学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

中学受験に向けた国語学習の意義

2022-03-31 13:58:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、中学受験の国語について書きます。

❤︎言葉とルール

国語は言語であり、
コミュニケーションのツールです。

まずは、
いろいろな言葉とその意味を覚えていかないといけません。

また、
その言葉を正しいルールに基づいて使えないといけません。

❤︎読解力を身につける

言葉は語彙力になり、
ルールは国文法です。

地道に言葉を覚え、
様々な文法を覚えることが、
筋道を外さない論理力をみにつける、
つまり、
読解力を身につけることにつながります。

これは、
日本語、英語、どの国の言語も同じです。

❤︎中学受験をすること

「受験をやろう」という志と夢を持ち
それに向かう計画か親子で考え
その計画を諦めずに努力実行することです。

❤︎人間的成長を促す

この志や夢、
それを実現するための努力は、
子どもに、
最後までやり抜く力
強さを与え、
人間的成長を促します。

❤︎国語の入試問題に出る内容

今を生きる人びとの苦悩を描いた物語
現在社会が抱えている問題点についての説明文
問題解決と未来への展望についての論説文……

まさに、大人でも考えることが大変な内容です。

❤︎精神年齢を高める

人間の苦悩、
社会の問題点
未来の展望……
を自ら深く考えるより、
賢さを養い、
精神年齢を高めることができます。

❤︎“子どもらしさ”と“精神年齢の高さ”

子どもらしさとは何でしょうか?
私は、好奇心がいっぱいで思いっきり遊べることだと思います。

精神年齢とは何でしょうか?
私は、自分の考えを持って、それに基づいて行動できることだと思います。

❤︎“子どもらしさ”と“精神年齢の高さ” はいい関係

そして、
この“子どもらしさ”と“精神年齢の高さ”は反対の関係ではありません。

つまり、
“精神年齢が高く”なると、“子どもらしさ”がなくなることではありません。

お互いに高めることもできます。

❤︎まとめ。中学受験に向けた国語学習の意義

言葉と文法を地道に覚えることが、
筋道を外さない読解力を身につけます。

受験する志しを実行して最後までやり抜く強さが
人間的成長を促します。

いろいろな入試問題を自ら深く考えることが、
賢さ、精神年齢を高めます。

全てが子どもの未来を照らしています。






親の意識が、子どもの考える力を伸ばす

2022-03-30 17:19:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、家庭学習について書きます。

❤︎"緊張感"を持続できる場

考える力をつける教育は、
緊張感を持続できる場で取り組むのが望ましいと思います。

教室では、
緊張感のある空間の力が働きます。

自分一人ががんばっているのではなく、
まわりにいる他の子どもたちも、
一生懸命に考え続けている。

❤︎自分も頑張って考える意欲

その空気感が、
子どもに心地よい緊張感を与えます。

自分もがんばって考えようという意欲をかき立てます。

❤︎親子では、感情的になったり、緊張感は作れない

親が子どもに教えると、
つい感情的になってしまします。

また、
愛情豊かな家庭では、
勉強する時間だけ緊張感を持たせることは不可能です。

だから、親が勉強中だけ先生になることはできないと思います。
親はいつでも親です。

❤︎親の勉強に対する意識を変える

しかし、
親が勉強に対する意識を変えることによって、
考える教育はできます。

その意識とは、
勉強とは、
計算練習をすることや
簡単に解ける問題を機械的に繰り返すことではなく、
頭を使うことです。

だから、
計算の繰り返しも大切なことですが、
考える力をつけるたもには、
これらをいくら繰り返してもダメだということです。

❤︎灘中学校の入試問題を一緒に解く

灘中学校の入試問題などの難問を、
親子で一緒に考えてあげましょう。

30分間、
子どもの緊張が切れないように、
集中して考え続けることができるように、
横についてあげることです。

❤︎問題を一文ずつ読みながら尋ねる

仮に親が解けたとしても、
それを子どもに説明しないでください。

むしろ、
親は解けない方がいいんです。

問題文を一文ずつ読みながら、
子どもに尋ねてあげましょう。

❤︎子どもに丁寧に質問

例えば
「お父さんは、この問題の意味がよくわからないんだけど、どういうこと?」
「お母さんにもわかるように教えてくれる?」
「お父さんは、こう思ったけれど、どう思う?」……
というようにです。

要は、
子どもが、少しでも長く考え続けるように導くことです。

❤︎一緒にと結果を焦らないことが大切

そのためには、
一緒にが大切です。
.
結果を焦らないことも大切です。

成果が出るまでにかかる時間は長くなるでしょう。

けれども、
考える訓練を続けていれば、
間違いなく考える力は養われていきます。

❤︎子どもの目

子どもが本当に考えているかどうかは、
子どもの目を見ていればわかります。

真剣に考えている時は、
目に力があり輝いています。

これがどう考えても先に進めなかったり、
考える手立てがなくなったりしてしまった時に目の力は失われてしまいます。

❤︎親の見るポイント

親が見てあげるポイントは、
子どもたちの目が沈んできたら、
考える大切さを伝えて励まします。

苦しいけれど、
がんばろうとやる気を起こさせます。

❤︎励まし、ヒントを

励まし、ヒントを与えます。

といっても、
決定的なヒントではなく、
「こんなふうに考えてみたらどうなるかな?」とか
「問題文のこの部分は、どういう意味だろう?」
と考えを先に進めさせるためのヒントです。

❤︎親の役割は"考える大切さ"を伝えて励ますこと

親が適切なヒントを出すことは難しい場合もあると思います。

そんな時は、
「よくがんばっているね」
と褒めてあげて、
少し休憩して、
それからまた考えるのもいいですね。

❤︎ヒントの代わりに説明してもらう

また、
ヒントを出すの代わりに、
子どもに問題の内容について説明を求めてください。
問題文を一文ずつたどりながら
「これはどういう意味?」
「この数字は、何のこと?」……

問いかけが、頭を動かす力になります。

そして、
頭を動かし続けてさえいれば、
必ず考える力はついていきます。

❤︎親の信念が子どもを動かす

「どれだけ時間がかかったとしても、
子どもの考える力は、
間違いなく養われているんだ」
という”親の信念”が、
子どもの考える力を必ず伸ばします。

❤︎まとめ。親の意識が、子どもの考える力を伸ばす

勉強において、
”考えることが最も大切だ”という意識を持ち
子どもへの励ましや、
一緒に問題を丁寧に読み返すことが、
子どもの学習意欲を高め、
家庭学習の質を変えていきます。

さあ、
ご家庭でも、
お子様の考える力を伸ばす教育を始めましょう。


考える喜びを知ると、難問を考えること苦でなくなる

2022-03-29 18:43:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、考える喜びについて書きます。

❤︎考える力を鍛える

フィットネス・トレーニングを続けていれば、
健康を維持する力がアップするように、
考えるトレーニングを続けていれば、
必ず考える力が鍛えられます。

❤︎頭を鍛えるコーチが必要

ただし、
自己流で間違ったフィットネス・トレーニングをやっていたのでは、
健康を害するおそれもあります。

ですから、
頭を鍛える時にも、
コーチが必要です。

❤︎コーチの役割

コーチの役割は、
正しいやり方(考え方)を伝え、
子どもに手本を示し、
一緒に試行錯誤し、
子どもを見守り励ますことです。

❤︎考え続けていると、"わかる"瞬間がくる

そうして考え続けているうちに、
ほとんどすべての子どもに
"わかる"瞬間がやってきます。

考え続けていれば、
難問を解けることが、
身を持って理解できるのです。

❤︎"わかる"瞬間の喜び

”わかる”瞬間の喜びは、
今まで経験したことのない感覚です。

❤︎考えることが苦にならない

そして、
一度、
この解ける喜びを味わうと、
考え続けることは苦しくも何ともなくなります。

なぜなら、
考えることをやめなければ、
必ず解けることがわかっているからです。

❤︎中学入試問題も必ず解ける

いくら難問だとしても、
それが中学入試問題だとしても、
誰かが作った問題である限り、
必ず解けるようになっています。

だから、
問題は必ず解ける。
あるいは解き方は必ずある。
そう信じて取り組めば、
考え続けられます。

考え続けて、
正しく試行錯誤を繰り返すことができれば、
考える力は自然についていきます。

❤︎考える力は一生の宝物

そうして養われた考える力は一生の宝物となります。

なぜなら、考える力がつくと、
何でも考えるようになるからです。

例えば、
授業を聞いて、
疑問を持ったことは、
考えて理解するようになります。

❤︎「なぜ」と因果関係を見つける

歴史なども「なぜ、そうなったのか」と考えながら理解します。

考える目的の一つは因果関係を見つけることで、
歴史上の出来事にはほとんど因果関係があります。

ですから、
因果関係を理解できれば、
丸暗記する必要がなくなり、
したがって、覚えなければならないことは、
限られてきます。

因果関係に注目するようになれば、
どの教科もより深く理解できるようになっていきます。

❤︎社会に出た時に必要な力

そして、
因果関係に注目することは、
「なぜ?」「どうして?」を常に自分に問いかけることです。

この力こそ、
社会に出た時に最も必要とされる力、
自ら問題を見つけて解決する能力です。

しかも、
問題を解けた時の喜びを知っているから、
考えることを楽しむことができる。

考えると"楽"しい人生が待っているのですね。

❤︎まとめ。考える喜びを知ると、難問を考えること苦でなくなる

正しい考え方を知り、
考え続けると、
必ず”わかる”瞬間が訪れます。
その”わかる”喜びを知ると、
中学受験の難問を解くことも苦ではなくなり、
逆に楽しくなります。
そして、自ら問題を見つけて解決する能力が養われます。
その力は、一生の宝物になると思います。




"かたまり"感覚は、知識を身につける準備運動

2022-03-27 21:01:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、概念について書きます。

❤︎カラスが鳴く

カラスの鳴き声と鳴く回数で、
仲間とコミュニケーションをとっている
と言われています。

たとえば、
鳴く回数が1回はカラス同士の挨拶、
2回は注意喚起か空腹、
3回は位置表示か安全をアピール、
4回は警戒か威嚇か危険…

1羽のカラスが3回鳴くと、
他のカラスも3回鳴きます。

「カー、カー、カー」
「カー、カー、カー」と、
安全を連絡しあっているんですね。

❤︎"かたまり"への気づきは、算数力な高まりのサイン

そんなカラスの鳴き声を聞いて、
「『カー、カー、カー』って、
3回のかたまりだね」と
子どもは気がつきます。

❤︎"数える"と楽しい

「いち、に、さん」といった、
リズミカルに順番や個数を"数える"ことができます。

❤︎自然界にあるたくさんの数

水が落ちる音、
風雨の音、
花びらや葉っぱの数
そして実の数……

自然界には、
いくつもの"同じ"順番や
"同じ"個数があります。

❤︎同じ数を見つけ数える楽しさ

子どもが、
それらの"同じ"を数える音は、
まさに楽しい"数楽"ですね!

❤︎同じ"かたまり"を気づく

その"同じ"順番や"同じ"個数がわかってくると、
次に、"同じ"動作のまとまりや、
"同じ"仲間のまとまり
が見えてきます。

すなわち、
“区切られた” あるいは “区別された”かたまりが見えてきます。

❤︎かたまりの表現

「ひとかたまり」
「1セット」
「ひと組」
「1パック」
「1ケース」
「ひと皿」
「ひと山」
「ワンブロック」
「ワンピース」……。

❤︎"かたまり"から始まる “概念形成”

区切ったり区別したりして
"かたまり"が見えてくると、
そのかたまりを
ひとつの"同じなかま” として認識するからです。

そしてこれが、
いわゆる"概念"形成の始まりとなります。

❤︎"概念"とは

"概念"とは、
だいたいこのぐらい
ということを頭の中の思うことです。

たとえば、
大きなゴールデンレトリバーを見て
「わんわん」と鳴くのを聞きます。

❤︎「わんわん」と鳴く仲間から概念が

次に、
小さなチワワ、
中型の柴犬、
さらに、
ブルドッグを見て
「わんわん」と鳴くのを聞きます。

そこに「わんわん」という"かたまり"を
"同じなかま” と見ていきます。
犬という"概念"を形成さていきます。

❤︎"かたまり"感覚が、知識の準備運動

"数える"ことから
"区切り"や"区別"に気づき
"かたまり"を見出していく、
という流れが物事を見て取り、
概念を形成し、
知識として身につけていく準備運動です。

子どもの"かたまり"の気づきは、
"算数力"の向上につながっていきます。

❤︎さらに"人間力"育成に

さらには、
正しいことと悪いことの区別や
その認識を通じて
善悪の概念を身につける
"人間力"の大切な育成にもつながっていきます。

❤︎子どもの"かたまり"の言葉にリアクション

子どもが気づいた"かたまり"の言葉に、
しっかりとリアクションしてあげて、
知識を身につけるための土壌を育ててあげましょう。

❤︎まとめ。"かたまり"感覚は、知識を身につける準備運動

子どもが、
同じものや違うものを感じ、
"かたまり"感覚を持ち、
"かたまり"をいろいろな言葉で表現することが、
"概念"を形成します。
それは、
知識を身につける準備運動であり、
善悪を区別する"人間性"育成の入り口です。


"変わり方"の体験が、関数へ、創造へ

2022-03-26 13:14:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、変化と関数について書きます。

❤︎お皿の上の苺

皿の上に苺がいっぱい盛りつけてあります。
大きさもいろいろです。
みんなで食べると、
皿の上の苺が減っていきます。
子どもは、
「食べると苺はだんだん減るね」
と言いました。

❤︎"変化"から"関係"に気づく

ひとつの"変化"に気づくと、
その"変化"の要因となる
もうひとつの"変化"に気づき、
2つの伴って変わる"関係"に気づいていきます。

皿の上の苺も、
その"関係"の気づきのひとつです。

❤︎苺、みかん、りんご…いろいろな体験が"関係"の言葉に

子どもはまだ、
「苺を食べ『れば」皿にある苺の数は減る。」
という明確な言葉では表現できませんが、

「たら」「れば」「たびに」「つれて」
を用いた"関係"気づきの言葉は、
不完全な形で
頻繁に子どもたちの言葉のなかにあります。

❤︎ "関係"をさらに詳しくする"変わり方"

関係をさらに深くとらえる
"変わり方"への気づきが、
"関数の考え"につながります。

先ほどの例でいえば、
食べる個数が"増えるぶん減る"
という"変わり方"に気づくことです。

❤︎「れば」と「ぶん」

「れば」という言葉を使い、
伴って変わる2つの変化に気づいた段階から、
さらに関係を詳しく、
"増える「ぶん」減る"といった
".変わり方"に気づき始めてくるのです。

❤︎親の言葉のサポート

しかし、
この"変われば変わる"といった"関係"気づきから、
その"変わり方".へと関係を深める気づきは、
親の言葉のサポートを必要とします。

❤︎"変わり方"のいろいろな言葉

変わり方を表現する言葉は、
数量関係を表現します。

「〜ぶん」
「半分」
「倍」
「わりに」
「差」
「比例」……
といった算数的な用語だけでなく、
「ゆるやかに」
「急に」
「徐々に」
「うなぎのぼり」
「急降下」
「右肩上がり」……。

日本語として生活のなかにたくさんあります。

❤︎子どもの言葉に、リアクション

子どもが、
「食べるとみかんはだんだん減るね」など、
変化する"関係"の気づきをしたときは、
"変わり方"のいろいろな言葉を使って
リアクションしてあげましょう。

子どもは、
"変わり方"の言葉を覚え、
"変わり方"に気づきます。

❤︎"変わり方"の言葉から、関数・創造力に

そして、
その"変わり方"に気づくことの繰り返しが、
関数の考えにつながります。

さらに、
関数の考えが、
新しい関係性を見い出す創造力にもつながっていきます。

❤︎まとめ。"変わり方"の体験が、関数へ、創造へ

"苺を食べると数は減る"
この体験が
関係性を実感することになります。
数量関係を表すたくさんの言葉を知り、
数の変わり方を実体験や疑似体験が、
関数を理解し、
関係性を見い出す創造力を育みます。