春になって特に依頼が多いのが「軒折れ」修繕工事。
今年も雪が多かったですからね。
この「軒折れ」を直すにあたり、直す側としては当然「今後、折れない様に」施工します。
今度折れたら、「直し方が悪かった」と、なりかねませんので。
その「直し方」なんですが、通常「屋根タルキ」は45×45㎜の角材。(近年では45×60)
その「タルキ」を両サイドから挟んで、かつ「奥の母屋」まで差し込みます。
↓こんな感じ。
単純に、この段階で強度は以前の「倍」。(折れていなかった部分は「3倍」)
それに加え、軒先では「45×105」の木材で一体化させます。
力学上、同じ断面積でも強度は「高さの3乗」に比例しますので、「立遣い」の材料を補強する事で格段に強くなります。
もう、折れません。=(イコール)年々仕事が減っていく・・・。
なので、来年は反対側の軒が折れる事を期待しときます。(冗談です)
お客様自身、知らない事が多いのですが、この様な「雪害」に伴う修繕工事は、「火災保険」の適用になるケースがほとんどです。軒折れに限らずね。
「雪害」でお困りの方は、いま一度ご自身の火災保険を確認しましょうね。
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