高校生の時、2日間だけ馴染みの床屋さんでアルバイトした事があって、時給500円の約束だったのが、2日目は8時間働いて現金1200円と2800円の値札が貼ってある付け髭を「はい」と渡されて、半ベソかいて家に帰った事がありました。
おはようございます、逢坂です。
最近よく見積り提出時にお客様から言われる言葉があります。
「信用しているから。それでお願いします。」
もちろんどんな見積りでも過剰にならない様に積算していますが、額面ではなく「信用」でお仕事をいただける事は、企業としてとても嬉しくありがたい事です。
来週末には創業14周年を迎えますが、振り返ると、この14年かけて「お金」よりも「信用」を大切に仕事をして来れたのだと思っています。
これは「私」ではなく、全社員を含めた「会社」としてです。
もちろん反省もあって、見積りやアフター対応等をお待たせしたりと、至らない部分が多々ある事も事実で、その時にいただいた信用にもしっかりお応えしていかないとね。
以前、会社の会議の時に社員に言った事なのですが、
(その時の資料をそのままコピペします)
世の中は「信用という価値」の対価でお金が動いています。
会社はあなたに「信用の対価」(給料)を払っています。
会社もお客様から「信用の対価」(利益)を頂いているのです。
現在の対価(給料)は、あなたに対する信用の対価です。
「お金」は、「提供した労働時間の対価」ではなく、「提供した価値の対価」です。
こんな考え方を会議で主張するって、もしかしたら今流行りのハラスメントかも知れませんね。
でも私は18歳で就職して以降、自分自身の給料を労働時間から換算した事は一度もないです。
そして、今よくわかります。
「当時の私の価値は500円に満たなかったんだ」って。
ある意味、付け髭でももったいないくらいだったのかも知れませんね。
今思えば、とても貴重な経験でした。
では、良い休日を。
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