔人マザーハーロット、気合い、
 ライドウ、次に回す、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(1回目)、
 隼人、デカジャの石、

 鬼神コウモクテン、龍の眼光、
 ラクカジャ(1回目)、
 ラクンダ(2回目)、
 マハザンダイン、
 隼人、禍魂グンダリ、衝撃吸収、
 大天使ミカエル、無効化、
 他はダメージ、

5ターン目

 隼人、気合い、
 魔人マザーハーロット、ヘルファング、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(2回目)、
 隼人、至高の魔弾、
 クリティカル、
 魔人マザーハーロット、ヘルファング、

 鬼神コウモクテン、龍の眼光、
 ラクカジャ(2回目)、
 ラクンダ(3回目)、
 魔人マザーハーロットに真空刃、
 魔人マザーハーロット、死亡、
 大天使ミカエルに真空刃、
 大天使ミカエル、無効化、

6ターン目

 隼人、地母神スカディ召喚、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(3回目)、

 鬼神コウモクテン、龍の眼光、
 マカカジャ(1回目)、
 地母神スカディに真空刃、
 地母神スカディ、衝撃反射、

7ターン目

 隼人、気合い、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(4回目)、
 地母神スカディ、次に回す、
 隼人、至高の魔弾、

 鬼神コウモクテン、龍の眼光、
 気合い、デスバウンド(2回)、
 地母神スカディのみ、1回ダメージ、

8ターン目

 隼人、気合い、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 大天使ミカエル、デスバウンド、
 地母神スカディ、次に回す、
 隼人、至高の魔弾、

コウモクテン
「見事…」

 以上、終了。
 5000EXP、10000マッカ、速さの香1個入手。

 最初、集中攻撃したのが失敗。
 早めにランダマイザしなかったせいで
 戦闘が長引いてしまった。
 5ターン目、魔人マザーハーロットの
 ヘルファングで終わるかと思ったけど
 終わらなかったのが見通しの甘さ。
 真空刃で退場するはめに。
 皆ビルドアップしてるんだから、
 ナメてかからないようにしよう。
 早さの香はライドウに使った。

 ライドウがLV94に。

☆???:ライドウLV94/HP714/MP357
 能力値:力33/魔25/体25/速27/運17
 相 性:破魔・呪殺・バッドステータス攻撃無効
     物理・魔法全般に強い
 スキル:ブギウギ/ヨシツネ見参/的殺/挑発
     モコイブーメラン/ミシャグジ雷電
     永世ライドウ/ジライヤ乱舞

 来たルートを戻っていく途中で、
 右(東)に上がる坂道と、
 北に進む道のT字路がある。
 ここは真っ直ぐ北に進む。
 すぐ東に折れて坂を下っていく。

 すると最下層に着いた。
 中央付近に思念体がいる。

思念体
「ここだ! この上だ!
 やんごとなきあのお方は
 この上におわしますぞ!」

 この最下層から上がる坂道は2箇所。
 奥の北側と、手前の東側にある。
 奥の北側は何も無いので、
 手前の東側を上ると、すぐに御柱があった。
 隼人は最後の御柱を下ろした。

ジコクテン
「御柱に近づく輩はそなたたちか?
 そなたたちが社を目指すのならば、
 我に勝利せよ!
 いざ、勝負仕る!」

1ターン目

 隼人、タルカジャ(1回目)、
 魔王ベルゼブブ、ランダマイザ(1回目)、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(2回目)、
 隼人、気合い、

 鬼神ジコクテン、龍の眼光、
 マカカジャ(1回目)、
 ライドウにブフダイン2回、
 1回目のみダメージ、
 2回目は躱した、

2ターン目

 隼人、至高の魔弾、
 クリティカル、
 魔王ベルゼブブ、ランダマイザ(3回目)、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 大天使ミカエル、ランダマイザ(4回目)、
 隼人、気合い、
 魔王ベルゼブブ、気合い、

 鬼神ジコクテン、龍の眼光、
 マカカジャ(2回目)、
 大天使ミカエルにブフダイン、
 大天使ミカエル、無効化、
 マハブフダイン、
 隼人、禍魂ミズアマ、氷結無効、
 大天使ミカエル、無効化、
 他は躱した、

3ターン目

 隼人、至高の魔弾、
 クリティカル、
 魔王ベルゼブブ、地獄突き、
 ライドウ、ヨシツネ見参、
 クリティカル、
 大天使ミカエル、デスバウンド、
 クリティカル、
 隼人、気合い、
 魔王ベルゼブブ、気合い、
 ライドウ、ヨシツネ見参、

 鬼神ジコクテン、龍の眼光、
 マカカジャ(3回目)、
 マハブフダイン、絶対零度、
 魔王ベルゼブブのみ1回ダメージ、
 他は無効化または躱した、

4ターン目

 隼人、至高の魔弾、

ジコクテン
「見事…」

 以上、終了。
 5000EXP、10000マッカ、魔力の香1個入手。

 鬼神コウモクテンでの反省を活かした結果。
 やっぱりランダマイザ4回やってしまって
 からの方が良いというのを立証した感じだ。

 あと、単体物理攻撃スキルは
 地獄突きを付けるのが精一杯だった
 魔王ベルゼブブに驚嘆。
 何、あのダメージ値…
 ライドウのヨシツネ見参、越えてたんじゃ?
 …地獄突きナメてました。
 これで十分閣下戦に挑めると思う。

 全ての御柱が下ろされ、お社が下がってきた。
 マップが微妙に変化している。
 行けなかった箇所も行けるようになり、
 最後(3つ目)の宝箱を開け、
 50000マッカ入手した。

 振り向くと、奥に思念体がいるのが見える。

思念体
「たまげた!
 公が直々に降りて来られるとは…
 …お陰で、もう少しで
 潰されるところだった…」

 どうやら最下層にいた思念体のようだ。

 お社の正面に行き、
 隼人はお社の扉を開いた。
 中に入ると地鳴りがし、声が聞こえた。
 (※ボイス入り。)


「余の眠りを妨げるのは何者ぞ!」

 地鳴りが止んだと同時に、
 歌舞伎役者の様な男が姿を現した。


「…
 ほう…
 汝、かの地より来たりし悪魔か…
 余は、一千年の永きにわたり
 トウキョウの守護を務めし
 平将門である。」

マサカド
「…
 汝…隼人(人修羅)であるな?
 元は人の身でありながら
 悪魔の力を身につけ、
 混沌の王にならんとする者。
 隼人(人修羅)よ…
 かの地より遥々…
 余にどのような用があり、ここへ来たのだ?」

隼人
「力をかしてくれ。」

マサカド
「余の助力を求むるというのか…
 …
 だが、汝らが跋扈するあのトウキョウは…
 余の威光も届かぬ地。
 汝らが余の助力を望めど、
 かの地に足を踏み入れることは出来ぬのだ…
 創世を為す者よ…
 ひとつ問う。
 汝、このトウキョウを
 平定するつもりはあるか?」

隼人
「はい。」

 3つのコトワリ倒して
 更にカグツチを倒す事も一種の平定…
 かもしれない。
 そういう解釈で通してくれ。

マサカド
「ならば、余のチカラを汝に託そう。」

 隼人はマサカドゥスのマガタマを手に入れた。

マサカド
「…
 では、さらばだ。
 新しき世界とはいえ、
 かの地はトウキョウ…
 汝が新たなる守護者たらんことを…」

 隼人はお社の外に出された。
 早速、禍魂マサカドゥスを装備する。

☆修羅王:檀隼人LV97/HP999/MP411
 能力値:力31/魔30/体27/速30/運27
 補正値:力10/魔10/体10/速10/運0
 合 計:力40/魔40/体37/速40/運27
 禍 魂:マサカドゥス
 相 性:万能属性以外の全ての攻撃が無効
 スキル:至高の魔弾/死亡遊戯/気合い
     貫通/会心/デスカウンター
     タルカジャ/三分の活泉

 ターミナルまで戻ってセーブ。
 次は邪神ノアに挑む。

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禁断の果実 第15話

2025-01-26 17:41:25 | 小説「魔術ファミリーシリーズ」ウェストブルッグ1<禁断の果実>完

「小っちゃい男が死んだわ。」
 ケイトがボソリと呟いた。
 屋外用の木製のテーブルと椅子を用意し、
 禁断の果実の木の下で2人でお茶会していた・・・
 もとい、果実の木を守っていた中、気付いた声である。
「どういうこと?」
「ベリスって呼ばれていた男に、
 魔法で時限爆弾を体内にセットしておいたの。
 今頃は炭と化しているはずよ。」
 テリスの額に冷や汗が流れた。
「いつの間に?」
「あたしが魔界の炎で編んだネット・ウィップを使った時よ。
 あいつ、やけに暑がっていたでしょ。
 その炎の網を丸めて塊にしたやつを、
 魔法でタイマーセットして
 体内に爆弾として埋め込んでおいたの。
 ま、辺りから見れば、赤い網がただ消えただけ
 にしか見えなかっただろうけどね。」
 淡々と語るケイトに、
 テリスが恐怖と納得の表情を見せた。
「だからあの時、わざと逃がしたのね。」
「おかげで場所も把握できたわ。」
 ウェストブルッグ家の長女の魔法は、
 敵に対しては常に死の宣告となる。
 不気味な話のはずむ中、
 人の気配が多くなりはじめた。
 敵意はなさそうだが、
 この家に向かってやってきているのは確かだ。
「何人かしら?
 随分と多そうね。」
「おそらく、
 4、50人程ではないかと思うけど。」
 木には、花の咲いたところに
 実が生りはじめていた。
 朱色の果実だ。
「まさか、その人たちって、
 この果実を狙ってるの?」
 その台詞と共に、家の門が弾け飛んだ。
「スーレン!」
 テリスが叫んだ名の主は、
 巨槍を片手に猛然と突進してきた。
 だが、2人にではなく、木にだ。
 その背後からも
 大勢の人数が押し寄せてきている。
 スーレンはともかく、
 他の彼等の目は尋常じゃない。
 唯一の救いは、
 木の背後が家という事であった。
 偶然の結果ではあったが、
 これで四方八方から攻撃を受けることはない。
 しかし、刃の弾ける音と共に
 スーレンの前に立ちはだかったのはテリスだった。
 これでテリスはもう身動きがとれない。
 言うなれば、残りの50人程は
 全てケイトが防がねばならないのだ。
「テリス!」
「私は大丈夫です!
 ケイトさん、気を付けて!
 彼等は・・・!」
「そう、麻薬の中毒者共よ。」
 スーレンが冷たい瞳でテリスの後に続けた。
「もう、彼等には果実を食するという
 欲望しか脳にないのよ。
 その為ならあらゆる手段をつくすでしょうね。」
 ケイトは、それでも不敵な笑みをスーレンに見せた。
「ウェストブルッグ家を
 甘くみない方がいいわよ。」
 ところどころで、果実の木の葉が
 パチパチと音を立てて燃え出した。
 炎の色が黒い。
「魔界の炎か!
 しかし、それでは果実は燃えないわよ。」
「果実を燃やすのが目的じゃないわ。
 この炎、ただの魔界の炎じゃないわよ。」
 麻薬中毒者が木の傍まで来たが、
 ケイトは見向きもしない。
 その者が果実に触れる前に、
 辺りを包み込みはじめた魔界の炎が
 その者の体に触れた。
 恐怖はそこから始まった。
 辺りに居た者共が、
 皆、途端に燃え出したのだ。
 恐るべきは、まだ木に到達していない者共まで
 黒い炎に包み込まれている点であった。
 人間の肉の焼ける臭いが鼻にくる。
 約50人の人間焼肉が出来上がっていく様は、
 一種の地獄絵図だ。
 モンスターとの戦闘には慣れている筈のテリスが、
 たまらず吐き気をもよおしていた。
 それを見ていたスーレンまでもが目を伏せる。
 ケイトの使用した魔界の炎は、
 最初に燃えた人間を対象にして、
 即座に麻薬の成分を検出し、
 同じ麻薬を所有している身近な者全てに対して
 炎を転移させたのである。
 通称リンクと呼ばれる解魔術の一種だ。
 たとえ離れた場所にいても、
 敵を一瞬にして殲滅させるには
 最も効果的な方法であった。
 ケイトには、魔法を詠唱することなく
 様々な炎を操れるという特殊な
 ユニークスキルを得ている。
 更には高位な解魔術も行使できる。
 その力の一端がこれなのだ。
 だが、この様をケイトは残酷とは思わないのか。
 非情だとは感じないのか。
 家の裏手で、巨大な扉が開くような音がした。
 地獄の門が開いたかのような不気味な音に、
 天が唸りを上げた。
 暗雲が立ちこめてくる。
「次はあなたが死ぬ番よ。」
 ケイトがテリスを退けさせ、スーレンと対峙した。
 テリスは動けなかった。
 恐怖していた。
 スーレンにではない。
 ケイトに、だ。
 テリスはもはや硬直していても問題ないかに見えた。
 が、後から現れた者の存在は、
 テリスの闘気を再び起こすに充分であった。
「ビル・・・!」
 ビルは辺りの焼死体を見渡し、
 スーレンの様子を遠くで目で伺う。
「スーレンはここの家の主と対戦中か。」
 ビルがゆっくりと歩み寄っていく。
「どけ、テリス。
 一応は元同士であった者を殺す気は無い。」
 ケイトの実力を見たばかりか、
 ビルの台詞がとても優しく感じられたテリスであった。
 だが、それでもこの者は我が主を汚した裏切り者なのだ。
 テリスは、2本のクリスナイフを両手に構え、
 ビルとの間合いを測って距離を取った。
 幻術師特有の構え“幻舞”が始まったことに、
 ビルは気付いていない。
「俺と殺り合う気か。」
 ニヤリと笑い、舌舐めずりをした時、
 やけに大きな舌舐めずりをする音がした。
 ズベリ、ズベリ。
 妙に耳にくる痛々しい音だ。
 テリスがビルめがけて突進した。
 ビルも、ダガーを両手に応戦する。
 ギィイン
 刃の弾ける音が、また耳に痛く響いた。
 まさか、これは・・・。
 ビルが何かに気付いた時、
 それは既に遅かった時であった。
 耳の次は目だ。
 テリスのナイフを持つ腕が、
 4本ほど多く見える。
 テリスの攻撃が次第に激しくなってきた。
 計10本の腕を相手に、
 いつの間にかビルは防戦一方になっていた。
 そして、もう一つ気付いた。
 こんなにテリスと間近にいるのに、
 テリスの香水の香りが全くしない。
 辺りに焼死体が山とあるのに、
 焦げ臭いこともない。
 ビルは今、聴覚、視覚、嗅覚が犯されていた。
 これが、テリスの得意とする
 殺人幻舞スティーラーである。
 敵全ての5感を奪い、
 容易くナイフで殺していくこの術は、
 多対一の対戦に最も効果を発揮するのだ。
 テリスの殺人幻術は、
 ビルの5感を徐々に奪っている。
 残りの2感が奪われるのも、
 もはや時間の問題であった。
 たまらずビルは、
 薬液の入った小瓶を放った。
 それは一瞬にしてテリスの刃によって砕け、
 中の液が飛散する。
「しまった!」
 毒液なの?と思う間もなく、
 テリスは即倒して昏睡状態となっていた。
 テリスの幻術がこれで解かれた。
「ふう、手間かけさせやがる。」
 錬金術にて調合した強力な睡眠薬は、
 一発で形成逆転させていた。
 彼もまた、テリスと同様フォルター男爵の
 側近の一人であったのだ。
 その、1つの薬品で状況を一転させた力は、
 やはり並ではない。
 一方のケイトと言えば、
 魔界の炎が次々と消化されていた。
 ケイトが魔界の炎を扱うなら、
 スーレンは魔界の氷を扱う。
 加えて巨槍の手練に対して
 細身の剣レイピアでは、分が悪すぎた。
 ケイトの炎にスーレンの氷が溶かせればいいのだが、
 奇しくも魔力の強さは同等であった。
 もしケイトの魔力が上なら、
 炎は消えはしない。
 もし、スーレンの魔力が上なら、
 炎は消えずに凍るだろう。
 ケイトにとっては久々の強敵相手故か、
 ビルの行動を抑えられない。
 ビルは少しずつ歩き、果実に近付いていく。
 しかしここで、木の幹がビュルンと唸り、
 ビルの体を締め付けはじめた。
「キャサリン!」
 ケイトの妹キャサリンが、
 家の裏口から現れた。
 家の裏手にはキャサリンの仮説研究所がある。
 ・・・そういえばさっき、
 聞こえてた門を開いた音は、まさか・・・。
 キャサリンの頭上を、
 漆黒の伝書鳩が3羽、
 それぞれが目的の地へと羽撃いた。
 そしてキャサリンの背後からやってきたのは・・・。
「まさか・・・。」
 ビルが目を剥いた。
 黒と茶の剛毛に体を包んだ
 巨大な獅子の頭は3つあった。
 牙をガチガチとならし、舌舐めずりをし、
 獲物を欲する涎がしたたっていた。
 真紅の瞳が、ビルを睨み付けている。
「ケルベロスか!」
 地獄の番犬、夜の魔獣と名高いこの猛獣は、
 獣魔術師でもない限り使役することは無理だ。
 キャサリンの力ではない。
 だがビルは、この美少女が操っているように
 しか見えないだろう。
 ビルは、ダガーで締め付けていた幹を斬り、
 とりあえずの自由を得るや、
 今度は粉末状の薬品を取り出して
 辺りの焼死体に撒いた。
 黒焦げの死体がムクリと起き上がる。
 次々と起き上がる様は不気味この上ない。
 起き上がった時、
 指がボロボロ落ちていった者がいる。
 右の眼球がこぼれ落ちた者もいる。
 それらは、明らかにキャサリンと魔獣に近寄っていた。
 時間を稼ぐのは十秒程でよかった。
 ビルが木に近付く。
 キャサリンとケルベロスは50体もの生ける屍を相手に、
 他には手がだせなくなっていた。
 しかし、
「ギャアアア!」
 ビルが痛みを堪えきれずに叫んだ。
 霧だ。
 禁断の果実の木を、
 薄い膜で包み込むかのように霧がガードしている。
 しかもただの霧ではない。
 強い酸性の霧だ。
「それ以上、
 私の可愛い娘を苛めると許しませんわよ。」
 薬局の悪女が、
 いつの間にか玄関先に立っていた。
「貴様も錬金術師か。」
 ビルの右手が焼けただれている。
 骨が見える程溶けてはいないが、
 よく発狂しないものだ。
 普通の人間なら、
 自分の手の肉が溶けていくのを
 目の当たりにした時点で気絶するだろうに。
「カーター家に伝わる死体奴隷薬ですわね。」
「ふん。我が家の秘薬を知っていたか。」
 悪女がニヤリと笑った。
「ええ。
 カーター家は私の実家の下っ端ですから、
 全て熟知していますわ。」
「下っ端?
 全て熟知しているだと?」
 悪女が、右手の中指を立てて
 クイクイとゼスチャーした。
 ケイトよりも数段挑発的な態度は、
 さすがその母親である。
 しかし、それでもビルはあえて無視し、
 なんと驚くべきことに焼けた右手を
 霧の中へと突っ込んだのである。
「ウオオオオ!」
 気合いによる声か、
 痛みによる声か分からぬ叫びを上げ、
 ビルはついに果実を手にした。
「しまった!」
 ケイトが叫ぶ。
 しかし、スーレンから離れられぬ今、
 自分には成す術がない。
「スーレン、退け!」
 氷の魔女が身を引いた。
 ケイトの体は凍傷にかかったように冷たくなっており、
 間隙を突くのは不可能であった。
「あ、あたしが、あんな雑魚相手に・・・。」
 冷えきった体についに耐えきれず、
 ケイトがドサリと倒れ込む。
 気を失う間際、最後に耳にしたのは、
「お姉ちゃん!」
 と叫ぶ妹の声であった。

 それから少し後、
「・・・遅かったようだね。」
 老婆ベレッタが現れた。
 辺りには、アニスしかいない。
 アニスは、ベレッタに一部始終を語って聞かせた後、
「ケイトは体が冷えきってますから、
 部屋を暖めて寝かせてますわ。」
 と、ケイトの状況を最後に言った。
 ビルがもぎ取った後の残りの果実は、
 全てアニスがもぎ取っていた。
「キャサリンは?」
「研究所に入ったきり、出てきませんが・・・。」
 ベレッタの顔色が青ざめた。
「まさか!」
 母と祖母の二人が研究所内を見れば、
 そこは既に蛻の殻であった。
 誰もいない。
 魔獣は檻の中に戻っていた。
 そんなことよりも重要なのは、
「あの魔法道具が無くなっている・・・。」
 ベレッタは、何に恐怖し、怯えている。
「何が無くなったというんですの?」
「キャサリンが開発した結界器が無い。」
 結界器とは、大切なものを守るべく
 囲いを作る為の道具である。
 守りの要でこそあれ、
 攻撃の補助には間違ってもなりえない。
「結界器なら、
 別に慌てる程のものじゃないのでは?」
「キャサリンの持ち出したのは、
 裏結界器と呼ばれる物。
 その役目は結界器とは
 全く逆の効果を成すんだよ。」
「全く逆ってまさか!」
 アニスまでもが青ざめた。
 使い方によっては、
 一区域の街を破滅しかねないからだ。
 ベレッタは、魔獣ケルベロスに命令する。
「キャサリンの後をお追い、ガードしておやり。
 敵は全て殺すんだ。
 いいね。」
 魔獣を操る獣魔術を使役していたのは、
 ベレッタであった。
 おそらくは、今朝の大凶の占いの後、
 魔獣に何か命令していたのかもしれない。
 ケルベロスは、フウウウと軽く声を上げるや、
 体を小さな子犬へと変化させた。
 これなら町中を駆け巡っても
 特に違和感はないだろう。
 子犬が走り去った後、
 アニスは果実を元にワクチン調合に取り掛かった。
 それは、薬局内の特殊な薬が無くなったからということで、
 そちらを先に作った後の仕事となっていた。
 実は、アニスの元に病院側から患者が
 間もなく奇病に冒され死んでしまうので、
 大至急薬を作ってくれとの話があったのだ。
 アニスは
「いいですよ。」
 と即答して薬品を作ってしまったのである。
 アニスは忘れたのだろうか。
 フォルター男爵と雄羊の契約を交わしていた事を。
 無論、忘れてはいない。
 それでもアニスが平気で契約を破ったのは何故だろうか。
 フォルター男爵は知らなかったのだ。
 アニスが、恐るべき錬金術師である事を。
 そして、悪女である事を。

 黒い伝書鳩の一羽が、
 一人の男の元へと着いた。
「あ、家の伝書鳩ですか。」
 お気楽な台詞と共に、
 足首に結ばれた紙を解く。
 真っ白い、何も書かれていない紙であった。
 が、この男が手にした瞬間、
 文字がみるみるうちに浮かび上がり、
 自宅での一部始終を知らせていた。
 男は、自分の殺した死体を3体程重ねて
 椅子代わりに座って読んだ。
 お気楽な男の顔色が軽く曇る。
「スーレン?
 まさか、あのスーレン・シュレッター
 だとしたら厄介ですね。」
 独り言を呟いているや、
 地下に降りていたセイクレッドが姿を見せた。
「あ、どうでした?」
「黒だ。
 錬金術で何やら薬品を大量に製造した痕跡がある、
 巨大なドラム缶がいくつもあった。
 あと、簡単な薬品の類いを一品、
 テーブルの上で調合したような跡もな。」
「跡ってことは・・・。」
「この場所は既に捨てられていたんだよ。
 俺等が殺した役立たずの部下共は、
 目くらましの為に残していたんだろうな。」
 ヴェスターは、珍しく不快な表情を見せた。
「それはおかしいですね。
 麻薬は常時売れる筈ですから、
 工場を放棄する事は普通ありえませんよ。」
「だが、今まで使っていたと思われる
 容器類等は全て壊されていた。
 すると、本拠地を移したか。」
 ヴェスターが歩き出した。
「何処へ行く?」
「一端家に帰ります。
 何かあったら連絡下さい。」
 セイクレッドの脳裏に、
 彼等の家の危機の予言が浮かんだ。
「分かった。
 この場はとりあえず部下に占拠させる。
 俺は本部に戻るから、
 そっちも何かあったら即知らせろ。
 いいな。」
 ヴェスターは手を軽く振って応え、
 その場を去っていった。
 後、セイクレッドもその場を離れ、
 本部へと急いだ。
「後は、旧貿易倉庫か。」
 そこに、ウェストブルッグ家の
 人形娘が出向いていることなど、
 全く予測のつかないセイクレッドであった。

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第105話 アマラ深界(第5カルパ・残り2つの扉)

2025-01-26 11:34:59 | ゲームプレイ記録「真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER」完

 邪教の館で悪魔合体を行う。
 素材に使う大天使ミカエルはまだ使いたいので、
 合体後、悪魔全書で購入する。

☆大天使:メタトロンLV95/HP744/MP387
 合 体:大天使ミカエル×天使ソロネ
     イケニエ魔王アバドン
 能力値:力32/魔34/体29/速24/運16
 相 性:破魔・呪殺・バッドステータス攻撃無効
 スキル:マハンマオン/メギドラオン
     汚れ無き威光/勝利の雄叫び
     タルカジャ/ラクカジャ
     マカカジャ/ランダマイザ

メタトロン
「我は大天使メタトロン。
 この身に宿りし神の怒り、
 そなたに預けん…」

 …毎度思うのだけど、なんでレベル95の
 悪魔の初期スキルにマハンマオンなの?
 レベル95って破壊神シヴァと同レベルなんだよ?
 レベル95らしく汚れ無き威光くらい付けてくれ。

 と、作った後で文句をブツブツ言いながら、
 アマラ深界第5カルパへ行く。

 妖精ティターニアがLV83に。

☆妖 精:ティターニアLV83/HP696/MP369
 能力値:力22/魔40/体33/速22/運22
 相 性:破魔・呪殺反射、魔法全般に強い
 スキル:絶対零度/氷結高揚
     汚れ無き威光/メギドラオン
     メディアラハン/常世の祈り
     ラクカジャ/勝利の雄叫び

 B4Fに着いたら、北東にある北の扉へ。

扉の声
「ここを通らんとする者よ。
 汝の光に選ばれし友を示せ。」

 隼人は大天使メタトロンを示した。

扉の声
「おお…汝はまことの友を持つか!
 通るがよい。」

 扉を開けて通ると、
 部屋の隅に落とし穴が見えた。
 飛び降りてB5Fに着く。

 ここはマス目状に部屋が並ぶエリア。
 下りたこの部屋には南と西に扉がある。
 少し歩くと扉の声が警告した。

扉の声
「侵入した悪魔に告ぐ…
 ここでは我ら扉が法である。
 我ら扉を通過できるのは、
 3度までとする!」

 この部屋は南と西に扉があった。
 ここは南の扉を選択して通過する。
 すると次の部屋に入った途端、また警告。

扉の声
「侵入した悪魔に告ぐ…
 何人であろうと我らを通過できるのは、
 あと2度までである!」

 ここには龍王ナーガラジャがいた。

悪魔(龍王ナーガラジャ)
「この辺りで、珍しい力を持つ悪魔が
 買えると聞いたのですが…
 すっかり迷ってしまったようです。
 …困りましたね。」

 闇ブローカーがどこかにいる
 という情報だった。
 …しかし、大天使メタトロン不在で
 どうやってここまで侵入したのか、
 そっちの理由の方が気になる。

 この部屋は北と東と南に扉があった。
 ここも南を選択して通過する。

扉の声
「侵入した悪魔に告ぐ…
 何人であろうと我らを通過できるのは、
 あと1度までである!」

 この部屋は北と東と南に扉、
 西は扉が無くそのまま隣の部屋に
 行けるようだ。
 ここも南を選択して通過する。

※ちなみに、ここから扉の無い西に、
 その後、南の扉を開けると
 最後の墓標の間に辿り着く。

扉の声
「侵入した悪魔に告ぐ…
 すでにキサマは、我ら扉を3度通過した。
 これより先へ進むこと叶わず!」

 そう言われるが、
 この部屋は東側に扉が無い。
 そして扉が無いから東の部屋の奥が
 見えるのだが、思念体らしき者がいる。
 早速、東の部屋に入って声をかけた。

闇ブローカー
「…オマエ、なかなかの強さだな。
 悪魔を…買わないか?
 その悪魔ってのは…
 呪われし悪魔の力を得た
 最強のゾウなんだ。
 仲魔にすれば、どんな敵をも貫く
 凄まじい攻撃をするだろうよ。
 値はちと張るが、欲しくなるだろ?
 200000マッカだが…買うか?」

隼人
「買う。」

闇ブローカー
「オマエ、いい買い物したぜ!」

 隼人は、闇ブローカーから
 悪魔を買いとった。

☆邪 神:ギリメカラLV58/HP474/MP225
 能力値:力22/魔17/体21/速13/運13
 相 性:物理反射、呪殺無効
 スキル:バインドボイス/乱入剣/会心
     煌天の会心/静天の会心
     全体攻撃/気合い/貫通

 貫通スキルを購入したと言った方が
 正しいと思う。
 この為に大天使メタトロンを作った
 といっても過言ではない。
 …天使ソロネの成長から始まって、
 長い旅路だったよ、ほんと…

 あとは帰るので、わざと扉を開ける。
 (どこの扉でもよい。)

扉の声
「言ったはずだぞ…愚かな悪魔め!
 早々に立ち去れ!」

 B3Fの北側に強制転移させられる。
 目の前はダメージゾーン。
 リフトマを使って南に進むと
 魔法の箱があるけど、中身は空っぽだ。

※これは第4カルパ冥府の宝物庫にある
 魔法の箱の1つとリンクしているから。
 先にそちらでくらましの玉5個を
 入手していると、こちらは空っぽになる。

 南東側からダメージゾーンを抜けて、
 梯子に行く途中で堕天使エリゴールの
 存在に気付く。

悪魔(堕天使エリゴール)
「天界より追われた天使は、
 悪魔になるしかなかった…
 それは堕ちた我らが罪か…
 それとも追った天使どもの罪か…
 あの御方はどう仰られるのであろうか…
 一度伺ってみたいものです。

 堕天使エリゴールって、
 悪魔の中で一番紳士な気がするよ…
 天使どもは見習ってほしいものだ。

 アマラ深界入口まで戻ったらセーブ。
 小休止したらまた悪魔合体を行う。

☆妖 魔:アプサラスLV8/HP84/MP42
 合 体:妖魔イソラ×精霊アーシーズ
     イケニエ邪神ギリメカラ
 相 性:電撃吸収/火炎に弱い
 スキル:子守り歌/誘惑/クロズディ
     貫通/気合い/会心/全体攻撃

 素材用。
 貫通スキルを3900マッカで購入できるようにした。
 閣下に通常ダメージを与えるには貫通スキル必須。
 隼人とライドウ以外でも貫通攻撃できる悪魔を
 後で作成したいと思う。

 次に、アマラ深界第5カルパの最後の扉を開ける
 為の悪魔を作成する。

☆魔 王:ベルゼブブ(人型)LV90/HP702/MP360
 合 体:魔王モト×精霊アーシーズ
     イケニエ幽鬼ピシャーチャ
 能力値:力33/魔30/体27/速21/運19
 相 性:破魔・呪殺・バッドステータス攻撃無効
 スキル:マハジオダイン/メギドラオン
     ランダマイザ/地獄突き/冥界破
     貫通/気合い/会心

ベルゼブブ
「私は魔王ベルゼブブ。
 さて、人修羅にひとつ力を
 貸してやるかの…」

 魔王モトは以下の手順で作成した。

 (1)聖獣キマイラ
  =天使ソロネ×魔獣ケルベロス
 (2)神獣バロン
  =聖獣キマイラ(1)×魔獣ケルベロス
 (3)破壊神シヴァ
  =神獣バロン(2)×鬼女ランダ
   イケニエ妖魔アプサラス(貫通所持)
 (4)邪神マダ
  =天使ソロネ×堕天使フラロウス
 (5)魔王モト
  =破壊神シヴァ(3)×邪神マダ(4)
   イケニエ堕天使エリゴール

 隼人のレベルが95なので、
 全ての悪魔が作れるようになったのは良い。
 第二形態の蝿型にアイアンクロウを付けるのは
 スキル変化しか方法が無いのでかなり面倒。
 今回はそこまでこだわるつもりは無いので、
 地獄突きと冥界破で妥協した。
 杖持っているけど、
 武器系スキルは習得できないんだよね…

 ここまでにライドウがLV93に。
 封魔の鈴を貰った。

☆???:ライドウLV93/HP708/MP354
 能力値:力31/魔25/体25/速26/運17
 相 性:破魔・呪殺・バッドステータス攻撃無効
     物理・魔法全般に強い
 スキル:ブギウギ/ヨシツネ見参/的殺/挑発
     モコイブーメラン/ミシャグジ雷電
     永世ライドウ/ジライヤ乱舞

 では、もう一度アマラ深界第5カルパへ行く。

 隼人がLV96に。
 三分の活泉を覚えた。
 ショックウェーブを諦めた。

☆修羅王:檀隼人LV96/HP982/MP384
 能力値:力31/魔30/体25/速30/運27
 補正値:力+1/魔+2/体+5/速+7/運+4
 合 計:力32/魔32/体30/速37/運31
 禍 魂:ソフィア/破魔無効
 スキル:至高の魔弾/死亡遊戯/気合い
     貫通/会心/三分の活泉
     タルカジャ/精神無効

 魔王ベルゼブブがLV91に。
 見覚えの成長を覚えた。
 マハジオダイン、電撃高揚を諦めた。

ベルゼブブ
「我が部下がこんなモノを
 運んできおったわ…」

 パールを貰った。

 ベルゼブブの体に異変が起きた。
 見届けると、巨大な蝿の姿に変化した。

ベルゼブブ
「これが魔王ベルゼブブの真の姿よ。
 …では先を急ごうかの、人修羅よ。」

 ベルゼブブ(人型)は
 ベルゼブブ(蝿型)に変化した。

☆魔 王:ベルゼブブ(蝿型)LV95/HP738/MP372
 能力値:力35/魔29/体28/速29/運21
 相 性:破魔・呪殺・バッドステータス攻撃無効
 スキル:地獄突き/冥界破/メギドラオン
     ランダマイザ/貫通/気合い/会心
     見覚えの成長

 B4Fに着いたら南西の部屋の扉へ向かう。
 扉の手前にいる、
 邪神トウテツの台詞が変化していた。

悪魔(邪神トウテツ)
「ソナタ カンジルカ?
 先ホド 感ジタ妖気ガ
 消エ去ッタノヲ…
 アレホドノ 力ノ持チ主 倒ストハ
 凄イヤツモイルモノダ。」

 倒した者も、倒された者も、
 目の前にいるんだけど…
 仲魔にしたら、
 凄い妖気が無くなったんだろうか?

扉の声
「ここを通らんとする者よ。
 汝の混沌の化身たる友を示せ。」

 隼人は魔王ベルゼブブを示した。

扉の声
「おお…汝はまことの友を持つか!
 通るがよい。」

 ちなみに人型ではダメ。
 蝿型に変化したベルゼブブでないと
 通してくれないから要注意。

 この部屋には魔法の箱が2箱ある。
 反魂香10個とソーマ10個を入手した。
 反魂神珠がある今、反魂香は売るしかない。
 …もっと別のアイテムにしてほしかったよ。

 アマラ深界入口に戻って転移。
 ニヒロ機構マルノウチのターミナルでセーブする。

 次は、公の御剣を使う。

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禁断の果実 第14話

2025-01-26 11:18:47 | 小説「魔術ファミリーシリーズ」ウェストブルッグ1<禁断の果実>完

 飛空挺と呼ばれる、
 ある特殊なガスを燃料とした空飛ぶ乗り物が
 大量の荷物を運送するようになってからは、
 荷物に限らず一般の人間の交通手段にもなっていた。
 王国から南へ5キロほど行ったところに、
 それらが発着する空港がある。
 この空港が建設されたと同時に、
 あらゆる物資を一時的に保管する貿易倉庫も
 北門から南門付近へと引っ越ししていた。
 北門にあった倉庫群は“旧倉庫”と呼ばれ、
 現在売却中である。
 60ちかくある旧倉庫のうち47もの倉庫が売却され、
 新たな店が建ったところもあれば、
 どでかい屋敷が建ったところもある。
 中には、そのまま倉庫として利用している業者もいる。
 一例を挙げればキルジョイズの酒場などがそうだ。
 だが、この倉庫はどうだろうか?

「ここのようです。」
 神聖魔法の使い手であるアリサの、
 探索の魔法の光が導いた先が、
 この倉庫の正面で強く光った。
 アリサは、魔法の効果を解除する。
「では入るとしよう。」
 アガンは、そう言うや正面扉に手を掛けた。
 アリサが思わず凝視する。
「このまま正面から入られるのですか?」
「今回の主となる目的は敵の殲滅にある。
 隠れて裏口から侵入する理由など無い。」
 ごもっともな意見に、アリサは言葉を失った。
 そして人形娘が、
「私も正面から入るべきだと思います。」
 と、暗黒騎士に同意した。
「・・・いいの?」
「裏口から訪問するのは失礼だと思います。」
「・・・。」
 同意はしているが、
 話の論点はモロにズレているようであった。
 これで真面目に話しているのだから、
 人形娘の意図は掴めない。
「じゃあ、さっさと入って
 さっさと済ませましょう。」
 後方にいた吟遊詩人ルクターが、
 前へやってきてヨイショと言わんばかりに
 扉を開けてしまった。
 ゴゴゴと、
 少し重みのある音が中の広い空間に響く。
「待ち伏せの敵は無しか。」
 全員、扉からまだ一歩も中に入っていない。
 ドールの魔法の詠唱が終わるのを待っていた。
 詠唱が終わると、
 皆の足が地面から数ミリほど宙に浮いた。
「浮遊の呪文ね。」
「はい。
 これで床に仕掛けられた罠を全てかわせます。」
 倉庫内の床には、
 埃が積もっているにもかかわらず
 足跡が1つも無かった。
 それを見越して、
 ドールは安全策を取ったのだろう。
 4人は、大胆にも中央をゆっくりと歩きながらも、
 辺りを慎重に見渡す。
「おかしいな。
 静かすぎるね、アガン。」
「ああ。
 イヴ以外の人間は
 出払ってしまったのかもしれん。」
 ついに何も無く、
 奥の小部屋に行き着いた。
 ここが倉庫としていた時の
 従業員用の休憩室だ。
 アガンが扉を開けた。
「扉に罠すら仕掛けぬか。」
 簡易ベッドが2台、事務用の机が1つ、
 そこにあったはずの投げ出されたボロボロの椅子、
 あとは何も無い、ただそれだけの小部屋だった。
 強いて言うなら、薄汚ない曇りガラスの付いた
 裏口用の扉がある。
 その扉は、妙なほどスムーズに開閉した。
 古さが感じられない。
「ここから出入りしているのは確かなようだ。」
「どこかに隠し扉でもあるのかな?」
 ルクターが手で壁を探るが、
 それらしいのは見当たらない。
「物理的な隠し方ではないのかもしれません。」
 ドールが不可解な事を語った。
「どういうことなの?
 扉なら物理的でしょう?」
「物理的なものを非物理的に隠す。
 つまり、魔法を用いて扉そのものを
 完全に見えなくした可能性が高いです。
 魔法使いが使う幻術系の魔法に
 そのような魔法があります。」
「どうすれば、その扉を発見出来るのだ?」
「見えなくした物を見えるようにする為には、
 隠した物の正面に立って
 パスワードを口にしなくてはなりません。」
「パスワード?」
「再び見えるようにする為の言葉です。
 その言葉は魔法を唱えた術者が設定します。」
 早い話が、暗唱番号ならぬ暗唱言葉が必要
 というわけらしい。
 しかも、正面に立ってとなると
 もはやお手上げである。
 ルクターがアガンを見、アガンが頷いた。
「すまぬが皆、
 その裏口から外に出ていてほしい。」
「何をなさるのでしょうか?」
「この部屋そのものを破壊する。
 そうすれば魔法に関係なく
 道が開けるだろう。」
 ルクターが、任せましたと言わんばかりに
 さっさと裏口から出た。
 アリサは、この紳士な男の
 突拍子も無い台詞に馴れてきたのか、
「・・・分かりました。」
 と言って外へ出た。
 ドールは、少しも驚くことなく、
「かしこまりました。
 宜しくお願い致します。」
 と、輪をかけた丁寧ぶりで一礼し、
 最後に外へ出た。
 その途端、ドォンと爆音が鳴り響き、
 裏口の扉がビリビリと振動して音を立てた。
 そして、
「入っていいぞ。」
 という、アガンの声が聞こえた。
 10秒もたたずに部屋を破壊したのか?
 今度はドールが先頭で入ると、
 辺りには何も無かった。
 机や椅子、そしてベッドは文字通り塵と化し、
 地下の部屋へと降り注いでいた。
 床を支えていた柱は残っているが床は無い。
 浮遊の魔法をかけていたから浮いていられるが、
 本来なら扉を開けて入った瞬間、
 地下の部屋に叩き落ちていったところだ。
 わずか数秒で、なんたる凄まじさ。
 そして、これを可能にする剣術は、
 ドールの知っている限りでは1つしかない。
「レクスタン剣術をお使いになるのですね。」
 アガンが、ピクリと反応した。
「よく御存じだな。
 私以外には2人しか習得していない、
 幻の剣術なのだが。」
「その2人でしたら、存じ上げております。」
「誰なのだ、その者らは?
 私ですら知らぬというのに。」
 そう、人形娘はあらゆる物事を知り過ぎだ。
 これが200年生きた証だとでも言うように。
「極秘事項です。」
 それでも黙秘するのはトコトンである。
 真面目に語っている以上、
 意地悪ではないのだろうが、
 やはり意地悪かもしれない。
 ドールは、浮遊の効果を徐々に無くしていき、
 皆をゆっくりと真下の地下一階へ降ろした。
 ガヤガヤと、人のざわめく声が聞こえる。
 地下に居を構えていたのだ。
「ようやく目的地に到着したと思ったら、
 敵が多そうだね。
 ここは僕に任せてアガンは休んでなよ。」
「では、そうさせてもらおう。」
 アガンは懐から耳栓を取り出し、
 両耳につけた。
 ルクターは、
 アリサとドールの2人に耳栓を渡し、
 つけるようお願いした。
 皆が耳栓したのを確認するや、
 ルクターがハープを手にした。
 魔の音色が地下に響く。
 すると、遠くで肉を切り刻む刃の音と、
 幾人もの断末魔が聞こえたかと思うや、
 突如として静まり返った。
 ルクターも演奏を止め、
 行きましょうと手で合図した。
 アガンが先頭に立ち、
 この部屋の1つしかない扉を開ける。
 続く廊下は血の海と化していた。
 仲間同士の激しい戦いによる結末であるのは、
 倒れている死に様を見れば一目瞭然だった。
 ルクターの先程の呪歌は、同士討ちさせる為の
 精神錯乱を目的としたものだったのだ。
 死の響のルクター。
 その異名に似合う音色の効果は並ではない。
 その血の海が延々と続く中を、彼等は悠然と歩く。
 が、そう簡単には進ませてくれそうにない。
 ズルズルと地を這う音。
 シュルルと唸る舌舐めずり。
 ジャイアント・バイパーと呼ばれる巨大な毒蛇が6匹、
 通路を抜けた踊り場で待ち構えていた。
 精神が錯乱された様子はまるでない。
「僕の呪歌では効きそうにないね。」
 ルクターは弦を解き、
 敵を切り刻むべく地に這わせた。
 アガンもスラリと剣を抜く。
 が、それらは全て無駄な行いであった。
 魔法使いの詠唱が聴こえたかと思うや、
 巨大な爆音よろしく、毒蛇は一瞬にして
 炎に包まれ炭と化したのである。
「入り口を破壊しての侵入と
 呪歌の調べを考慮するなら、
 敵の幹部たちが部下を盾にして
 逃走を計る可能性があります。
 これ以上時間はかけられません。
 走りますが宜しいでしょうか。」
 膨大な魔力を消耗した後の台詞とは思えない、
 疲れを見せぬ人形娘の行いは、
 瞬時にして皆の承諾を得ていた。
「行動が遅いか・・・
 その通りだったな。すまなかった。」
 アガンは、そう言うや剣を鞘にしまうと、
 ドールを抱き上げた。
 クールでいたドールの表情がかすかに揺れる。
「何を?」
「貴女は我らより体が一回り小さい分、
 走れば追いつけぬだろう。」
 アガンはそう言うや、
 通路を猛然と走り出した。
 ドールを抱いているアガンに、
 ルクターとアリサは追いつけない。
 なんという力の持ち主か。
 アガンが見えなくなっていく。
「アガン!」
「追いつけなければ後から来い。
 アリサ殿のボディーガードは任せたぞ、ルクター。」
 ついに2人は見えなくなってしまった。
 ルクターはアリサを見、
 アリサの走るペースに合わせることにした。
 が、通路の角を折れたところで
 進行を止めざるをえなかった。
 離ればなれになったのを、この小男は待っていた。
 通路脇の小部屋から、ユラリと現れ立ちふさがる。
「久しぶりですね、ベリス。」
「お前を殺せとの命令でな。
 悪く思わんでくれや。」
 ニヤリと不敵な笑みを見せるベリスを相手に、
 ルクターはアリサに声をかけた。
「下がっていてください。」
 だが、当のアリサと言えば、
「嫌です。
 その者は私がお相手致しますわ。
 あなたたち3人で楽しんでばかりで、
 暇だったんですもの。」
 ニッコリと可愛らしく笑うや、
 手にしていた多節棍の先をベリスへと向けた。
 そして、何やら魔法を唱える。
「・・・後悔するぞ。」
 ベリスが魔力を手中に集めはじめた。
 マジック・ミサイルを連打する気だ。
「後悔するのはあなたですわ。」
 アリサが先制した。
 ダン!と勢いのある足音と共に、
 自分の身長よりも長い多節棍を振り回す。
 突きによる攻撃でない分、
 スピードは劣るはずであったが、
 異常な程に早い。
 ベリスは防御するのが精一杯であった。
 多節棍を寸でで躱せば、
 煥発入れずにアリサの回し蹴りが襲い掛かる。
 この連続攻撃の回転技に、反撃の余地は無い。
 ベリスがたまらず極端に後方へと下がった。
 そして、それと同時にマジック・ミサイルを放つ。
 しかし、その全てが勢いよく弾かれた。
 吟遊詩人の呪歌すら打ち砕く
 ベリスの特異なマジック・ミサイルは、
 対ルクター戦の強力な武器である筈だった。
 それでも、アリサの神聖魔法には勝てなかった。
 神聖魔法のマジック・シールドは、
 対魔法系の攻撃なら完全に無力化できる
 魔法が備わっている。
 そのかわり自分の唱える魔法も無力化してしまうが、
 武術に秀でたアリサにとっては無敵の壁となっていた。
 突進しているアリサを前に、
 ベリスはマジック・ミサイルを己の足下に集中して打ち、
 アリサの頭上を超えてジャンプした。
 狙いは、後方にて見守っていたルクターだ。
 だが、世の中そう甘くはない。
 アリサは、勢いよく旋回して多節棍の先端を
 ベリスの方へと突き出した。
 本来なら敵に届くはずのない距離だ。
 しかし、アリサの多節棍は、
 中に仕組まれている鎖により
 間合いを倍に広げて攻撃出来る。
 多節棍は分離して伸び、
 ベリスの後頭部を一蹴、
 たやすく地に伏せさせてしまった。
 この凄まじい連続攻撃の素晴らしさに、
 ルクターは拍手で勝利を祝福したが、
 この後のおまけで即座に止んでしまった。
 ベリスが地に伏した次の瞬間、
 突如ボオオと激しく音を立て、
 なんとベリス自身が炎に包まれてしまったのだ。
 この奇怪な現象に、
 アリサもキョトンとしてしまっている。
 アリサは何もしていない。
 ルクターも何もしていない。
 ベリスは、断末魔と共にその場に崩れ落ち、
 人という原形だけを留めて炭と化した。
 これが、実はケイトの仕掛けた魔法である事に気付いたのは、
 アガンに抱かれている人形娘のみであった。

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第104話 カグツチ塔3(探索編・反魂神珠)

2025-01-25 12:40:34 | ゲームプレイ記録「真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER」完

 昇降ブロックで上がった先に、
 天使アークエンジェルがいた。

悪魔(天使アークエンジェル)
「北に真っ直ぐ進んだ先で、
 『カグツチ』を拝見してきましたよ。
 フン、偉そうにふんぞり返りやがって…
 千晶様の方が、ずっと気品がある。」

 それが言いたかっただけ…?
 まあ、ふんぞり返ってるのも事実か。

 目の前のT字路を西へ、
 次のT字路を北へ進むと
 ダメージゾーンが見える。

 リフトマを使って進む。
 東に折れ、T字路を南に進むと
 Sターミナルがあった。
 カグツチ塔3-A。
 まだ先は長い。

 天使アークエンジェルがいた所まで戻り、
 東へ進む。
 T字路を南に進み、東の扉を開けて進む
 とダークゾーン。
 しかも一方通行の扉だった。
 ライトマを使って、東に東にと進み
 昇降ブロックに乗る。

 444F。
 西に進むと光の道が現れた。
 また一方通行であるが、構わず進む。
 着いた所で北に進むと落とし穴に落ちた。

 431F。
 東に向いた状態で着く。
 南に向き、南へ進んで扉を開けると
 塔の外側に出た。

 ライドウがLV91に。

☆???:ライドウLV91/HP696/MP345
 能力値:力30/魔25/体24/速26/運17
 相 性:破魔・呪殺・バッドステータス攻撃無効
     物理・魔法全般に強い
 スキル:ブギウギ/ヨシツネ見参/的殺/挑発
     モコイブーメラン/ミシャグジ雷電
     永世ライドウ/ジライヤ乱舞

 大天使ミカエルがLV92に。
 タルカジャを諦めた。

☆大天使:ミカエルLV92/HP696/MP369
 能力値:力29/魔31/体24/速25/運18
 相 性:破魔反射、魔法全般無効
 スキル:デスバウンド/勝利の雄叫び/洗脳
     プロミネンス/ショックウェーブ
     絶対零度/ランダマイザ/デクンダ

 道なりに進み昇降ブロックに乗って、
 その先にある扉を開け再び塔の内部に
 入る。

 そのフロアにSターミナルがあった。
 早速セーブする。
 カグツチ塔3-B。

 その向かいの部屋にはマネカタ男がいる。

マネカタ男
「知ってます?」

隼人
「いいえ」

 ただ『知ってます?』と言われても…
 具体的に言わないから、とりあえず
 いいえと答えるしかないと思う。

マネカタ男
「この塔のどこかに、
 スゴイお宝があるそうなんです。
 命を扱うお宝だそうです。
 険しい道、落ちたり、
 体力削られたり、その先に…」

 ここに来るまでも険しい道だったよ。

 部屋を出て、西の扉を開けると、
 広く開けた場所に出た。
 中心が吹き抜けのようになっていて、
 正面(西側)奥に扉が、
 左側(南側)に天使ドミニオンがいるのが
 見える。

 まず現在地から南に進んで光の道を歩く。
 吹き抜けは、光の道を作る為のものらしい。
 すると光の道なのに、まさかの落とし穴。

 431Fに下りた。
 AのSターミナルに近いが、
 完全に分断されたエリアのようだ。

 目の前の扉を開けて進むと一方通行の扉。
 引き返せない、通路の選択は無いので、
 目の前の通路を進んでいくしかない。
 2つ目の扉も一方通行であったが、
 入ったこの部屋には魔法の箱があった。
 グレイトチャクラを1個入手。

 この部屋に1つしかない扉を開け、
 目の前のダメージゾーンの脇を歩いて
 北の扉を開くと昇降ブロック。
 乗ると444Fに戻ってきた。
 BのSターミナルでセーブする。

 再び光の道がある吹き抜けのフロアへ。
 先ほどは南だったが今度は北に進む。

 妖精ティターニアがLV82に。

☆妖 精:ティターニアLV82/HP642/MP366
 能力値:力22/魔40/体25/速18/運18
 相 性:破魔・呪殺反射、魔法全般に強い
 スキル:絶対零度/氷結高揚/ラクカジャ
     メギドラオン/汚れ無き威光
     メディアラハン/常世の祈り
     勝利の雄叫び

 北側のブロックに着いたら次は東へ。
 すると中央の浮島ブロックに着く。
 ここから西に進むと南側のブロックに着く。
 天使ドミニオンのいる所だ。

悪魔(天使ドミニオン)
「これはこれは『人修羅』さん。
 よくもまあ、我々に合わす顔が
 あったものです。
 千晶様なら、
 この先にいらっしゃいます。
 …その手に握られたタカラの球と、
 そして、あなたのお命、
 我らヨスガが貰い受けましょう。」

 魔神バアル・アバターの居場所を
 教えてくれる水先案内人だった。
 まだ会うつもりはない。
 天使ドミニオンはアマラ神殿の
 フィールドで散々倒してきたから、
 多少の愚痴はスルーしてあげよう。
 (天使巡礼で宝石4個もカツアゲしたしね。)

 ここから北に進むと西のブロックへ。
 扉を開けるとダメージゾーンが見えるので
 リフトマを使う。
 ダメージゾーンの中央で落とし穴に落ち、
 431Fの西側エリアへ。

 下りた位置から、
 北側にあるダメージゾーンを歩いて
 北に向かう。
 ダメージゾーンでない箇所は落とし穴。
 安全だと思うと更に下に落とされるので
 要注意だ。

 隼人がLV94に。
 テトラカーンを諦めた。

☆修羅王:檀隼人LV94/HP738/MP402
 能力値:力31/魔30/体24/速30/運26
 補正値:力+2/魔10/体+5/速+1/運+2
 合 計:力33/魔40/体29/速31/運28
 禍 魂:カイラース(ノーマル耐性)
 スキル:螺旋の蛇/死亡遊戯/気合い
     貫通/会心/精神無効
     タルカジャ/ショックウェーブ

 壁伝いに、ダメージゾーンを優先にする
 感じで歩いていく。
 ダメージゾーンが道案内になっている感じ
 なので、歩くのは思ったほどひどくない。

 このダメージと落とし穴だらけのフロアで、
 マップ上、南西に2つ縦に並んでいる
 落とし穴に落ちる。
 (どちらの落とし穴でも良い。)

 418Fの短い1本道に着く。
 南に歩けばすぐ転移。

 着いた所は同階の北端に位置するエリア。
 ダメージゾーンの中央に宝箱があった。
 宝箱を開けようとすると、
 魔王モト3体、外道シャドウ3体と
 強制戦闘になる。

1ターン目

 魔王モト1、メギドラオン、
 隼人は躱した、他はダメージ、
 外道シャドウ1、隼人に攻撃、
 隼人、ダメージ、
 魔王モト2、メギドラオン、
 全員ダメージ、
 外道シャドウ2、マハジオンガ、
 大天使ミカエル、無効化、
 他はダメージ、
 魔王モト3、メギドラオン、
 ライドウ、ダメージ、
 他は躱した、

 隼人、次に回す、
 ライドウ、モコイブーメラン、
 外道シャドウ2にクリティカル、
 大天使ミカエル、ショックウェーブ、
 魔王モト2の弱点を突いた、
 外道シャドウ1と2、死亡、
 妖精ティターニア、メギドラオン、
 魔王モト2、外道シャドウ3、死亡、
 隼人、死亡遊戯、
 魔王モト1と3にクリティカル、

 以上、終了。
 3696EXP、4260マッカ、
 魔石1個、生玉1個入手。

 龍の眼光あるわけじゃないので、
 通常戦闘と大差無い。

 大天使ミカエルがLV93に。
 三分の魔脈を諦めた。

ミカエル
「汝、その勇猛なる働き、
 我が心に殊更に響くものあり。
 我、汝を称え、
 汝に権能のひとかけを与えんとす。
 受けよ、我が真なる恩恵!」

 サファイアを手に入れた。

☆大天使:ミカエルLV93/HP702/MP372
 能力値:力30/魔31/体24/速25/運18
 相 性:破魔反射、魔法全般無効
 スキル:デスバウンド/勝利の雄叫び/洗脳
     プロミネンス/ショックウェーブ
     絶対零度/ランダマイザ/デクンダ

 東に歩き転移すると東端のエリアへ。
 ここはダメージゾーンと昇降ブロック
 しかない場所だ。
 さっさと昇降ブロックに乗ると、
 431Fの東側エリアに着いた。
 北に東に進むしかないので進むと、
 BのSターミナルへ戻れる
 昇降ブロックの部屋につながる。
 すぐに戻ってセーブした。

 また同様に光の道を進んで落とし穴に落ち、
 ダメージゾーンと落とし穴だらけのフロアへ。

 今度は行き止まりの落とし穴に落ちる。

 418Fのここも短い1本道。
 西に進んですぐ転移する。

 着いた所は同階の南端に位置するエリア。
 ダメージゾーンの中央に宝箱があった。
 宝箱から反魂神珠を1個手に入れた。
 いつでも使えて何度も使え、
 サマリカームと同じ効果を持っている。
 マネカタの語っていたスゴイお宝とは、
 これの事に違いない。
 所持している道反玉と反魂香は
 売り払っていいだろう。

 西に歩き転移すると、
 先ほどと同じ東端のエリアへ。、
 BのSターミナルへ戻ってセーブした。

 このBのSターミナルを起点とした
 お宝ゲットは以上になるので、
 カグツチ塔3の本ターミナルに転移して
 セーブ。

 妖精ティターニアは、このまま探索用の
 スタメンになると思うので、
 ラグで宝石を御霊に交換し、
 (サキミタマ2回、クシミタマ2回)
 邪教の館で御霊合体して強化を図る。

☆妖 精:ティターニアLV82/HP684/MP366
 能力値:力22/魔40/体32/速22/運22
 相 性:破魔・呪殺反射、魔法全般に強い
 スキル:絶対零度/氷結高揚/ラクカジャ
     メギドラオン/汚れ無き威光
     メディアラハン/常世の祈り
     勝利の雄叫び

 カグツチ塔3に戻って431Fへ。
 北西に向かって進む。
 北側に3つある扉は、真ん中以外なら
 右でも左でもOK。
 リフトマを事前に使っていれば問題無い。

 ライドウがLV92に。

☆???:ライドウLV92/HP702/MP351
 能力値:力30/魔25/体25/速26/運17
 相 性:破魔・呪殺・バッドステータス攻撃無効
     物理・魔法全般に強い
 スキル:ブギウギ/ヨシツネ見参/的殺/挑発
     モコイブーメラン/ミシャグジ雷電
     永世ライドウ/ジライヤ乱舞

 昇降ブロックに乗って444Fへ。
 光の道を進んで中継ブロックに着いたら南へ。
 そこから西に光の道を進んで北に向かうと、
 行き着いたブロックで落とし穴に落ちる。

 着いた所は431Fの北端エリア。
 ここも独立されたエリア。
 しかもダークゾーンだ。
 東に進むしかないので進み、扉を開ける。
 すると少し開けたフロアに出た。
 中央にある宝箱からソーマの雫を1個入手した。

 これで宝箱と魔法の箱を開けるのは以上で終了。
 そして丁度良いタイミングで、
 隼人が目標のLV95になった。
 至高の魔弾を覚えた。
 螺旋の蛇を諦めた。

☆修羅王:檀隼人LV95/HP744/MP405
 能力値:力31/魔30/体24/速30/運27
 補正値:力+2/魔10/体+5/速+1/運+2
 合 計:力33/魔40/体29/速31/運29
 禍 魂:カイラース(ノーマル耐性)
 スキル:至高の魔弾/死亡遊戯/気合い
     貫通/会心/精神無効
     タルカジャ/ショックウェーブ

 カグツチ塔に関しては、一旦ここで小休止。

 まずは邪教の館で悪魔合体し、
 アマラ深界第5カルパに赴いて
 残りの用件を済ませてしまおうと思う。

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