懸念していたことが起きてしまった

母のお金の使い方は気になっていたが
実家とはいえお金の話は
デリケートな問題で
父が許していることならと
まだ問題にはせず
とりあえずお金の動きは
確認するようにしていた

毎日2回ずつスーパーに通い
1回2,000円~7,000円の
買い物をしていたら
単純計算でも
1ヶ月で120,000円~420,000円
月150,000円の父の年金だけでは
まかなえない
しかし母は父の年金の入る
メインバンクのキャッシュカードを
手放さないので
残高が足りなくなるまでと思い
様子を見ていた

10月くらいに通帳がないと
騒いだので
いい機会だと思って
通帳だけ父に返して
父にもこまめに通帳記帳して
確認した方がいいと言っておいた

私は母のレシートの記録をとりながら
たまに見つかる銀行の明細も確認していた
ちなみに11月のレシート合計は
約130,000円で
12月は180,000円だった
嫌な予感はしていた
1月末くらいに父の銀行明細を見て
驚いた

前月より300,000円も減っている
父にすぐそれを伝えて
通帳記帳してくるように言った
案の定母が何度も引き出していた
1月だけで320,000円
危うくメインバンクが残高不足に
なるところだった

父は母からキャッシュカードを
取り上げることに消極的だったが
母は自分の年金が入る口座も
別に持っているから足りなくなったら
そちらから下ろすように言えばいいと
言った

しっかりしてる頃は
生活費として父の口座から100,000円
下ろしたあと
足りなくなったら自分の口座から
お金を下ろしていた
認知症がすすめば
いつどこの口座からいくら下ろしたなんて
覚えていられるはずもなく
まさにそういうことなんだろう

父は口下手なので結局喧嘩しただけで
キャッシュカードは
返してもらえなかったらしいが
次の日に私が行って
改めて母に説明をした
その時は拍子抜けするほどあっさりと
キャッシュカードを返すことを承諾した
すぐに父にカードを渡して
これからは月1回お金を下ろして
母に現金を渡すように言った
父もホッとしたようだったが
ここから母の行動がおかしくなり
私が毎日実家に行かなくては
いけなくなった
その話はまた次回
