いよいよ母の靴のかかとがすり減りすぎて
危なくなってきたので
代わりの靴を買ってきてあげようと
いつも母の靴を買ってきていた
ショピングモールの靴屋さんに
仕事帰りに行った

簡単に買えると思っていたが
母の足のサイズ21.5cmがない

お店の人に聞いてみたが
こちらが希望するタイプの
パンプスの21.5cmの取り扱いは
なくなったのだそうだ

仕方なく母にそれを伝えて
ぎゅうぎゅうに入っている
下駄箱の中にはける靴はないのか
一緒に見てみたが
ピンヒールだったりサンダルだったり
厚底のスニーカーだったり
実用性のない靴ばかり

厚底のスニーカーなら履けるんじゃない?
と思ったが
「こんな靴暑くて夏に履けない‼️」
と怒りだす
今まだ寒いですけど?

冬も履いてませんでしたけど?

しかも夏じゃダメだと言うような
冬靴にも見えませんけど?

母の言ってることも支離滅裂だが
おそらく履くのが怖いんだろうな
「もう裸足で歩くわ‼️
」

とキレてふてくされてしまった
ネットでちょっと高いけど
こんなのあるけど、と見せてみたら
「それ買っといて
」

と言うのでぽちっとしておいた
届くまでに1週間ほどかかるので
それまで我慢してねと言っておいた
数日後たまたま子供たちと買い物に
行った先の靴屋さんで21.5cmの
靴底ゴムタイプのパンプスが
在庫処分品として並んでいたので
買ってきて母のところへ持っていった

履かせてみるとぴったりで
母も喜んでくれた

その際もう一度
21.5cmのパンプスは店頭での取り扱いが
なくなってきていること
いっそ介護用の靴なら
21.5cmから選べるものもあることを
を母に説明した
「介護用の靴」というワードに
拒絶反応を示すかもしれないと思って
スマホで
「こんなような靴」
と画像を見せると
「あら、いいねこの靴
」

と言ったのでその靴もぽちっとしておいた
これで3足母の靴が確保できたので
当面は心配ないだろう
毎日喫茶店に行きスーパーに行き
同じものを大量に買ってきて
困ってはいるが

せっかく足はまだ丈夫で
歩くこと自体はやめてほしくない
それこそ歩かなくなったら
足腰も弱りひきこもって認知症もすすみ
寝たきりになるという
最悪のシナリオが浮かぶ

「これで死ぬまで靴買わなくていいね👍️」
なんて母笑いながら言ってるけど
笑い事じゃないから‼️

しっかり歩いて一日でも長く
今の生活を維持できます様に…

でも買い物し過ぎて
たまったものを処分してると
一日でも早くこんな日が
終わってほしいと思う

日々そんな矛盾と戦う私
