学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

しっかりと遊ばせないと、将来が危ない!

2022-01-19 11:40:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、前回に続いて、遊ぶことの大切さについて書きます。

❤︎今遊んでおかないと困る?

これまでは、
「遊んでばかりいないで少しは勉強しなさい!」
「いま勉強しておかないと、将来困ることになるわよ」

これからの時代は、
「いま遊んでおかないと、将来困ることになる」

❤︎今までは、基礎学力で活躍できた

今までは、
"正解に速くたどり着ける力"
つまり、"基礎学力"があれば社会で活躍できました。

しかしこれからの時代、
"基礎学力"だけでは社会の変化に太刀打ちできません。

では、
どんな力が必要となってくるのでしょう。

❤︎これからは、情報編集力が必要

直面する問題に対して、
自分や他者がもつ知識、経験、技術を組み合わせて多くの仮説を立てる力
つまり、"情報編集力"が必要になります。

❤︎多様化する社会に"決まった答えはない"

なぜならば、
今後さらに多様化していく社会の問題には、
"決まった正解はない"からです。

❤︎大学共通テストにおいても

大学入学共通テストでも、
思考力・判断力・表現力など
"実社会で通用する力"が重視されています。

❤︎"情報編集力"や"実社会で通用する力"を伸ばす方法

"情報編集力"や"実社会で通用する力"を伸ばす方法は、
子どもの頃に思いきり遊ぶことです。

幼少期の"遊び"は、
子どもの人生を左右するほどに重要なのです。

❤︎NASAの採用基準が変わった

以前は、
国で最高の学校を最高の成績で卒業したいわゆるエリートを採用することに重点が置かれていた。
そういう若者の多くが、
必ずしも問題解決を得意としていないことがわかってきました。

そこで現在は、
小児期と思春期に
手を使ってユニークな遊びや作業をした経歴を持つ卒業生の獲得を優先し始めました。

子どものときにものを作り、
遊んだ経歴に特徴のある人が、
問題解決に秀でているからです。

極端かもしれませんが、
"最高の学校を最高の成績で卒業したエリート"よりも、
"子どもの頃に手を使ってユニークな遊びをしていた若者"のほうが評価される時代になってきました。

❤︎"遊び"によって鍛えられる力

❶外遊び~問題解決力・判断力・思考力を育む

特に虫採りや魚釣り、
山登りやキャンプといった、
自然のなかでの遊び

遊んでいて困難に直面したときこそがチャンス。
「危機や困難を回避する方法」を探す経験が問題解決力を押し上げます。

また、
外遊びの定番とも言える鬼ごっこでは、
「どうやったら捕まらずに逃げきれる?」と頭をひねることにより、
思考力や判断力が鍛えられます。

❷折り紙遊び~思考力・空間認識力・集中力を育む

折り紙の上手な折り方を考えるのは"論理的思考力"です。

その折り紙に顔を描いたり、
部屋をつくってあげたりするのは"創造的思考力"です。

寂しそうだからと "友だち" をたくさん折るのは、"ケア的思考力(他者への気遣いや共感など)"です。

また、
折る向きや折る間隔を考えながら作業すると"空間認識力"が鍛えられ、
集中力も強化されます。

❸ごっこ遊び~創造力・想像力を育む

"ごっこ遊び"は、
場面やストーリーを自分のなかでつくり出す必要があるため、
創造力が育まれます。

四角い積み木を電話に見立てたり、
砂場の砂を小麦粉だと言ってみたり…
このなにもない場所から遊びをつくり出す経験は、
ゼロからイチをつくることのできるような創造力を伸ばします。

❹友だちとの遊び~レジリエンス(回復力・復元力)・コミュニケーション能力を育む

一緒に遊ぼうと誘ったら断られた
遊びのルールについて友だちとケンカになった……

子どもはそのトラブルから多くを学び、
レジリエンスや
コミュニケーション能力を育みます。

レジリエンスがあれば、
「積み木遊びが好きじゃなかったのかな? ほかの遊びに誘ってみよう」と、
それほど落ち込むことなく、
次の行動を考えることができます。

また、
相手に自分の考えをわかりやすく伝えることで、
コミュニケーション能力も磨かれます。

このように、
❤︎"遊び"には数えきれないほどの育みがある

遊びは子どもの"仕事"です。
遊びは認知のスキルを育て、
言語能力と問題解決能力、
計画づくりや予測、
結果の予期、
予想外の出来事への順応……

高度な実行機能を高めます。

❤︎まとめ。しっかりと遊ばせないと、将来が危ない!

幼児期、
過度の受験勉強より、
思いきり遊ぶことは、重要!

子どもが自由に遊ぶ時間をつくってあげましょう。

「こうしたほうがいいんじゃない?」
「それはやったらダメよ」
なんて言わず、
ただ子どもと一緒に目一杯楽しんでください。

真剣に遊んだ子は、勉強も真剣になれます!
そして、
遊び込んだ子どもの未来は明るい!


"遊ぶ子"と"忙しい子"の心の育ちに大きな差

2022-01-17 15:47:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、遊ぶ子どもと忙しい子どもについて書きます。

❤︎遊びの必要性

遊びの衝動は、
人間が生まれつき持っている本能の衝動です。

そして、
この"遊びの必要性"を人は直感的に知っているようです。

例えば、
遊びは、ストレスを和らげますね。

❤︎"積み木"のあなどれない効果

ただ"積み木"で遊んでいるだけでも、
幼児の言語の発達が向上するという研究結果があります。

❤︎遊びが感情を整える

遊びという単純な行動が、
感情を整えるときに役立つようです。

❤︎遊んでいる子どもは、ただ遊んでいるのではない

遊びという行為自体に、
認知能力と非認知能力の両方にとって、
数えきれないほどの利点があります。

❤︎遊びは、子どもの"仕事"

遊びは子どもの"仕事"です。
遊びは認知のスキルを育て、
言語能力と問題解決能力、
計画づくりや予測、
結果の予期、
予想外の出来事への順応……

高度な実行機能を高めます。

❤︎"遊び"で、物事をポジティブに考え、脳を整える

遊びは脳の統合を促します。
子どもの人付き合いのスキル、
人間関係のスキル、
言葉を操るスキルまでが、
遊んでいる間に向上します。

遊び場の駆け引きをうまくやり、
ゲームやグループのルールを決めなくてはならないからです。

子どもたちはどうしたら遊びに入れるかを探り出し、
思いどおりにいかないときには、
ほかの子たちと交渉しなくてはなりません。

公平さや、
順番を守ること、
柔軟になること、
道徳的にふるまうことを学びまふ。

仲間外れにされている子にどう対応するか決めるときには、
共感に関わる難しい問題に向き合います。

遊びはこういう社会的な利点だけでなく、
心理面、感情面での効果も発揮して、
脳のバランスを整えます。

❤︎遊んでいる時に自己肯定感を

子どもは遊んでいるとき、
落胆に向き合ったり、
注意力を保ったり、
世界の意味を理解したりという、
"自己肯定感"につながるさまざまな資質を伸ばすための練習をしています。

感情を整えてキレない力と立ち直る力をつけ、
思いどおりにいかないときのいら立ちに耐える能力を伸ばしています。

❤︎子ども"忙し度"判断基準

❶ストレスがたまっている?

しょっちゅう疲れていたり、
不機嫌だったり、
追い詰められている、
不安を感じているようなそぶりを見せたり…
バランスが悪い徴候を示している?

❷忙しすぎて、遊んだり創造的になったりする自由な時間がなくなっている?

❸十分な睡眠を取れていない?

あまりたくさんの活動に関わっていると、
寝る時間に宿題などやるべきことしないでいけなくなる。

❹スケジュールはいっぱいすぎて、友だちや兄弟と気ままに過ごす時間がなくなっている?

❺忙しくて決まった時間に家族一緒に夕食がとれていない?

毎食必ず一緒に食べる必要はありませんが、
ほとんどない場合は心配です。

❻子どもにしょっちゅう「急いで!」と親が言っている?

❼親自身が忙しくてストレスがたまっているので、子どもとのやりとりの大半がイライラしたりキレたりしている?

❤︎「はい」があるなら、危険

これら7つの質問に「はい」があるなら、
子どものスケジュールが詰まりすぎかどうか、
真剣に考える必要があります。

「はい」がないなら、
お子さんは、
活動的ですこやかに成長し、楽しく過ごしています。
そして、
"自己肯定感"を高める方法を、見つけているということですね。

❤︎まとめ。"遊ぶ子"と"忙しい子"の自己肯定感の大きな差

子どものスケジュール詰め込み過ぎると、
忙しくて、
心が育ちません。

子どもは遊びながら、
ゆっくりと、
心を育てていきます。
そして、
自己肯定感も育てていきます。

子どもの”遊び”を大切にしてあげれば、
子ども自身が”忙しさ”を見つけてくるんだと思います。

AIに頼ると効率的で、問題発見力が弱める?

2022-01-15 21:27:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

今回は、人間とAIと問題発見力と問題解決力について書きます。

❤︎以前のAI

以前のAIは.
問題と答えを人間の専門家の知識からインプットさせていました。

したがって、
教えていないことはできないという、
能力の限界がありました。

❤︎今のAI

今のAIは、
ディープラーニング技術をベースとしていて、
"問題とビッグデータによる学習"がインプットされてきます。

その膨大なデータから
パターン認識をして最善の答えを導き出すために、
教えていない答えをも導き出すことが可能になりました。

❤︎AIが得意なこと

❶与えられた問題を解く
❷定義の明確な問題を扱う
❸膨大な情報から判断する
❹ルールを守る

❤︎AIが苦手なこと

❶問題そのものを考える
❷定義が不明確な問題を扱う
❸限られた情報から創造する
❹ルールを作り出す

❤︎AIは、"与えられた問題"なら得意

AIに、
「問題を発見しなさい」
という問題が与えたら、
問題を発見することはできます。

❤︎AIは、"自ら能動的に問題を見つける"ことは苦手

しかし、AIは、
「そもそも解くべき問題は何か?」を問いとして発すること
つまり、
自ら能動的に問題を見つけることは苦手です。

❤︎AI時代に人間がすべきこと

今後人間がやるべきことは、

問題が明確に定義できて、
膨大なデータが手に入る領域はAIに任せて、

人間はさらにその上流の、
まだ明示的に語られていない問題を
自ら能動的に見つけていくことが重要になるとされています。

❤︎AIは勉強を効率化する

AIが得意な問題解決は、
勉強に利用されています。

一人一人のお子さんの学力を
AIが判断して、
弱点を見つけ出し、
何を勉強すればよいのか
教えてくれます。

❤︎AIに与えられる勉強

そして、
あまりにもAIに頼りすぎると、
与えられた勉強になりやすく、
しかも、
自分の弱点が何かを教えてくれるので、
自分自身の問題を発見する必要がなくなります。

❤︎子どもは、"ぶつかるもの"

子どもの頃は、
ある意味において、
自己中心に行動することが許されています。

自分中心の行動をして、
何かにぶつかり、
「これはダメなんだ」と実感し、
行動を変えていきます。

❤︎AIは、問題発見力を弱める?

AIに頼り過ぎると
何かにぶつかる体験が
極めて減ります。

そうすると、
問題を発見する力が弱められるかもしれません。

❤︎ まとめ。AIに頼る勉強は効率的で、問題発見力を弱める?

AIは問題解決するのが得意です。
しかし、
全く新しい問題を発見するのは苦手です。

勉強でAIを利用すると
AIが学力を分析し、問題点を発見して、
何をすべきかを一方的に教えてくれるので
効率的な勉強ができます。

ところが
子ども自身の自己分析、問題発見力は弱まります。

だから、
AIに頼り過ぎない勉強が
問題発見力を磨くことになり、

能動的に問題を見つけ出していく力が、
AIをうまく使いこなす力にもなります。

"あるがまま"が一番いい!

2022-01-12 08:22:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、"あるがまま"について書きます。

"あるがままを肯定すると、心が前向きになる"と思いませんか?

❤︎4歳のお子さんとお母さんの会話

4歳の子ども : 「つかれた」
お母さん : 「つかれたね」
4歳の子ども : 「むずかしい」
お母さん : 「むずかしいね」
4歳の子ども : 「できるようになったよ!みてみて!」
お母さん : 「できたね!すごいね!」
4歳の子ども : 「こんなのかんたんだよー!」
お母さん : 「かんたんにできるようになったね!よくがんばったね!」

❤︎おうむ返しは、心から、ゆっくりと

お子さんの言葉を話し終わるまで
口を挟まずにしっかりと聞きます。

そして、おうむ返しで応えます。

"あるがままを肯定"すると、
子どもは、
自然と安心感を持ちます。
そして、
前向きになります。

❤︎子どもが話したくなる大人

大人の目線で、
「あなたたちのことを思ってダメと言ってるのよ」と子どもたちのことを考えて話をするだけでは足りません。

子どもたちの思いを、
子どもと同じ目線で見て、
話に耳を傾け、
「すべてOK!」と
"あるがままを肯定"することが必要です。

そうすれば、
「この大人になら、自分のことを話したい」
と思うようになります。

❤︎もっと聴いてあげる

子どもたちのあるがままを肯定して、
前向きな気持ちで
遊んだり、勉強に取り組んだり、
そして、
子どもたちから、
遊んで楽しかったことや
勉強して学んだことを
しっかりと聞いてあげてください。

さらに、前向きに
遊び、学ぶようになるでしょう。

❤︎愛情表現も、"すべてOK!"から

愛情の溢れる家庭、
愛情を子どもにどのように伝えるか?

愛情表現も、
子どもの「ありのままを肯定する」ことです。
「すべてOK!」と認めてあげることです。

子どもの心に安心と安定があれば、
何事も前向きに行動させ、
可能性を大きく拡げていきます。

❤︎安心できる環境が、"勉強が好きな"子どもを育て、豊かな知性を育む

安心できる環境の中で、
好奇心旺盛なの子どもに
”遊び・学ぶ”材料
例えば、
絵本・おはじき・パズル・積み木…
を与えたら、

それを"知る""作る"ことで、
楽しさや喜びを肌で感じて、
興味がどんどん膨らんでいきます。

自然と"勉強が大好き"な子どもに
育っていきます。

それは、
無理に勉強させられているのではないので、
頭でっかちの子どもにになりません。

当たり前に自分から勉強なので、
豊かな知性を身につけていき、
楽しい人生を歩んでくれることでしょう!

❤︎まとめ。子どもは"あるのまま"が一番いい

子どもは、思ったこと口に出して言います。
この何気ない言葉をしっかり受け止めて、
そして、
おうむ返しで応えてあげましょう。

あるがままに受け入れられた子どもは、
ものごとを
真正面から、
あるがままに、
素直に見ることができるようになります。

ものごとを素直に見ると、
いろいろなことを発見したり、
疑問をもったりします。
発見する毎に、
疑問を持つ度に、
目を輝かせ、
ワクワクしながら、
また、発見したこと・疑問に思ったことを、
"あるがまま"に話してくれるでしょう!

その時は、
おうむ返しを忘れずに!

"あるがままが一番"ですね!

素読で、優しく、賢く!

2022-01-10 17:49:00 | 日記



こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、読むことについて書きます。

❤︎昔、学びは素読からはじまってました!

江戸時代、
学びは"素読"からはじまりました。

❤︎"素読"とは、

論語などの名文を
細かな意味を考えずに
ただひたすら繰り返し音読することです。

そして、
大量に素読をしていると
自然と意味がわかるようになってきます。

❤︎今、脳の発達障害が懸念されています?!

現在、
すぐに切れる、
わがままいっぱいなど
情緒力が欠如している子について問題になっています。

これは、
脳、特に前頭前野の発達障害があると言われています。

❤︎脳の中の前頭前野の役割

前頭前野は、
物事を考える、
記憶する、
喜びや怒りの感情を作り出す、
記憶をしまったり取り出す、
行動を抑制する、
他者の気持ちを理解するなど、
脳の中でももっとも高次な機能を持つ領域です。

❤︎前頭前野を鍛える"素読"

乳幼児期におけるお母さん・お父さんとの情愛ある会話が、
前頭前野を活発に働かせ、
発達を促すと言われています。

また、
前頭前野を鍛えるのによい方法の一つが、
実は「素読」なんです。

❤︎素読の効果

素読による言葉の響きとリズムの反復で、
日常会話とは全く違うジャンルの言葉
感情の言葉
理性の言葉
を幼い魂に刻み込むことができます。

黙読と違い、
目で見て、
口で音・息を出して、
耳でも聞いています。

目と口と耳を使って読んでいることになります。

素読を繰り返すと、
暗誦につながります。

また、
文意も解るようになり、
読解力を身につけることにつながります。

このような"素読"の効果が、
脳を刺激し、
情緒豊かて、
賢い子ども育てていきます。

❤︎まとめ。素読で、優しく、賢く

昔から
素読は、人間性と学びの原点です。
脳を刺激し、
情緒を豊かにします。

また、
素読をしていると、
たとえ意味が分からずとも
心が落ち着きます。

だから、
小さい子どもの素読は、
文章に愛着を感じさせ
子どもに大きな財産を与える宝物です。