マロリー、アーヴィンの謎―エヴェレスト 1924
ジルバーザッテルの敗走―ナンガ・パルバット 1934
人類初の栄光の陰に―アンナプルナ 1950
高所キャンプからの脱出―K2 1953
メスナー兄弟の下降―ナンガ・パルバット 1970
人食い鬼からの脱出―バインター・ブラック 1977
見捨てられた攻撃隊―ミニヤコンカ 1982
日本人無酸素登頂の葛藤―エヴェレスト 1983
ブラックサマーの生還者―K2 1986
六千メートルの宙吊り救出作戦―トランゴ・タワー 1990
公募登山隊の破綻―エヴェレスト 1996
北壁からの生還―ギャチュン・カン 2002
七四〇〇メートルの国際救助隊―アンナプルナ 200
ナンガ・パルバットに「魔の山」という称号が与えられたのは、実にこの2回のドイツの挑戦で多くの貴重な人命を失ったからである。
ヒトラーのナチズムは、1932年のベルリン・オリンピックを頂点としてスポーツの世界にも英雄主義を蔓延させた。登山もまた、その例外ではなかった。マッターホルン北壁を登ったシュミット兄弟には金メダルが与えられた。
この遠征では、史上初めて航空機による空中補給が行われた。
ユンカース52輸送機が、ピストン輸送で物資を高所キャンプに投下したのである。
ラキオト・ピーク
チョンラ・ピーク
ダウラギリとアンナプルナの両者はカリ・ガンダキの谷をはさんで対峙している。
バインダー・ブラック;7258mは、ビアフォ氷河とチョクトイ氷河にはさまれた岩峰群の最高峰で、別名をオーガ(人食い鬼)という。
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