水の渇れた水路を前に、私は立ち竦んでいた。
時刻は深夜2時過ぎ、冬の澄んだ空気に月明かりが輝いている。
暗雲立ち込める私の心と対照的である。
ここのところ、まとまった雨は降ってなく、乾燥した天気が続いた事が影響しているのか?
そう考える私に、風が、諦めて帰れと言わんばかりに吹き付けてくる。
気温は
マイナス1℃
長考している暇はない。
この場所は諦めて、いつもの餌場に向かい、車に乗り込んだ。
今年に入ってから、仕事が忙しく、連日の残業と休日出勤で、餌捕りすら来る事が出来なかった。
その間、魚達には、冷凍アカムシとクリルで凌いでもらっていたのだが、たまには活き餌を与えたい。
夜勤ならば残業はないだろうし、仕事帰りに直行すれば、それほど時間もかからないだろう。
どうせなら近頃見てないポイントを見ておきたい。
そんな欲張った考えが裏目に出たようだ。
仕事帰りに直行した為、格好も作業着にジャンパーを羽織っただけである。
いくら今年が暖冬だとはいえ、真冬の深夜に、そんな格好のままでは長くは出ていられない。
我ながら、自分の浅はかさに苦笑する。
いつものポイントに着き、まずは水量を確認する。
ここもかなりの減水だが、何とか水は残っているようだ。
減水の上、水が澄んでいるので、夜中でもライトの明かりだけで底まで見てとれる。
越冬の為、ものすごい数のフナらしき魚が集まっているのが見える。
肝心のエビの姿は見えないが・・・
身体が冷える前に網とバケツを取りだし、壁際に沿って網を入れる。
間違ってフナの群れまで掬ってしまわないよう、慎重に。
最初の網には少量のエビしか入らなかった。
次は少し奥まで網を突っ込む。
良かった、ちゃんといた。
更に二回、網を入れ
十分な量になったので撤収する。
網を触っていた手の指先が痛い。
久しぶりの感覚だ。
さあ、急いで帰って暖まろう。
時刻は深夜2時過ぎ、冬の澄んだ空気に月明かりが輝いている。
暗雲立ち込める私の心と対照的である。
ここのところ、まとまった雨は降ってなく、乾燥した天気が続いた事が影響しているのか?
そう考える私に、風が、諦めて帰れと言わんばかりに吹き付けてくる。
気温は
マイナス1℃
長考している暇はない。
この場所は諦めて、いつもの餌場に向かい、車に乗り込んだ。
今年に入ってから、仕事が忙しく、連日の残業と休日出勤で、餌捕りすら来る事が出来なかった。
その間、魚達には、冷凍アカムシとクリルで凌いでもらっていたのだが、たまには活き餌を与えたい。
夜勤ならば残業はないだろうし、仕事帰りに直行すれば、それほど時間もかからないだろう。
どうせなら近頃見てないポイントを見ておきたい。
そんな欲張った考えが裏目に出たようだ。
仕事帰りに直行した為、格好も作業着にジャンパーを羽織っただけである。
いくら今年が暖冬だとはいえ、真冬の深夜に、そんな格好のままでは長くは出ていられない。
我ながら、自分の浅はかさに苦笑する。
いつものポイントに着き、まずは水量を確認する。
ここもかなりの減水だが、何とか水は残っているようだ。
減水の上、水が澄んでいるので、夜中でもライトの明かりだけで底まで見てとれる。
越冬の為、ものすごい数のフナらしき魚が集まっているのが見える。
肝心のエビの姿は見えないが・・・
身体が冷える前に網とバケツを取りだし、壁際に沿って網を入れる。
間違ってフナの群れまで掬ってしまわないよう、慎重に。
最初の網には少量のエビしか入らなかった。
次は少し奥まで網を突っ込む。
良かった、ちゃんといた。
更に二回、網を入れ
十分な量になったので撤収する。
網を触っていた手の指先が痛い。
久しぶりの感覚だ。
さあ、急いで帰って暖まろう。