今回訪ねたのは、諫早市高来町にある和銅寺です。
「和銅」の元号が冠されたこの寺は、和銅元年創建と伝えられています。
和銅元年は、歴史で覚えた「通貨にナレヤ(708)和同開珎」の708年です。
本堂
屋根のカーブがイイですね。
本堂入口の番人?
木製の仁王様
風雪に耐えたその痛々しい姿が、この寺の歴史の深さを物語っています。
本堂の中
本尊の十一面観音菩薩立像はこの厨子の中です。
残念ながら、ご開帳は50年に一度です。
本堂を拝観
「黄檗木庵」と記されています。
木庵は黄檗三筆の一人です。
境内には
宝篋印塔
六地蔵石幢
竜造寺隆信の墓
ここからは竜造寺隆信が敗れた島原の地が有明海越しに見えています。
鐘楼
参道の入り口の石柱
残念!
ツツジで隠れています。
昔の写真と比較すると残念さが一黙瞭然
(「九州西国霊場の秘宝」新人物往来社)
昭和58年(1983年)に出版された本です。
なんともアジのある標柱の
「九州西国 第二十三番霊場和銅寺」の文字が隠れてしまっているのです。
真横から見ると
ツツジが半分隠しているのがよく分かります。
和銅元年に創建されたという和銅寺
歴史ある寺の参道にふさわしい標柱なのですが
なんとかならないものでしょうか…
近くの石仏も嘆いているように見えます。
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