学びスタジオ®︎ブログ

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理系文系を支える一般教養の大切さ

2022-06-10 23:00:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、一般教養について書きます。

❤︎答えのない問題

個性の尊重
テクノロジーの発展
グローバル化によって
ますます複雑化する社会において
そこで発生する“答えのない問題”
それを解決するには、
単一の専門領域の知識だけでは
なかなか解決できません。

それを解決するためには、
幅広い知識を持ち、
さまざまな角度から物事を考えられる柔軟な思考が必要となってきます。

❤︎そこで一般教養(リベラルアーツ)

一般教養のことを
英語でリベラルアーツと言います。

リベラルアーツとは、
現代社会のさまざまな問題に立ち向かうための
“総合力“を養うことです。

リベラルアーツは、
専門教育の下位に位置するものではなく、
それ自体がひとつの学問体系として考えます。

❤︎リベラルアーツの起源

リベラルアーツは、
古代ギリシャやローマで
「人を自由にする学問」として生まれました。

5~6世紀の帝政ローマの末期には、
言葉に関わる、文法、修辞学、論理学
数学に関わる、算数、幾何、天文、音楽
併せて、
自由7科として体系化されました。

❤︎リベラルアーツの学問体系

学問を、
神が創造したものを"サイエンス"
人間が作りだしたものを"アート"
の2つに分類します。

❶アート

美術、文学、音楽はもちろん、
文学、地理、歴史、建築、哲学は、
アートに入ります。

❷サイエンス

サイエンス(科学)は、
"神がつくった世界である自然(ネイチャー)"
を研究することです。

自然科学として、化学、物理学
自然界の一部である人間社会を研究する社会科学として、経済学、心理学
応用科学として、医学、工学
形式科学(学問をするためのツール)として、数学、コンピュータサイエンス
に分かれます。

❤︎リベラルアーツとは、学術・学問の基礎

リベラルアーツを
学問体系の一つとして位置づけ
すべてのアートとサイエンスの"入り口"
です。

そして、
これらの科目を履修し、
幅広い知識を学んだで、
進みたい専攻を決めます。

❤︎学ぶ姿勢・学力の土台、リベラルアーツ、そして、専門知識へ

様々な一般教養を体系化された
リベラルアーツを学ぶことは、
総合的な判断力を与える"生きる力"を
学ぶことになります。

❤︎まとめ。理系文系を支える一般教養の大切さ

幅広い分野の知識を持つことは、
その分だけ、
多角的に物事を見ることができ、
豊かな発想を生みます。
わからないという暗闇を
わかるという明かりで満たしてくれます。
一般教養=リベラルアーツの土台があるからこそ
専門的な知識は最大限に生かされます。



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1 コメント

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グリーン・サムライ (グローバル大納言)
2024-02-19 17:19:36
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズムにんげんの考えることを模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。
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