母の忘れもの

軽度認知障害になった母の記録

施設はまだ遠い

2023-10-02 11:54:55 | 日記
私の復帰後

改めてケアマネさんと

打ち合わせの約束をした

母がデイサービスに行って

家にいない時間に

約束をして

父と3人で

母の現状を話した

私がコロナの時

お金がないと騒いでいた母だが

あのタイミングで

何度も財布を失くしていたようだ

結局私が見つけたが

どう見ても母自身が

隠してしまっていた

父はいい機会だからと

お金を渡さないことにしたと言うので

見つけた財布は

中身を父に渡して

財布は私が回収した

全くお金がないのはかわいそうだと

父が持っていた適当な財布に

5000円だけ入れて渡したらしい

お金を見ると買い物に行きたがるが

「俺が買ってくるからいい」

と言うと引き下がるようになったらしい

でもその話し合いで父から

母が夜出掛けていると言う話を聞いて

ケアマネさんと顔を見合わせた

すぐ帰ってくると

父は軽く見ていたようだが

父の寝ている間に出掛けて

帰れなくなっていることだって

起こりうるし

どこかで事故に遭っていて

身元不明で後日発見されることだって

あり得るのに

そういう危機管理が

父は皆無だ

火でプラスチックを炙ってたことも

夜間徘徊も

もう1人で家に置いておけないのは

あきらかだ

ケアマネさんはトイレもお風呂も

まだ自力で行けているので

施設入所はもったいないと

言っていたが

Kさんの旦那さんがいる施設なら

もしかしたら行ってくれるかもと

一縷の望みをかけ

見学を申し込んでみた

Kさんの旦那さんの面会に行こうと

連れ出したが

施設の情報提供書に

母の名前を書いたことで

拒絶反応を示し始めた

「一人で帰る❗」と

開かない扉の前で大騒ぎ

それを見た施設の方は

「無理やり入っていただくことも出来ますが帰宅願望が強い場合メンタルの医療に介入してもらって薬を使いますけど大丈夫ですか?」

と言った

料金的にも母の貯金を切り崩さなければ

居続けられない金額で

母の寿命と貯金がなくなるの

どっちが早いか計算すると

貯金がなくなる方が早そうだ

料金にびびったのか

拒絶が激しい母を見て

不憫に思ったのか

父も「施設はまだ無理か」

と言い出した

Kさんの旦那さんには会わせてもらえて

2人とも嬉しそうに会話が弾んでいた

帰りには母も

怒っていたことも忘れ

「おじさんに会いに連れていってくれてありがとうね

と言っていた

付け足すように

「おじさんはあれで良かったけど私は絶対入りたくない

と図らずともクギを刺された

施設入りまでの対応として

週2回だった1日型のデイサービスを

日曜日をのぞく毎日

入れてもらうことになったが

とりあえず施設行きは見送り

介護保険の限度額が許す限り

週6のデイサービスを

このまま続けさせてもらえるように

ケアマネさんに頼むことにした

家事やお金の依存は

父が介入出来るように

なってきているらしく

あとは夜間徘徊への対応は

ケアマネさんから

地元警察に登録しておくといいのではと

提案を受けたので

やっておこうと思う

無関心だった父が

少し手を出してくれるだけで良かったのに

不器用な父らしいと言えば父らしいが

やれるところまで

父に「自宅介護」を

頑張ってもらおう



お金貸して

2023-09-25 12:34:48 | 日記
先週月曜日に

夫が急に高熱を出した

仕事場と家の往復しかしない夫が

まさかとは思ったが

祝日なのもあり数件の薬局を探し回り

やっと見つけた抗原検査キット

結果はうっすら陽性

看病しながら手洗い消毒は

しつこいくらいにやったけど

2日後まんまと感染した

病院に行きコロナ陽性の診断がおりた

私の場合

熱は38℃くらいをうろうろ

体の痛みと頭痛はあったけど

動けないほどでもなかったので

リビングのソファーを巣にして

少しずつ家事をしながら

時々休んだりしていた

夫が発熱した当日

私が薬局をめぐっている間に

父に納豆を投げつけられたと

母がうちに乱入してきた

カギが開いていたので

勝手に入ってきてしまう

留守番していた娘から連絡が入り

仕方なく一旦帰宅した

私が帰った時には

うちに来た理由さえ忘れたようだった

早く帰らせようとしているのに

お構いなしで居座ろうとする母

それから3日後

リビングで寝ていると玄関が開く音

「入ってこないで❗

私が叫ぶと母は玄関から話し始めた

「お金が全然ないんだわ、貸してほしいんだけど」

いつもなら貸さずに一緒に実家まで行き

母の財布を確認しながら

説き伏せるのだが

今はコロナ保菌者で

母に近寄ることさえ出来ない

少し元気になった夫が

玄関とリビングを仕切るカーテン越しに

ごまかそうと話をしているが

母は「お金貸して」の一点張り

借りても返せないくせに

借りて買い物行っても

必要のない同じものを買うだけなのに

考えるほどにムカついて

病気の体に堪える

仕方なく財布に入っていた1万円を

パチンコの換金所のような感じで

夫から渡してもらうと

母はそのままスーパーへ向かった

貸したお金は

私の体調を心配した父からの電話で

母の乱入を知らせると

次の日父が返しに来てくれた

本当はケアマネさんと

母の施設も含めて話し合う予定だったが

私のコロナにより延期された

最近母の問題行動が

気になるようになったので

早く話し合わねば

モラハラ

2023-09-19 12:54:31 | 日記
母も父も頑固で自分本意

よく55年も夫婦続けてこれたと

感心するほどだ

お互いを思いやることもない

ただただ

母は家事とやりたいことをして

父は仕事とやりたいことをしてきた

昭和ってそういう夫婦多かったのかも

しれないが

私には理解できない

認知症になった妻が汚れた服を着てても

気にもならず

作った夕飯に自分の鮭さえあれば

妻にメインがなくても

「分け合おう」という気持ちにも

なれない夫

認知症じゃなかった若い頃でも

熱を出して寝込んでる妻に

「何寝とるんだ」

と頭を蹴る夫

妻の誕生日を一度も祝ったことも

「おめでとう」

の一言も言ったことのない夫

今の時代こんな夫

モラハラって言うんじゃない?

父親としても

子供の誕生日も祝ったことない

父親が帰ってくるとテレビを

強制的に変えられて

「あっちいけ」と追い払われる

みごとな毒親

母が認知症になって

「最後まで家で面倒みてやりたい」

とか殊勝なこと言っても

何一つ母のためにやることはなく

いつも自分が困ったことだけに

声を荒らげ怒鳴るだけ

納豆ばかり買ってくる母に

昨日は納豆を投げつけたらしい

ムカついた母は

うちに駆け込んできたが

どちらにも同情できない

むしろ父が母に怪我をさせるとか

母の買いすぎて傷んだもので

父が食中毒を起こして入院とかになれば

母を施設に入れやすくなる

父にもムカついているが

母にも

そんな扱いされても

施設は嫌だと言うし

汚れた服を洗濯して持っていった私に

「ほっといて」と言うし

私だって嫌だ

ほっとけと言うなら

納豆を投げつけたからって

うちに来るな

付き合いきれない

私が背負わなきゃいけない理由はない

両親のどちらかが正しい人なら

私の気持ちも違ったかな?



バグってる

2023-09-12 12:04:12 | 日記
昨日母は81歳になった

病院の予定も入れていたので

私は休みをとって

病院の後

ランチをご馳走した

先週から私が体調を壊していて

病院も付き添えるか不安だったが

朝のうちは行けそうだった

ランチを食べに行って

午後は実家の片付けも考えていた

でも病院行ってランチ行ったら

しんどくなってしまって

ランチして両親を実家に送り届けて

午後はもう出動しなかった

ランチ行く前に

少し実家の冷蔵庫をチェックした

最近母はやたらと

甘いジュースを買ってくる

ラムネや炭酸のジュースや

韓国のモ○モ○ドリンクに

ご執心だ

一度の買い物で半分はその手のドリンク

冷蔵庫にすごいスピードで増えていく

私はあまり好きではないけど

(ビールの方がいい)

子供たちが飲めるので

数本残して持ち帰っていた

でも3日もすればまた元通り

母もたまに飲むくらいでは

減らないのだろう

買う量の方が多いので

倍々に増えている

先月くらいからそんな状態なのだが

2週間ほど前に見つけた

モ○モ○ドリンクのキャップが

変な感じだなと思ってはいたが

ただ母が飲みかけなのかと

じっくり見ることはなかった

昨日は母がそばにいて

不穏も落ち着いていたので

そのドリンクを見つけて

「これってどうなってるの?」

と聞いてみた

「それ開かないんだわ」

と言うのでキャップをよく見ると

溶けている



「え?これ溶けてるじゃん❗

と言うと理解できていないような表情の母

溶けていないキャップのドリンクを

渡すと

「飲みたいのに開けられない」と言う

私が回すと簡単に開いた

すると母が

「開かないときは温めると開くよ

と言った

そこでやっと

なぜモ○モ○ドリンクの

キャップが溶けたか

母の行動の謎がとけた

ビン入りのジャムが開かないときは

よく温めて開けていた

温め方も湯煎とかではなく

ガスコンロの直火でよくあぶっていた

そのつもりで

プラスチックのモ○モ○ドリンクの

キャップを直火であぶって

溶かしてしまったんだ

それがわかると

じわじわと恐ろしくなった

これ

もう一人で置いておくの

危険な案件じゃない?

いろいろ母の知識がバグって

納豆を常温においていても

冷凍餃子を冷蔵庫においていても

お腹壊すくらいで

他人に迷惑かけるほどでもないし

ガスを消し忘れていても

冷蔵庫を閉め忘れていても

父が気づいて対処すれば

大事になることはないと

甘く見ていたが

父の留守中に

もしまたプラスチックのキャップを

開けるため

直火であぶって

溶けたプラスチックが火の上に落ちたら?

母の服とかに燃え移ったら?

それこそ大事ではないか?

私の不安を父はわかってくれるかなぁ?

体は元気そのものの母が

安全に生活できる方法を

きちんと話し合わなければいけない

時がきたのだなぁ









記憶の変換

2023-09-05 15:33:57 | 日記
母のハンガーラックを回収した後

ハンガーラックに戻していた服たちは

どうなってるか気になったのもあって

「ハンガーラック返して❗」と

母に責められるのも覚悟しつつ

ドキドキしながら実家に向かった

母の部屋をのぞくと脱いだ服が

増えていることもなく

ハンガーラックがあった場所も

今までハンガーラックに隠れていた棚も

なんだかスッキリしている

ハンガーラックに隠れていた棚に

載っていたものもいらないものばかり

だけど母なりに気になって

少し片付けたのか?

「なんかスッキリしてるけど片付けたの?」

と母に聞くと

「あれ、壊れてたから捨てたんだわ」

と返ってきた

棚はそのままなのに

何が壊れてたから捨てたんだ?

一瞬考え込んだ

母の言葉を反芻して答えを探した

あぁ

「あれ」とはハンガーラックのことか

あんなに私に

「なんでそんなことするの?」

って怒ってたくせに

自分の意思で

「壊れたから捨てた」事になったんだ

まあ責められなくて良かったけど

なんか手柄を横取りされた気分

でもそんな風に変換されるなら

今まで見た目が変わると騒ぐかもと

心配してた部屋の片付けも

母の留守中にやってしまえば

自分でやったと変換されるのではないか?

母の都合のいい変換はまだ続く

たまたまついてたテレビで

特殊詐欺のニュースがやっていた

母が

「こんなのに引っ掛かる人いるの?

と鼻で笑う

「いやいや、自分よく言うな⁉️

私が言うとキョトンとしている

約30年程前

母がまだ50歳台の頃

特殊詐欺に引っ掛かりかけた

当時父は工場勤務

私は事務職の会社員だった

携帯電話もまだなくて

連絡手段は固定電話だけ

家にいた母はかかってきた電話で

父の同僚と言う人に

「ご主人から(電話をしてと)頼まれた
お金を借りていて今日中に返さなくてはいけないので今から言う口座に振り込んで欲しい
ご主人は外出していて会社にいない」

と言われたらしい

冷静に考えればまんま詐欺電話なのに

冷静さの欠けている母は

私の会社に電話をしてきた

「あきらかに怪しいじゃん
パパがそんな借金するはず無いし
だいたい工場勤務なんだから会社に電話すればいいでしょ?」

と言うと母は

「だってその人が会社にいないって言うから」

とすっかり洗脳されている

「とにかくパパの会社に電話してパパに確認して❗お金は振り込んじゃダメだよ❗」

と言うと母は父の会社に電話をした

当然父は電話口に出て

「俺はそんなことしない‼️

と怒って電話を切ったらしい

そこで母も詐欺だったと理解したらしい

母にその時の話をすると

「あー、あったね思い出した
でも私は引っ掛からなかったよ❗

と自慢気だ

「私が止めたから引っ掛からなかっただけでしっかり相手に言われたこと信じてたじゃん❗

と言うと

「そうだったっけ?」と目をそらした

まあ、本当は覚えてないんだろう

ちょっとは片隅に覚えていても

だいたい自分の良いように変換する

覚えている私の

斜め上の答えばかり

いらっとして言い返しちゃうけど

こんな会話でも無いよりいいのかな?