学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

「みんな仲良く、友だちが多い」ことは意味がない

2022-08-17 12:52:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、友だちについて書きます。

❤︎年齢と友だちとの遊び

未就学児の場合、
いつもひとりで遊んでいるように見えても、
子ども自身は、
友だちと遊んでいるつもりだということもあるようです。

❶2~3歳頃

「並行遊び」をします。

近いところで遊んでいても、
それぞれ黙々と自分のやりたいことをしていて、会話はあまりない。

❷3歳頃から

ケンカをした経験などが生きてきて、
「貸して」「貸してあげる」というような
簡単なルールを理解できるようになり、
誰かと一緒に遊ぶ「連合遊び」に移行し始めます。

❸4歳頃から

相手が自分とは違う気持ちや考えをもっていると理解し始めます。

❹5歳頃から

相手を思いやりながら「ごっこ遊び」などができるようになります。

このように、
年齢や発達段階によって、
子ども自身の「遊ぶ」ことに対する認識は大きく変化していきます。

❤︎まず「誰と遊ぶか」より「なにでどうやって遊ぶか」が大切

折り紙や積み木、お絵描き、砂場遊びなど、
一人で夢中になっているものに対して
じっくり楽しむことに一生懸命な時期は、
まわりの人にあまり目が向きません。

それも子どもにとっては
とても大事な遊びの時間です。

つまり、
乳児期から幼児期は、
「誰と遊ぶか?」より、
『なにを使ってどうやって遊ぶか?」
のほうに興味をもつ時期です。

ひとりで集中して遊び込むことで、
想像力や集中力、
思考力などが身についていきます。

❤︎5歳までは、集中して遊べる環境を

「友だちと声をかけ合いながらしっかり遊べるのは5歳くらいからです。

それまでは、
「ほら、お友だちと一緒に遊びなさい」と促すよりも、
集中して遊べる環境をつくってあげることが大切です。

❤︎好きなことに集中していれば、友だちは寄ってくる

好きなことに熱中していると、
それが魅力的であったら
友だちも自然に集まってきます。

つまり、
子どもが楽しく遊ぶ→
興味のある子が寄ってくる→
一緒に仲良く遊ぶ→
友だちになる

友だちとは
「つくる」ものではなく
「できる」ものです。

おもしろい遊びをしている子どもは、
まわりの子どもからも魅力的に映ります。
ひとりでいても、楽しそうならそれでOKです。

❤︎ひとりでいてつらいか、つらくないか

ひとりがつらい、
寂しいと思うのは、
受動的なひとりぼっちです。

自分の意思でひとりになる能動的ひとりぼっちになれば、
寂しくありません。

「好きなことに熱中したい」ので、
子ども自身がひとりの時間を選んでいるのなら大丈夫です。

❤︎友だちの「多さ」には意味がない

また、
友だちがたくさんいることが、
人間的に優れているといえことではありません。

インターネットやSNSの影響で、
友だちを増やしやすくなりましたが、
友だちの多さよりも、
ひとりひとりの相手とどれだけいい関係が築けているかのほうが重要です。

❤︎「みんなと仲良くしなさい」はNG

だから、
「誰とでも仲良く遊ばなければならない」
という考え方は、
子どもにとってプレッシャーになります。

親が
みんなと仲良くできない→
まわりの子どもが嫌っている→
だから友だちから離れていく→
ひとりぼっち
とネガティブに考えて、
みんなと仲良くすることを強制することは、
子どもに余計なストレスを与えます。

無理してみんなと仲良くしなくてもいいんですね。

❤︎まとめ。「みんな仲良く、友だちが多い」ことは意味がない

自分が楽しいと思うことに集中していれば、
それに興味がある子どもが自然と集まってきて、
一緒に遊ぶようになります。
友だちは、
「つくる」ものではなく「できる」ものです。
だから、
みんな仲良く、友だちが多いことは、
あまり意味がないということです。

反抗期がないことはいいこと!

2022-08-15 18:25:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、反抗期がないことについて書きます。

❤︎反抗期とは

反抗期とは、
精神の発達過程で
周囲の人に対して
反抗的な態度をとるようになる状態を指しています。

そして、
精神的な自立のために必要なことと言われています。

しかし、
反抗期がない子どももいます。

❤︎一般論としての反抗期がない子どもの家庭の共通点

反抗期がない子どもの家庭の共通点について一般的に次のように言われます

❶強い暴力がある

親から家庭内暴力を受けている場合や、
精神的な支配を受けている場合です。

特に、家精神的な支配をしているご家庭であると、
両親も気づかず周りも気づかず、
そのまま自立できないお子さんを育ててしまいます。

❷甘やかし家庭

極度に子どもを甘やかしているご家庭では、
子どもはどんな事でも自分の思ったように行動できるので、
反抗期が訪れるません。

子どもは、経済的に自立できず、
自由を謳歌しているように見えて、
実は親御さんに依存しきっています。

❸親と価値観が似ている家庭

反抗期は親と考え方の違いによって起こる事なので、
たまたま親と考え方が似ていれば、
反抗する必要もありません。

❤︎一般論としての反抗期がない子どもの将来

❶自ら考える能力が発達しない

自分自身について考えるといった普遍的なことができないから、
自ら考える能力が発達しない。

❷自立しない

自分がどうなりたいのか.を理解せず、
夢も定まりません。

このように、
一般的に反抗期がないことは、よくないといわれます。

❤︎知っていることはプラスになる

知らないことが多いと
やる気を無くします。

一方、
知っていることが多くて、
その中に知らないことがあったとしても
それを調べたい気になります。

このように、
反抗期に自分の感情を
言葉として表現できれば、
心が和らぎます。

❤︎親の包容力がプラスになる

たとえ親と価値観が同じでなくても、
子どもの感情表現を
親が愛情を持って聞きてくれれば、
子どもは安心して思い切って感情表現できます。

❤︎自立を促す欧米の子育て

欧米は子どもを幼い頃から
自分の部屋に一人で寝かせ、
真っ暗な夜に子どもが泣いても
親は助けません。
早期から子どもの自立を促します。
そして、
子どもを一つの人格として尊重し、
反抗期は激しくないと言われます。

❤︎依存をさせる日本の子育て

日本では、
子どもは長い間、親の横で寝ます。
真っ暗な夜、不安になり泣き出すと、
親があやしてくれ、安心します。
親の愛情をしっかりと感じて育ちます。
よくそれが、自立を妨げると言われます。

❤︎本当の自立とは

無理矢理自立させない、
だっぷりと親に依存して育つ日本の子どもは、
何かあれば、親が守ってくれる
親が安全基地になっていきます。

親に見守られて、
「やってみよう」という気持ちが生まれます。

その中で、
子どもが大きくなるにつれて
いろいろなことを体験する中で
人格が形成されてきます。

依存から本当の自立が生まれます。

❤︎本当は反抗期がない方がいい

人格形成の中で、
その表現し難い感情を
阻むものに対して
激しい反抗の感情をいだきます。

しかし、
親が安全基地であり、
感情表現をする言葉をたくさん持っていて、
その感情表現を穏やかに聞いてもらえるならば、
特別に反抗する必要はありません。
つまり、反抗期は訪れません。

そして、
その子どもの将来は、
伸び伸び生きていき、
他に対しても思いやりがある
感情豊かな大人に育つと思います。

❤︎反抗期があること

だから、
反抗期が激しいことに対して、
親は、謙虚に受け止めないといけません。

❤︎まとめ。反抗期がないことはいい

夜の暗闇に不安な子どもを
親はしっかりと抱きしめて育てる
その優しい温もり(依存)
感情を表現する言葉の力を知り(言葉)
子どもの感情表現を親が穏やかに聞いてあげる(包容)
すると、反抗期は訪れません。
そんな子どもの未来は、
伸び伸び、優しく、感情豊かになります。


現在進行形の自立!

2022-08-13 19:36:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、自立について書きます。

❤︎子育ての目標は、親子の自立

子どもたちが、
自立し続ける人間に
成長していってほしいと思っています。

❤︎自立した状態とは

自立しているとは、次の4つです。

❶自分の基準を持っている

物事は判断する基準です。
自分軸ともいいます。

自分は
何が好きで、
何が嫌いで、
何を大切にしていて、
何を許せないのか、
などの自分の基準を明確に持っています。

これは、
自分の価値観を自覚しており、
その自分の価値観を大切にしている
ということです。

逆に、
依存しやすい人は、

自分の価値観が揺れ動き、
相手に合わせようとしたり、
世間体を気にしたりします。

また、
世間が認めてくれたら嬉しい
相手が必要としてくれたら幸せ……
他人の基準で自分の幸せや不幸を決めます。

❷自分で自分を満足できる

自分の基準を持っているので、
周りの目や世間体に左右されません。

そのため外からどれだけ色んなことを言われようとも
自分の基準で行動でき、
自分の力で、自分を満足させる行動ができます。

だから、
世間が認めてくれたら嬉しい
相手が必要としてくれたら幸せ……
というように、
他人に満たしてもらう必要がなく、
依存する必要がないわけです。

❸責任感がある

自立した人は自己責任の意識を持っています。

自分の基準に沿って行動しているので、
何が起きても自分の責任として自分の力で乗り越えていくことを覚悟しているます。

それによって、
壁にぶつかる度に自分が成長していきます。

また、
自分の可能性を信じることができて、
自己責任の意識を強めていきます。

❹問題解決能力がある

自立した人は、
自分で問題を解決する力があります。

ここで言う問題解決能力とは
全てが自分でできるという訳ではなく、
できない部分は他から力を借りたり、
教えてもらったりして、
自らが周りに働きかけて、
課題を乗り越えていけるということです。

❤︎自立は孤立ではない

「自立は何でも一人で解決できて、他人に全く頼らない人」のような、
孤立ではありません。

時には他人に頼り、
課題を解決していきます。

❤︎自立できない原因

自立できない原因は3つあります。

❶家庭と学校の教育の影響

自立ができず依存的になる原因の大部分は
大人になるまでの教育にあります。

これは家庭での教育も学校での教育も両方が影響しています。

常識に当てはめようとする
成績の悪い面・マイナス面を補おうとする
世間的に問題ない子を目指す
最低限として周りの子と同じレベルにしようとする……

このような教育は、
「さーしなさい、コレしちゃダメ」……
と指示的になってしまします。

そして、
指示を待つ子どもになっていきます。

更に、
指摘したマイナスが補われれば、
褒められます。

それをすると
子どもは褒めてもらいたいがために、
自分のマイナス面を直せばいいんだと
マイナス面ばかりに目を向ける癖がつき、
自分の悪い面が大きく見え、
自信がない子になっていきます。

❷自分に自信がない

自信がないと、
自分の考えや自分の選択を信じることができないので
他人の指示を求めるようになります。

“やらされている”と感じて行動することになります。

しかし、
自分の意志で行動しないので、
自信はつきません。

それが続くと、
他人の指示で生きていくのが当たり前になり、
自分の心の声(本音)が聞こえなくなっていきます。

❸被害者意識と他力本願

自分の基準がなく周りの目や世間体を基準に行動している人ほど、
失敗したことを
他人のせいにし、
その原因を追求しません。

そもそもの行動基準が自分ではなく、
他人なので、
言い訳をし、
被害者意識に陥ります。

このように、
都合の悪い時は、
他人のせいにすることにより心のバランスを保とうとするので、
失敗から得られるはずの成長の機会を失います。

また、
責任を負いたくないので、
最初から他人に任せようとして、
他力本願になります。

❤︎子どもが自立するためには

自立できない原因を書きましたが、
それは、
日々の生活の積み重ねの中で、
少しずつマイナスに進んでいくものです。
だから、
子どもたちには、
小さな自信を少しずつ育てていってほしいと思います。

❤︎まとめ。現在進行形の自立!

大人から認められ、
勇気を得て、
いろいろなことにチャレンジし、
その成功の体験から自信を育て、
失敗の体験から、
厳しさ・難しさを知り、
失敗を克服した体験から、
自己肯定感を高め、
親の愛情を受けることから、
愛情を与えることを知る……

子どもたちに
昨日より今日、
今日より明日、
というように、
現在進行形で、
自立し続けていってほしいと思います。

小さな自信が、謙虚さを育て、大きな自信につながる

2022-08-11 14:43:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

本日は、謙虚さについて書きます。

❤︎日本人らしさの美徳"謙虚さ"

日本人らしさの美徳の一つに、
"謙虚さ"があります。

何か控えめで、
消極的に感じるこの言葉ですね。

❤︎謙虚の意味

"言葉や行動をつつしみ、
相手を敬い素直な態度で接するさま"です。

❤︎謙虚に纏わる名言

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
〜日本の故事成語

「謙虚な人は誰からも好かれる。
それなのにどうして謙虚な人になろうとしないのだろうか」
〜トルストイ(ロシアの小説家)

「賢明になればなるほど、
人々は腰を低くして、
他人から学ぼうとする」
〜ベーコン(イギリスの哲学者)

「教養ある人間は、
他の人格を尊重し、
したがってつねに寛大で柔和で腰が低いものである」
〜チェホフ(ロシアの劇作家)
.
これらは、"謙虚さ"についての表した先人の言葉です。

❤︎"謙虚さ"の反対は、

謙虚さの反対は、"傲慢さ"です。

傲慢さは、
与えられるものに価値を見出せずに、
自分勝手な考えで、
拒絶し、
受け損なう心で、
独り善がりで、
何でも自分の力だと主張する心です。

❤︎"謙虚"は、"卑下"ではない

また、謙虚と似ていますが、
出来ないことに、
「自分はダメなんだ」と
自分をへりくだる言葉は、
謙虚ではなく、
"卑下"しているだけです。

❤︎謙虚になれない人の原因

他者に対して傲慢な行動をする人は、
他人を威圧したり、
足を引っ張ることで、
自分に自信を保ちます。

しかし、
これは本当の自信ではありません。

自信がありすぎるどころか、
自分に自信が無いから、
謙虚になれないんですね。

❤︎謙虚になるために

だから、
謙虚になるためには、
自分に自信を持つことです。

自信を持てば、
自分の心を空っぽにするができます。

空っぽの状態になれば、
受け入れるすべてを
偏りのない心で見ることができます。

❤︎謙虚な心を育てるために

❶自分を支える柱を育む

"この事では、わたしは優れていると思う"
そんな柱を持つことが大切です。

この柱が、
子どもに自信を与えて、
"謙虚さ"を受け入れる原点になります。

❷友達のいい点を見つめる習慣

親が、
普段から人の悪口や批判ばかりしていれば、
当然、
子どもにそれを真似します。

だから、
他人のいい点を見つけ、
褒める事を心がけます。

すべての人には優れている点があることを教えます。

また、
人の才能やスキルをねたむより、
長所を認めて学ぶようお子さんに話しましょう。

❸ソーシャルメディアの使用を制限する

ソーシャルメディアは、
他人を攻撃して、
自分の才能や業績をアピールする場として使わることが多いからです。

❹自然の素晴らしさに触れる

空気や水、食物など、
人がどれほど自然に頼って生きているかを考えさせましょう。
自然に対する感謝や畏敬の気持ちを育てます。

❺謝る大切さを教える

間違った行動をとった時、
お子さんに、
どこが悪かったのかを一緒に考え、
間違いを潔く認められるように助けてあげます。

❻「ありがとう」を教える

感謝することを子どもに教えます。
口先だけではなく、
心からの感謝を伝えるます。

❼お手伝いを頼む

子どもに家事をさせないと、
「ぼくは王様だ!」
「私はお姫様よ!」
と思わせてしまうかもしれません。

まずは、
家の手伝いをさせましょう。
手伝いをすることで、子どももみんなの役に立ち、感謝されるということを伝えます。

❽人の役に立つのは大事なことだと教る

人の役に立つなら、
立派な大人になれます。

それで、
どんな人に助けが必要なのかを教えます。

そして、
何をしてあげられるかを一緒に考えます。

子どもがだれかのために行動していたら、
サポートしてあげましょう。

❤︎勉強から謙虚さを学ぶ

新しい知識を勉強すると、
すごいなと感動する時があります。

また、一方で、
難しいなと感じる時があります。
そんな時、
何度も読み返して考えます。
必要があれば、遡って読み返します。
そして、できるようになっていきます。
"読んで考える"という学びの基本姿勢は大切だなと感じます。

勉強が進んでいくと、
この知る感動と学びの基本姿勢の大切さを繰り返し実感していきます。
それが、
謙虚な学習姿勢を育むことにつながりると思っています。

❤︎まとめ。小さな自信が、謙虚さを育て、大きな自信につながる

自信がないと、
自分を卑下してしまったり、
それを隠すために傲慢になったりします。
小さな自信の積み重ねが、
物事をありのままに"謙虚に"受け止める感情を育て、
やがて、大きな自信をつながっていきます。


成功は、"する"というより"気づく"もの

2022-08-10 14:42:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、成功と失敗について書いてみます。

❤︎エジソンの研究

有名なお話ですが、
電球をつくり大成功を収めたエジソンは、
その前に5000回もの失敗を繰り返しました。

しかし、
彼は実験がうまくいかなくても、
「この組み合わせではうまくいかないことを発見することができた」
と考えました。

❤︎"失敗"は存在しなかった

つまり、
"失敗"は存在しなかったんです。

うまくいかなかったことも、
エジソンは目標に向かい前進するための"成功"として、
肯定的に捉えていました。

もちろん、
エジソンの研究には将来的に大成する確約などありませんでした。

それでも諦めずに実験を何度も何度も繰り返すには、
必ず自分は見つけ出すことができるという自信と、
失敗しても再び立ち上がって挑戦する忍耐力を持っていました。

❤︎マイナスも視点を変えればチャンスに

もし、
エジソンが、
数回試してうまくいかなかったからといって、
精神的に大打撃を受け、
「自分には才能がない」と決めつけていたら、
目標達成は不可能だったでしょう。

一見マイナスと思われるようなことでも、
視点を変えれば大きなチャンスとなります。

❤︎落ちないリンゴ

リンゴ農家の物語。
ある年、
大型の台風によって栽培中のリンゴの9割が落ちてしまった地域がありました。
リンゴ農家にとっては死活問題です。

ある農家は、
落ちてしまったリンゴにこだわって嘆くのではなく、
落ちなかったリンゴに着目しました。

そして、
無事だったリンゴに「落ちないリンゴ」という名前をつけて、
受験生をターゲットに高い値段をつけて売り出しました。

すると、
これが大ヒットしたのです。

私たちは大抵、
"失敗"というものに対して、
自分を落ち込ませ、
自信を奪う忌むべきものというマインドセットをもっています。

しかし、
受けとめ方次第では、
私たちを成功へ導くためのものとなるのです。

❤︎成功は、"する"というより"気づく"もの

もし、
人が"失敗"と呼ぶものの中に
"気づく"ものがあるならば、
それは、
"成長"であり、
もはや失敗ではなく成功なのです。

❤︎子どもに「よく気づいたね」

子どもの行動を、
成功と失敗という基準で判断するのではなく、
"いかに気づいたか"を基準に、
褒めてあげてほしいと思います。

"気づくことが大切なんだ"と思う心を育ててあげましょう。

その心が、
"失敗は気づきに変わるんだ"
と思わせることができ、
失敗にもくじけない、
強靭な精神力を育てます。

❤︎答案にバツ印はつけないで

子どもたちが問題を解いた答案には、
バツ印はつけません。

子どもたちが、
一生懸命考えて作った答案を大切にしたいですね。

間違った問題は、
なぜ間違ったかを考えてもらいます。

子どもの努力と気づきを大切にしたいですね。

❤︎まとめ。成功は、"する"というより"気づく"もの

物事を成功と失敗のものさしで見ると
失敗は否定的に捉え、何も得るものはありません。
しかし、
失敗を肯定的に見ると
失敗は"気づき"に変わります。
そして、
その"気づき"は成功につながっていきます。
それが、真の成功です。