お盆も近いということで
母方の祖父母が眠る納骨堂へ
母をつれて行ってきた
母には前日に
「明日納骨堂に行くよ」
って言っておいたが
当然覚えていなくて
実家に行ってから待つつもりで
家を出たので
身支度と父の昼食の心配が
なくなったところで
実家を出た
日曜日なのに父が家にいなくて
ちょっと出掛けただけだと思うが
いつも母の外出についてこないので
昼食代と置き手紙を置いてきた
家を出てから
父が鍵を持っているか心配で
電話をしてみたが出なくて
母も気になって仕方ないので
駅まで来たが
電車に乗ってからでは引き返せないので
「一旦帰ろうか」
と実家に引き返すことにした
実家のマンションに着く手前で
父から折り返しの電話があり
無事家に入れた事がわかったので
気を取り直し
駅に向かうことにした
その電話で
父も一緒にいきたいと言うので
駅で待つことにした
納骨堂に向かう道すがら
父は母を気遣って
交通系ICカードのチャージを
自分もわからないのに
機械の前で
やってやろうとしている姿に
ちょっと感動した
切符を買って
うちの両親の元に駆けつけた
小学5年生の次女が
あっさり機械を操作したのには
笑った
お参りをして
近くのファミレスで昼食をとった
母がトイレに立ったとき
トイレに母がたどり着くまで
父が立って見守っていた
父がこんなに変わるものなのかと
とても驚いたし
父の覚悟みたいなものも
見えた気がした
重くなって逃げ腰だった
母の介護も
こんな父を見ると
少し軽くなって
父を助けながら
頑張れる気がした