学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

子どもの読書は"繰り返し"から

2022-08-09 10:28:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、子どもの読書について書きます。

❤︎子どもは何度でも読んでもらいたい

私たち大人は、
一度読み終えた小説を
もう一度読むことはあまりありませんね。

でも、
子どもは好きな絵本は
何度でも読んでもらいたがります。

❤︎知らないことの中で、ホッとしたい

それは、
子どもが
絵本の中から、
新しい事を知りたいという
未知への期待感を持っている。

その一方で、
道に迷って、
知らない道を不安な気持ちで歩いていて、
知っている道に出るとホッとするのと同じように、

子どもたちは、
知らないことだらけの中で、
知っていることに出会うと
ホッと心が安らぎを感じるからです。

この安心感は大切です。

❤︎安心感があるから、冒険できる

結末を知っているからこそ、
安心して主人公と一緒に冒険ができる

そして、
その絵本体験が楽しいから
何度でも味わいたいと思います。

同じ絵本を何度も要求してくる子ども程、
その絵本の世界をよく理解し楽しんでいることを表しています。

❤︎本棚は宝物

そのような大好きな絵本を入れる
子ども専用に本棚を
作ってあげてほしいと思います。

その小さな本棚に、
少しずつ好きな絵本や本が並んでいきます。

そして、
本棚に並ぶこれらの本の質と量が
その子の一生の読書の方向を決め、
それらの本たちが、
一生の宝物になるんだと思います。

❤︎絵本の大切さ

絵本の敵は、
テレビやビデオです。

❤︎テレビ、ビデオ、YouTubeは怖い

ずいぶん以前から、
2歳児までは、テレビを見せない方がいい
という警鐘が鳴らされたいます。

というのは、
言葉が遅れ、
視線を合わせられない、
友達と遊べない
といった乳幼児の家庭では、
テレビやビデオを長時間見せていることが多いからです。

❤︎テレビやビデオによる慢性疲労

テレビ、ビデオの
過度の刺激による脳の慢性疲労が
子どもたちの中に起こっていて、

その脳の慢性疲労から、
持って生まれた能力を
充分に発揮できない子どもが大勢いる
と言われています。

❤︎テレビより楽しい家庭環境を作る

"テレビを消した子育て"
を意識して行う必要があります。

子どもたちに
「テレビを消しなさい!」と言う前に、
テレビより楽しい家庭環境を作ってあげましょう。
.
「絵本を読んであげるよ」
と言えば、
子どもは、
テレビから離れて寄ってくると思います。

❤︎「星の王子さま」から

「あんたが
あんたのバラを
とても大切に思っているのはね、
そのバラのために
たくさんの時間を費やしたからだよ。」

❤︎手作りの子育て

かけがえのない子どもに、
かけがえのない時間を費やし、
"手づくり子育て"をしてあげましょう。

子どもたちも、
親の手作りの子育てを体験して、
自分で作ることが大切だ
と思う気持ちを育んでいくと思います。

❤︎まとめ。子どもの読書は"繰り返し"から

子どもにとって、
周りは知らないことの連続です。
その中で、繰り返し同じ物語を
読んでもらいたがります。
その知っている物語を聞いてホッとします。
この安心感が大切で、この安心感があるから
主人公と一緒にする冒険を思いっきり楽しめます。
そんな物語をたくさん持つことは
宝物をたくさん持つのと同じように貴重なことです。


読書好きになるレシピ

2022-08-06 10:30:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室
塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、読書について書きます。

❤︎読者を楽しめるようになってほしい

将来、
子どもに、
本格的な小説を楽しむ少年少女に
育ってほしいですね。

しかし、
時期がきたら読めるようになるかというと、
なかなかそうはなりません。

❤︎読書にが好きになる順番

❶絵本の世界を楽しむ

言葉を聴いてイメージを描けない幼児のために、
質の高い絵のついた絵本をたっぷり読み聞かせます。

絵を見て、
言葉を聞いて、
楽しみます。

❷幼年童話の世界を楽しむ

幼年童話は、
絵が多く、
文字が大きく、
文章が長過ぎないのが特徴です。

まだまだ、
読み聞かせをして、
楽しみます。

言葉を聞いてイメージすることがだんだんとできるようになります。

❸童話の世界へ

童話は、
文章を重視し、
絵は挿絵など補助的に描かれています。

童話を聞いたり、
読んだりすることで、
話の内容が理解てきるようになり、
楽しめるようになる。

❤︎読んでもらって楽しむ、自分で読んで楽しむ

読んでもらって楽しむことのできる年齢と、
自分で読んで楽しむことのできる年齢に差があります。

「おおきなかぶ」という物語は、
読んでもらうと、
2~3歳でも充分楽しめますが、
自分で読むとなると、
小学1年生の教科書に出てきますので
6歳になってから楽しめることになります。

❤︎読むことは、聞くことを十分に体験してから、自発的に起こる

内容を理解できなければ、
楽しむことができません。

だから、
読み聞かせを十分にしてあげましょう。

そして、
自分から自発的に読み始めたら、
読むことのスタートになります。

❤︎子どもは読書を楽しめる能力を持っている

子どもは、
誰でも潜在的に読書が楽しめる能力をもって生まれてきます。

その能力をスムーズに芽生えさせ、
育て、
花開かせていくのは、
親・大人の役目です。

幼年童話を
子どもと一緒にめくりながら読み聞かせ、
優れた絵本にたくさん出会わせてあげた後は、
本格的なファンタジーを楽しめる"名作童話"の世界へ連れていってあげて下さい。

100年以上にわたり読み継がれてきた名作を
子ども達とぜひ出会わせてあげたいですね。

幼年童話を体験した子どもは、
好奇心と空想力が発達し、
本そのもののおもしろさを実感できるようになるでしょう。

❤︎まとめ。読書好きになるレシピ

子どもは、
ともとも読書を楽しむ能力を持っています。
絵本、児童童話の楽しい世界へ
親の優しい読み聞かせで誘ってあげれば、
ある時、自発的に読み始めます。
そして、
名作童話や小説のファンタジーの世界に夢中になっていくでしょう。


"鍛える"より"認める"ことがチャレンジを育てる

2022-08-03 15:58:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室
塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、チャレンジ精神について書きます。

❤︎メンタルの強い子どもになってほしい

コロナの影響で生活スタイルが変わり、
将来が予測できない社会になりましたね。

その中で、
打たれ強い、
メンタルが強い子どもに育ってほしいと願うのは、
当然のことだと思います。

子どもが強いメンタルをもって困難に立ち向かうことや、
失敗しても立ち上がる力をもってくれることは、
大変うれしいことですね。

❤︎子どものメンタルを強めるために

❶チャレンジ精神を尊重

子どものチャレンジ精神を尊重して、
認めてあげましょう。

子どもが何かに挑戦したいと思っているとき、
親がその挑戦する気持ちを大切に受け止め認めてあげることは、
精神力向上の鍵になります。

○子どもは飽きやすいのは当然

でも、
子どもは、
すぐにやる気をなくしたり、
飽きてしまったりするケースもあります。

「どうせまたすぐに飽きてしまう」
「自分の子どもにはまだ早い」
などと思い、
「あなたにはできない」
「あなたには無理」
といったネガティブな言葉ばかりを子どもにかけることはNGです。

子どものチャレンジ精神を尊重し、
「あなたならきっとできる」
とポジティブな言葉をかけ、
応援してあげましょう。

さまざまな挑戦をするうちに、
「自分にもできる」
と子ども自身が感じるようになり、
前向きで強いメンタルをもつ子どもに育っていきます。

❷子どもの失敗を受け入れほめてあげる

子どものチャレンジには失敗がつきものです。

厳しく教育したほうが精神力を鍛えられるのではないかと思いがちですが、
失敗を責めたり怒ったりしてもメンタルは強くなりません。

子どもが失敗したときでも、
がんばった部分をほめてあげたり、
失敗した原因を一緒に考えたりすることが大切です。

親が失敗を受け入れることで、
子どもは安心します。
「失敗しても大丈夫」
「もう一度がんばろう」
というめげない気持ちを育てることができます。

❸子どもにポジティブを教える

ポジティブな考え方や捉え方を教えることも重要です。

同じ出来事にも、
ポジティブな面とネガティブな面があります。

ネガティブな中にもポジティブな部分を捉えることを教えましょう。

○わからないところがわかった

たとえば、
テストで思ったように点が取れなかったとします。

そのことはネガティブなことですが、
そんなとき、
「理解できていない部分がわかってよかったね」とポジティブに捉えることを教えます。

そして、
改善策を考え、再挑戦することが大切です。

親がネガティブな捉え方ばかりすると、
子どもは「自分はダメな人間だ」と感じてしまいます。

ポジティブな面を見つけることは、
強いメンタルを育てます。

❤︎打たれ強くなるように"鍛える"こと

一見、
厳しくして鍛えることが、
強い精神力を育てるように見えます。

例えば、
あえて
失敗をなじり、
けなし、
バカにすることが、
打たれ強い精神力を作ると思われがちです。

❤︎悔しさをバネにする

しかし、
悔しさをバネにすることは、
他に対する怒りから生まれる行動です。

怒りから生まれたものは、
結局、怒りに還っていきます。

❤︎認められ、ポジティブに一緒に考えると

チャレンジすること
飽きたこと
失敗すること
を全て認められ、

失敗のポジティブな受け止め方
これからの改善点を
一緒に考えるていくと、

怒りを掻き立てなくても、
自ら"鍛え"られるようになっていきます。

つまり、
高い精神力をもつ子どもに育てるためには、
"鍛える"より"認める"ことが大切です。

❤︎まとめ。"鍛える"より"認める"ことがチャレンジを育てる

子どもは失敗することが仕事です。
その失敗をなじり、
打たれ強くなるように"厳しく鍛える"ことは、
悔しさや怒りから行動を掻き立てることになります。
そうではなく、
子どものチャレンジ精神を認め、
失敗しても責めずに肯定して、
失敗から、一緒に学ぶことで、
自ら高めること、
強いメンタルを育てていきましょう。


"いい先回り"は、子どもをダメにしない

2022-08-01 23:24:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室
塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、先回りについて書きます。

❤︎失敗させたくない

子どもには
志望校を合格させたい
失敗させたくない
と親なら思います。

だから、
子どもが失敗しないように、
"先回り"して、
手出し・口出しをしてしまいます。

❤︎親の”先回り”が増えているわけ

❶情報が多すぎる

社会の情報化が進み、
インターネットなどを通じて子育てに関する情報を知る機会が増えました。

それらのたくさんの情報に基づいて、
"先回りしてより良い子育てをしたい"と考える親が増えています。

❷少子化

また、
少子化です。

4人・5人子どもがいれば、
子どもひとりひとりの子育てに十分に手をかけられません。

今は、
子どもが1人か2人の家族がほとんどです。

「絶対に子育てを成功させなければならない」
といった意識が強く持つ親が増えています。

❤︎子どもにはそれぞれペースがある

いっぱい手をかけたのに、
子どもは親の思うとおりに育ってくれません。
子ども自身の発達するベースにあります。

❤︎"悪い先回り"

悪い先回りとは、
子どもの力を奪ってしまう先回りのことです。

なぜ子どもの力が奪われるかというと、
"失敗"の経験を積ませないからです。

私たちは、
失敗から多くのことを学びます。

でも、
なんでもかんでも親が先回りをしてしまうと、
子どもは失敗することなく育つことになる。

親の先回りが、
学びのチャンスを子どもから奪ってしまうのです。

また、
親にあからさまに"手出し・口出し"されると、
子どもには子どもなりのプライドがあり、
そのプライドをくじくことになります。

それが、
親に反発し、
やろうとしていたことを結局投げ出してしまうことにもなりかねません。

❤︎失敗と心のバランス

ただ、
子どもに失敗をさせることが重要だと言っても、
そのバランスは大切です。

たとえば、
10回挑戦し9回失敗するようなことになれば、
子どもはチャレンジする勇気を失ってしまいます。

心が折れない程度の失敗にとどめてあげることが大切です。

❤︎"いい先回り"

そこで、
もう少し成功率を上げられるようなお膳立てをします。

しかも、
こっそりとお膳立てをします。
これが、
"いい先回り"です。

たとえば、
字の練習をするのに、
細くて長いえんぴつではなく、
持ちやすいように短くて太いえんぴつやクレヨンを用意する。

食器を洗うお手伝いをしてもらう時は、
けがをしないように破れなくて軽いプラスチックの食器を洗ってもらう……

それでうまくできたなら、
しっかりと褒めてあげます。

そのことが、
子どもの自己肯定感や、
自分に対する信頼を高めていきます。

❤︎まとめ。"いい先回り"は子供をダメにしない

失敗させないような先回りは
子どもをダメにするかもしれません。
失敗はいい経験だからといって、
失敗ばかりさせるのも
心が折れ、失敗を恐れるようになります。
子どもの行動をしっかり観察し、
さりげなく”いい先回り”をして、
失敗と心のバランスをとってあげましょう。