T様邸リフォーム工事も終盤。
今日は外構の土間コンクリートを打設しました。
朝から打設を開始して、10時頃には打設終了。
今日の青森市はとても気温が高く(35°)、カンカン照りだったので、昼過ぎには水も引けて「金コテ押さえ」も終了。
そう。コンクリートはある程度乾かないと、しっかり仕上がらないのです。
なので、気温が低い冬場では、朝一に打設しても夜遅くまで押さえたりします。
これを「コンクリート金コテ押さえ」といいます。
今日みたいな天気だと、押さえが早いのは良いのですが、逆に懸念すべき事があります。
いつかのブログにも書いたけど、コンクリートは凝固する際に「水和熱」という熱を出します。
気温+日照+水和熱。
これにより、コンクリート温度が上がり過ぎてヒビ割れたり、予定の強度がでなかったりする事があります。
せっかく打設したコンクリートがひび割れている・・・、そんなのは嫌ですよね。
なので、「散水養生」。
打設して数時間しか経っていないコンクリートに水撒きするのは一般の方には抵抗あるかも知れませんが、今日みたいな天気だと、とても重要な効果があります。
すぐ乾いてしまうので、近くの現場に行ったり来たりしながら夕方にかけて3回散水してきました。
暑い中での水撒きは気持ちいいです。
これで丈夫なコンクリートになります。
大面積で水が届かない場合には、はだしになって上がります。足の裏が「ヌルヌル」してコケそうになります。
実はそれは、コンクリートがヌルヌルしているのではなく、コンクリートのアルカリ成分によって、足の裏の皮が溶けているんです。
同様に、素手で長時間セメントをさわっていると、手がしわしわになってしまいます。
必ず「ゴム手袋」をする様にしましょうね。
以上、ゼネコン出身者のこだわりでした。
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