今日の青森市の気温は、日中もずっと「-4℃」前後。今後一週間程は続くみたいです。
築年数がけっこう経っている家では、水道管を凍結させない様に注意が必要ですね。
万が一やってしまった場合には「㈱逢坂建築ホームプラン」へお電話ください。
こんばんは、逢坂です。
今日は用途地域のお話し。
いや、第一種低層住居専用地域のお話し。
土地は、大きく「都市計画区域」と「都市計画区域外」に分類されます。
これは簡単に言うと、「街」か「山奥」か、みたいなもんです。
次に、都市計画区域の中でも「市街化区域」と「市街化調整区域」に分類されます。
これは、「街」か「どんどん建物が建つのを抑制しよう」(山のふもととか)か、です。
んでさらに、市街化区域の中は様々な「用途地域」に分類されてます。
第一(二)種低層住居専用地域・第一(二)種中高層住居専用地域・第一(二)種住居地域・近隣商業地域・工業地域・商業地域・・・、細かくいえばまだまだ。
「ブルーマップ」ってご存知ですか?。
住宅地図に「地名地番」が表記されているものです。
このブルーマップにて用途地域は調べれます。↓
①の部分、「一低」とあって、その下に楕円で囲われて80・50と書かれています。
②は、「二中」とあって、200・60と書かれています。
数字の大きい方が「容積率」。(敷地に対しての延べ床面積の最大限度)
小さい方が「建ぺい率」(敷地に対しての建築面積の最大限度)。簡単に言えば1階の床面積or屋根の面積みたいなもんです。(奥が深いですけどね)
プランを作る側からすれば、この「第一種低層住居専用地域」がなかなかの注意が必要なんです。
一般にこの地域は容積率も建ぺい率も少なく、今回の「80・50」で言えば、敷地が40坪だと、延べ床面積の限度は40坪×80%=32坪となります。
建ぺい率も厳しいですよね。
何よりネックなのが「北側斜線」。(長くなるので知らない人は自分で調べて)
そう、南側隣地の日照を確保すべく、「高さ」の限度もクリアしないといけません。又は、敷地の南側を大きく空けるとか。
特に青森市は「無落雪屋根」が基本ですから、プランを組む上で相当な検討が必要です。
しかしこれは逆に言えば、自分の敷地の日照も確保されている非常に住み良い地域と考えます。
これに加えて前面道路が狭い場合は「道路斜線」も絡んでくるので、建築士としての腕の見せ所ですね。
この「北斜」の検討が不十分だった為のトラブルの話、けっこう聞きます。
実際、私も冷や汗かいた経験はあります。
あと、小技ですが方位磁針で計るのが「磁北」。その磁北から東に5度傾けたのが「真北」と言います。(いいんだよね?)
本来、正規には「真北」を採用しますが、ちょっとの所でクリアする場合には磁北を採用しても、そこまで検査には影響しないと思いますので。
そこの建築士さん、そのプラン「一低」じゃないですか?。
再度確認しないと、大変な事になりますよ。
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