深夜2時、私は水路の脇に立っていた。
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7℃を指している。
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ぼちぼち入ってはきたが、粒が小振りだ。
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大きめのサイズが混じる、スジエビではなくテナガエビのようだ。
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うん、良い感じの量とサイズだ。
前回、ナマズ釣りに行ったのとは別の水路である。
雲間から差す月光が明るい。
満月に程近いその月は半分程、薄い雲が掛かっているのだが、それでも尚、煌々と光を放っている。
開けた場所なのだが寒さを感じないのは風が無い為だ。
気温計は
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7℃を指している。
天気予報では、これから天気は下り坂らしい。
月は出ているが、雲は多いので予報通りになるのだろう。
とにかく、曇り空で放射冷却が無い、無風、体感的には前回のナマズ釣りの時より暖かく感じる程だ。
車のハッチからバケツと網を取り出す。
そう、今日は餌捕りに来たのだ。
伸びる網を伸ばすが、ロックが駄目になっていて、いつまで回しても止まらない。
いい加減新しい網を買わなければな。
何とか網が止まったので、早速餌捕りに取り掛かる。
まずは表層近くから。
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ぼちぼち入ってはきたが、粒が小振りだ。
次は腕を一杯に伸ばして低層を狙う。
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大きめのサイズが混じる、スジエビではなくテナガエビのようだ。
相変わらずオタマジャクシも入ってしまうのだが…
網を通す方向を変え、やはり低層を狙う。
なんとなく手応えを感じた。
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うん、良い感じの量とサイズだ。
十分な量となったので終了とする。
集合写真は撮り忘れ。
楽に捕れた事で気が緩んだか?
いつもなら終わった後は手が脈打つように痛むのだが、それも無い。
本当に暖かいのだなぁ。
これならナマズ釣れても良さそうだと思うのだが…
そんな事を思いながら家路につくのであった。