寒波が来る前に

年末年始を超える規模の寒波が週末にかけ、日本列島に南下してくるようだ。

大雪や暴風雪に注意しようと、ニュースでしきりにやっている。

また寒くなるのだな…その前にやっておかないといけない事がある。

草木も眠る午前2時、とある水路の横で車を停める。

車内の外気温計は

2℃を示している。

窓越しに風の音が聞こえる、車体が揺れる程ではないが、それなりに風があるようだ。

田んぼの中の用水路、遮る物など何も無く、冬枯れの景色が広がるばかりだ。

実際の所は暗闇で見える範囲などたかが知れているのだが…

車外に出てみると、思ったより寒くないようにその時は感じた。

網とバケツを取り出し、水汲みをして網を伸ばす。

掴んだアルミ製の網の柄が異様に冷たく手が痛くなってくる。

待望の1網目、まずは浅い所から徐々に深い所を探っていこう。

風が吹いて網が煽られるので下に置いて確認。

オタマジャクシ混じりだが、まあまあ入っているのかな❓

ゴミとオタマを出し、バケツの中に。

続いて2網目、

これも中々良いのではないのかな❓

大きめのテナガエビと中くらいのスジエビ、小さいヌマエビが混入しているようだ。

撮影していると手元が震える。

それほどでもと思っていたが、充分に寒かったようだ。

一度意識してしまうと寒くて震えが止まらない。

さっさと終わらせて帰ろう。

もう一度網を入れ、同量を掬ったとこで

止めとする。

これだけあれば十分だ。

寒波が去ったらまた来よう。