今年はドングリの当たり年です。
すでに根っこが出始めている。
うちの森で豊作ということは、当然ながら他所でも豊作なので
リスもカケスも回収してくれないし
林床全面にポロポロ落ちてます。
ドングリを放置するとどうなるか…
10年放置されたこの森で、イヤというほど思い知らされています。
細い枝が一斉に光を求め”斜め‘’に伸びます。
カラマツやトドマツのように真っ直ぐに伸びないので大変。
若木は銀色の幹の雑木林を作ります。
根は枝振り以上に広がっており、容易には引抜けません。
次第に湿った薄暗い森になります。
再び、そのような状態にならないよう
この森で多過ぎるミズナラを中心に、間伐作業は続けています。
東の森は、早春から取り掛かっていたので
ドングリは落ちていません。
つくづく頑張ってよかったと思います。
林床に光が入るようになりました。
トドマツなど幼木にも日光が当たっています。
今日は長年カラマツの枯れ枝をが積んであったもの(写真中央)を片付けました。
今後は、ツタウルシはかぶれるので処分し、
木に這うツルアジサイなどを減らす予定。
ツタウルシの紅葉はキレイなのですけどね
白樺は落葉が進んでいます。
柔らかい葉なのですぐに自然にかえります。
ホオノキの葉は大きくて、いつまでもカサカサと残ります。
朴葉料理なんてのを作る余裕がある日なんて来るのでしょうか?
なんだかこのまま作業に追われて、永遠に来なそうな気が…うにゃ。
名前の知らないキノコが毎日のように
あちらこちらに現れて面白いです。
見て癒されています。
こっちはオレンジの珊瑚みたい。
オンコ(イチイ)の大木は
雌木なのになかなか赤い実を付けなくて
近くに雄木はあるのに?と謎だったのですが
下枝を取ったのがよかったのか、木がビックリしたのか
赤い実をたくさんつけてくれました。
赤い部分は甘いですが、中の種は
猛毒なので噛み砕いたり飲み込んだらダメ。
でも私は、この赤い実が
クリスマスツリーの飾りみたいで可愛いなぁと思うのです。
ナナカマドの実が落ちてるのかな?
苔クッションが優しいね。
切り倒したミズナラは、キンドリングクラッカーで割って
2年後、薪として使います。
ミズナラは椎茸の原木にも使えますが、何しろ多過ぎるので。
ただ伐採するのではなく
有効利用させてもらうつもりです。
森の中で作業をしていると、
初雪を知らせる‘’雪虫“が飛んでいるのに気がつきます。
気づけば夏の間よく見かけた昆虫たちが消え
風が冷たくなっているし、そろそろ冬支度をしなくては という気持ちになります。
さて、明日は
西の谷の枯れ枝を片付けなければ。
雪が降る前に、やってしまいたい作業がまだまだあります。
ノルウェージャンフォレストキャットの子は
来週から耳の治療になりそうです。
他のネコたちもみんな可愛いです。
またしてもオーロラ見そびれた。次こそは…