学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

学力の差は時間の差

2021-12-31 10:39:00 | 日記


こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室・学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。
ご訪問いただきありがとうございます。

全国統一小学生テストを実施している四谷大塚の偏差値推移を表したデータがあります。

そのデータからわかることについて書きます。

❤︎小2の偏差値と4年後の小6の偏差値

そのデータを表にしてみました。


これは、
小学2年生の11月に実施した全国統一小学生テストを受けたお子さんの偏差値を、
①70以上
②60以上70未満
③50以上60未満
④40以上50未満
⑤30以上40未満
⑥30未満
の6つのグループに分け、

そのお子さんたちが、
4年後に受けた小学6年生の11月実施の全国統一小学生テストの偏差値がどのように推移しているかを表しています。

❤︎小2で全国統一小学生テストを受けるといくことは

この全国統一小学生テストは、
全国で15万人の小学生が受けています。
小2の段階で、
このテストを受けるということは、
教育熱心なご家庭のお子さんか、
教育に関心のあるご家庭のお子さんであると考えられます。

❤︎小2の時の成績は、小6になっても変わりにくい

小2の時、偏差値70以上のグループの80%は、
小6になっても同じ70%以上の偏差値をキープしています。

他の偏差値グループも
それぞれ小2の時の偏差値グループと
同じか一つ上の偏差値グループに入っている割合が一番多い
という結果が出ています。

❤︎小2で低い偏差値グループは、小6の偏差値がばらつく

小2で低かった偏差値グループに関しては、
教育熱心な家庭であれば、
勉強方法を改善した一部のお子さんは、
成績が上がりますので、
分布は広がります。

しかし、
上位の偏差値グループに入る割合は、
全体から見ると、
ほんのわずかです。

❤︎小2で偏差値上位のグループは、落ちにくい

小2で偏差値上位のグループは、
小6になっても偏差値が下がりにくいようです。

❤︎まとめ。学力の差は、時間の差!

小学2年生で、
四谷大塚の全国統一小学生テストで
上位の偏差値をとれるということは、
地道に勉強をしているといことです。

つまり、
時間を取って、
書く、
読む、
計算する、
覚える、
考える、
想像する
という勉強をバランスよくしているということです。

小学生低学年で、
偏りのない勉強をしていると、
それが勉強習慣になります。

だから、
学年が上がっても、
上位の偏差値グループをキープできるんですね。

その低学年から勉強習慣、
積み上げてきた勉強時間の差が、
大きな学力の差になるといくことですね。


本年は、
私のブログをお読みいただき、
ありがとうございました。
来年も相変わらず、
いろいろと書いていきたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。



"小4の壁"はチャンス!

2021-12-30 15:36:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室・学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の塾長の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

中学受験を本格的な開始する学年は、小学4年生です。
一方で、
勉強につまづきやすい学年は、小学4年生で、これを"小4の壁"と言われるのをご存知ですか。

今回は、"小4の壁"について書きます。

❤︎小学4年になると変わってくること

❶反抗期に突入

反抗期に突入する子どもいます。

親の価値観の中の生活に、
自分の価値観が芽生え、
自我を意識します。

色々と悩みが増えてきて、
感情が爆発し始めます。

❷子どもらしさが薄れる

他者との違いを強く意識するようになります。

子どもの"やんちゃさ"から
徐々に大人の"おとなしさ"への階段を上り始める年頃です。

ありのままの自分を出すような、
ストレートな表現を抑えるようになってきます。

❸抽象的な学習が増える

学習面では、
小数、分数など、
ぱっと見てすぐにイメージできず、
答えを導き出せない単元を学ぶようになります。

抽象的な学問に触れることに、あれ?
自分の心の変化で、あれ?
あれ?が増え、
将来に対して不安を感じたり、
優秀なクラスメイトに対して劣等感を抱いたりします。

自信を持てない場合は、
"勉強が得意ではない"
と強く感じるようになり、
やる気が出てこなくなります。

❤︎学力の差が大きくなる"小4の壁"

その一方で、
低学年の頃からコツコツ真面目に勉強してきた子どもは、
テストでも、変わらず高得点を取ることができます。

小学4年生を境に学力差が目立つようになるのは、
精神面での変化と
勉強内容のレベルアップが
絡み合い、
伸びる子と伸び悩む子の差が目立つようになってきます。

それでは、
❤︎"小4の壁"を飛躍の学年にするには 

❶得意を一つ作ること

"得意なこと"は、
勉強以外の
図工でも、
体育でも、
人前で話すことでも…
どんなことでもOKです。

親としては、
得意なことが勉強以外で
「こんなことができてもな…」と思っても、
子どもの得意なことを認めてあげましょう。

一つでも得意なことがあれば、
それが大きな自信となり、
難題に直面しても乗り越えられる原動力となっていきます。

❷勉強に取り組む姿勢を養う

小学生低学年から、
基本的な学力を身につけるように、
毎日少しずつから家庭学習をさせましょう。

その時、
そばにいて、
ニコニコしながら子どもの様子を見守りましょう。

教材でおすすめは、四谷大塚のジュニア予習シリーズのホームワークです。

学力の基礎固めをする日常の地道な努力を、
大切にしてほしいと思います。

❸学び直し

これまで学習した内容があやしい場合は、
つまづいた学年や単元まで戻って復習をすることも大切です。

学力の"穴"があると土台が強固にならず、
学年が上がっていくとどこかでボロボロと壊れていきます。

この場合も、四谷大塚こジュニア予習シリーズの教材がしっかりとサポートしてくれます。

❤︎まとめ。"小4の壁"はチャンス!

何か得意持っている"自信"
地道な努力を重ねた"基礎学力"
この2本の柱があれば、
"小4の壁"が立ちはだかっても、
乗り越えて、
自分の能力を発揮できるようになるでしょう。

たとえ、
"基礎学力"が不足していても、
"学び直し"をすれば大丈夫です。
少し時間はかかりますが、
"基礎学力"を身につけるための地味な努力をゆっくり見守ってあげましょう。
そして、
子どもは、ゆっくり"基礎学力"を身につけて、
"壁"を自分の力で乗り越え、
それを自信に変えていくでしょう!

このように、
"小4の壁"は、
"自信"を与え、
"基礎学力"を見直すチャンスを与えてくれます。


四谷大塚のジュニア予習シリーズ等のお問い合わせは、

"知る"ことと"ありがとう"

2021-12-29 08:04:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室・学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

今回は、子どもの心と頭の栄養について書きます。

❤︎子どもを大切にする?

子どもは、
親から見れば、
まだ頼りなくて、
一人では何もさせられないから、
なんでも面倒を見ることが、
子どもを大切にしていることだと思います。

❤︎親のマネをしたがる

しかし
3歳になれば、
少しずつ器用になってきます。
お母さんが家事をしていると、
それをお手伝いをしたがります。

でも、
危ないし、
時間がかかるし、
うまく出来ず、
二度手間になるから、
子どもの気持ちを別の物事でそらして、
結局、ママがひとりでやってしまいます。

❤︎子どもが可愛いと思う2つの問題点

❶子どもの気持ちを曖昧にする

子どもが自主的にやろうと思っていることに対して、
その気持ちを曖昧にしてしまうことです。

そして、
これが続くと、
子どもから、
この自主性は出てこなくなります。

❷感謝を云う機会を失う

お手伝いをしてくれて「ありがとう」
という機会を失うことです。

親からの感謝の気持ちは、
お子様にとっての最高の贈り物です。

それは、
子どもの自己肯定感を
どんどんと強めることが出来ます。

❤︎子どもにお手伝いを

事情が許す限り、
お手伝いやいろいろなことを
どんどんやってもらって、
たくさんの「ありがとう」の言葉を
かけてあげることが大切です。

それが、
自主性をどんどん育てていくことになります。

❤︎知りたがり

また、
子どもは、
いろいろなことを知りたがります。

"知ること"で、
好奇心を満たしていきます。
いろいろなことを質問します。

3歳ぐらいから、
文字にも興味を示し、
少しづつ読めるようになってきます。

❤︎"聞いて知る"から、"学んで知る"

"人に聞いて知る"ことから、
"学んで知る"ことができるようになります。

この時期から、
少しずつ、読んだり・書いたりすることで
知ることが出きるようになります。

❤︎自分で知る達成感

自分の力で知ることが出来るようになると、
達成感が強くなり、
楽しくなり、
もっと「知りたい」
という気持ちを強めることが出来ます。

「知りたい」という気持ちを、
「自ら学ぶ」ことで満たされていきます。

❤︎脳への栄養

脳は6歳までに大人の9割程度出来上がります。

赤ちゃんから6歳までの脳の急速な成長期には、
脳に質のいい栄養を与えることが大切だと言われています。

その栄養とは、
心には、「ありがとう」の言葉を聞くこと、
頭には、好奇心を満たすたくさんの体験と知識です。

❤︎まとめ。心には「ありがとう」を、頭にはたくさんの"知る悦び"を

子どもたちが、
成長とともに、
だんだんと器用になってきます。

お手伝いをしたがります。
何でも自分でやりたがります。

親は手を出さず、見守り、
どんどんしてもらいましょう。

そのポジティブな体験から、
子どもたちは、
いろいろな知識を吸収し、
"知る悦び"を感じます。

そして、
「ありがとう」
とほめてあげましょう。
悦びが増殖し、
もっと知りたいと意欲が湧きます。

たくさんの好奇心を満たす体験を通じて、
頭には、"知る悦び"
心には、"ありがとう"
という栄養を与えてあげましょう!

子どもたちは、勉強が大好き!

2021-12-27 14:08:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室・学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

子どもは好奇心がいろいろな方向に向かいます。
それが、学力につながっていきます。
その好奇心が、スーと伸びるのを妨げるものがあります。

それは、親の言葉です。

❤︎なぜ、"勉強できる"ことを自慢できない

例えば、
親が、わが子のことを、
スポーツで頑張ったことは、
自慢できても、
しかし、
10時間も勉強したことは、
自慢して言えない。

❤︎勉強に対するネガティブな感情

親が子どもの"勉強好き"を自慢すると、
鼻にかけて、
聞き苦しいのではないかと、
遠慮し、
ついつい、
「うちの子は、勉強できませんから」…
と言ってしまします。

日本人には、
スポーツなどと違い、
勉強に対する何かネガティブな感情や印象があるようです。

❤︎ネガティブな感情は子どもに感染る

この感情は、
子どもも敏感に感じ取り、

「スポーツをすることは、カッコいいけど、
勉強をすることは、カッコ悪いんだ」
と思わせます。

誰だって、印象の悪いことをしたくありません。

そして、
勉強は、
できればしたくないもの
めんどくさいものになります。

そのような状態で、
さらに「勉強しなさい」と強要されると、
ますます勉強が嫌いになります。

❤︎子どもは、親が自慢することが一番うれしい

だから、
勉強に対する
よいイメージを持てるような言葉
をかけてほしいと思います。

自分で進んで勉強した時は、
ほめてあげてほしいと思います。
遠慮することなく自慢してほしいと思います。

子どもは、
大きくなっても、
親からほめられたり、
自慢してもらうことが、
一番うれしいことです。

❤︎ポジティブな感情が"勉強大好き"に

勉強に対するポジティブな感情
を持つことが出きれば、
もともと好奇心旺盛で"勉強好き"を
"勉強大好き"にします。

そして、
勉強から、
たくさんの知識を学ぶことにより、
将来の夢をどんどん拡げていってほしいと思います。

❤︎まとめ。「わが子は勉強大好き」と自慢しよう。

子どもは、
本来好奇心旺盛で、
勉強好きです。

親が、
スポーツすることは自慢し、
勉強することは自慢してくれなかったら、

子どもは、
スポーツにはいい印象を
勉強には悪い印象を
抱きます。
勉強嫌いになりかけません。

だから、
「うちの子、勉強がすごいの」…
と勉強することを自慢して下さい。

子どもは、
親の自慢がうれしく、
自然に"勉強大好き"になり、
日々の新しい学びをウキウキして生活するようになるでしょう!

英語の"独り言"で、スピーキングが飛躍的に上達

2021-12-26 19:00:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

今日、高校1年生が独学で英検準1級に合格したという、記事を見ました。
その記事の中で、「スピーキングの練習に、"独り言英会話"をしていた」と書かれていました。

今回は、この"独り言英会話"について書きます。

まず
❤︎なぜ、日本人が英語を話せない

❶話すことに慣れていない

❷日本の「恥の文化」

間違えると恥ずかしいという気持ちが強く、
頭の中で考えすぎてなかなか英語が出てこないとういことです。

❤︎間違っても話すことが大事

日本人以外のノンネイティブの英語を聞いていると、
時制などお構いなしに思ったことを話しています。

英語を話す際には、
「間違いは恥ずかしいことではない」
と思うことが大切です。

❤︎詰め込まれた知識をアウトプットするだけ!

多くの日本人が中学・高校を通して6年間英語を勉強しています。

「英語は話せないけど読めば理解できる」
という人が多くいます。

だから、
多くの日本人には基礎的な英語知識が備わっているということです。

❤︎日本人はスピーキングのポテンシャルがある

スピーキングは.
知識のアウトプットすることにより成立します。

スピーキング(アウトプット)はインプットによる知識の構築がなければ不可能です。

すでに英語の知識が備わっている日本人はアウトプットの訓練をすれば、飛躍的にスピーキング力が向上するはずです。

❤︎スピーキングが向上させる"独り言英会話"とは

"独り言英会話"とは、
独りで英語を話す英会話です。

独りで英語の文章を紡ぎ出すということです。

その際、
分からない単語や表現などが出てくるので、
そこで一度"独り言"は中断して、
単語や表現を調べてから、
再度"独り言"を始めます。

❤︎一人でするから恥ずかしくない

この学習法は、
一人で取り組むため、
間違えても恥ずかしいということはありませんので、日本人にはピッタリです。

❤︎"独り言英会話"の効果

❶英語を話すことに慣れる

"独り言"のトレーニングをすることで、
常に英語でどう話すかを考えて実際に発しているため、
英語を話すことに慣れます。

❷語彙力が向上する

毎日いろいろなことについて英語で話していれば、
そのトピックは広範囲にわたるため、
語彙力が飛躍的に向上します。

❸文法(語順)が身につく

文章として英語を紡ぎ出しているため、
自然と文法力が身につきます。

❹瞬発力がつく

毎日英語を紡ぎ出していれば、
言いたいことを英語にする瞬発力がつきます。

瞬発力は英語でコミュニケーションをとる上で最も必要なスキルですね。

❤︎"独り言英会話"具体的なトレーニング法

❶"主語+述語"の形から始める

主語は「I」から始め、時制は現在にします。

❷場所や時間などの情報を付け足していく。

①前置詞や副詞の使い方に注意します。

②自制を過去形に変えます。

③よく使われるフレーズなどを盛り込んで練習します。

❸ 5W1Hを意識する

❹複雑な文章にチャレンジする

①仮想の相手に自己紹介をしたり、

②自分の一日のルーティンを話したり

③目に入る人について2~3のコメントをしてみる

❤︎まとめ。"独り言"英語で、スピーキングが飛躍的に上達

英語を読めても話せないのは、
"英語を話すことに慣れ"ていないからです。

英語を話すことに慣れる効果的な方法は、
英語で"独り言"を言うことです。

誰にも聞かれないので、
恥ずかしくない、
"恥ずかしがり屋の日本人"にぴったりの"独り言英会話"、
自分の好きなことを英語にしてみましょう!