生きる糧
あるブロガーさんが最近よく言う言葉。生きる糧が欲しい。
その人は30歳代まで人のために生きてきた。自分の人生は考えなかった。世の中の弱者と呼ばれる人を助けたい、例えばシングルマザーとか。ボランティアをたくさんしていた。
40代になって気づいた。同志のパートナーとは事実婚。子供が欲しい。遅いけど不妊治療を始めたが45歳で諦めた。これからどう生きようかと。人を助けることに限界を感じボランティアを辞めた。人間嫌いなので仕事も続かずいきずまったと。
ネットが普及してこういう人が増えてる気がする。多様性のデメリットかな。自分中心で人と関わるのが苦手な人がネット上は多い。友人は居なくてネットの人との関わり合いが中心。ユーチューバーはそんな傾向があるように思う。
女性の生き方も変わった。人生が選べるいい時代になったが、後悔も多いよう。昔は女性は結婚して子供育てるパターンしか選択肢がなかったが、今は違う。でもね。女性の自立を目指し娘を育てた私としては、まさか結婚しない、子供も産まない人生を選ぶとは思わなかった。
女性の幸せは色々あっていいと思うけど、自立した女性が40代になって後悔する姿を最近多く見るにつけ、生きるって難しいと。
冒頭の生きる糧が欲しいという彼女。子育てがしたかったと悔やむ日々。うちの娘もそんなふうに後悔するのかな。じぶんのやりたい事をやってきたはずなのに辛いね。彼女のパートナーは同志なので対等な関係なので、パートナーに尽くす選択肢はないそう。事実婚はいつでも解消できるからね。娘も二度の事実婚は破局してる。
結婚して子育てして自分の人生を選べなかった私。今思えば夫のために尽くし、子育て頑張り仕事、介護、ご近所付き合い、ママ友とのお付き合い、もう自分の人生を考える暇もない人生は私にとってはいい人生だったのかも。
私には才能がなく仕事も続ける精神力もなく、一人で生きるのは無理だっただろう。夫と出会い、若い勢いで結婚できたのは奇跡なのかも。
40代50代、ニートの人も増えてる。実家暮らしが多い。娘はひとりで頑張ってるが、いつか何かのきっかけでこちらに戻ってくる時があるかも知れない。その時は暖かく迎えよう。
絶対実家には戻らないと言い切って東京に行った娘。歳をとると気持ちが変わることもあるよね。
女性の生き方は難しい。生きる糧とは何か。ブロガーの彼女は今頑張れない。生きる糧を見つける日々。娘と重なるのよね。
多分暇なのが良くないよね。やることがないと悪いことばかり考えちゃう。思えば私は色んな人との関わりで暇な時がなかった。もう毎日をこなしていくのに精一杯。毎日ご飯の献立考えたりスケジュール管理したり、家計のやりくりしたり、もうやることが山積みで悩む暇なし。対人関係はめちゃ苦労したし悩んで夜眠れない日々も。
色んな人がいるよね〜〜(⌒-⌒; )
性格的に中立になる私。どちらからも攻められ理不尽なおもいもいっぱいした。でも対人関係を円滑に進める方法は学んだわ。なので人付き合いは広く浅くがモットー。
濃い付き合いはトラブルの元。お金の貸し借りはもっての外。返ってこないと思って貸そう。(貸したけど返ってこなかった)
田舎は若い人は結婚が早い。友人の子供たちの結婚、出産等みてると羨ましいと思う時もある。女性は結婚だけが人生ではない。自立すべきと子育てしてきた私。これでよかったのか……ブロガーの彼女をみててどんな人生でも自分で選んだ道なので、頑張って欲しい。
生きる糧が見つかりますように。まだまだ先は長い。悔いのない人生を。