辺鄙な森のなかに住んでいると
どうもネット環境がイマイチ
不動産さんが陸の孤島と言ってただけある。
携帯屋さんに相談して、本部の人に来てもらい
敷地の中に、基地局鉄塔みたいなものを建てても構わないと
話をしたのですがそれはできないそう。
ウチの森は
だだっ広い十勝の牧草地の中の、ポツンと一軒だけある農家宅と
同じくらい難しい場所なのだそうだ。
ウチより標高の高い所にある、登山道入り口の方が
よっぽど電波が強く、ネットがさくさくでショック受ける。
わざわざ辺鄙な所までお越しいただいた携帯屋さんは
1泊出張コースで来られていて
電波の強さを測定する機械で色々調べ
窓辺に置く、無線を強化する機器を置いていかれました。
ほんのちょっとだけ改善、だがアンテナは良くて2本しか立たず📶
そして 相変わらず天候に左右されてる💧
こう書くとどんな辺鄙なところに住んでいるのかと思われるかもしれないけれど
25分くらい車を走らせればばコンビニくらいはある。
スーパーは峠ひとつ越えないとならないが…
北海道ではそんなの普通だろうし…多分。
そんなウチの森は、今日も平和な時間が流れていました。
玄関を開けたら
階段にミヤマカケスの足跡。
朝、お皿を洗っていたら前の森で
日本最大級のキツツキ、クマゲラが朽ちた幹を突っついていた。
突っついていた、と言うよりはベリベリと外皮を吹っ飛ばし、破壊していた。
天然記念物で絶滅危惧種、北海道に約500羽。熊のいる森に存在するとか。
アイヌの人たちから「チプ・タ・チカップ」と呼ばれ
ヒグマの居場所を教えてくれたり、道案内をしてくれる神と崇められたそう。
ヒグマといえば、すぐ隣の町にとうとう “穴持たず” が出没した。
雪の上にヒグマの足跡が発見されたとのこと。
空腹で冬眠できなかった熊のことを穴持たずと呼ぶ。
左側の木はイチイの木。
北海道では オンコ と呼ばれている。
赤い実をつけるメス木なのだけれど、なぜか今年は実がならなかった。
ほんの数m先にオス木があるのに何故だろう???
午後にはいつものキツネさんが姿を見せてくれた。
エキノコックスがあるから触っちゃダメ、餌付けもNG
しかし、可愛い💕
想い描いていた灯台に住む予定が、森に住むことになってしまい
過去の日記も読み返せば大して内容はなく
自分が何者で、何処で何をしてきて、何を考えてきたかなんてどうでもいい事に気付き
大部分を削除し、blogタイトルから名を消した。
あと何年この森にいられるのか分からないが…
愛すべき動植物(ヒグマ除く)を少しだけでも記したい気が。