予想外の展開

　混んでいるかと思って本を持って行ったのに、待合室には誰もいませんでした。
　インフルエンザの予防接種。
　予診票はネットでダウンロードして記入済み。
　熱も測っていきました。
　すぐに呼ばれて問診、針を刺され、会計を済ませて家に戻る。
　近所なので、全部の行程20分くらい。
　病院が空いているというのはいいことです。

こんなに並ぶ酉の市

　大鷲神社の前から伸びる長い列は、遠くの交差点を渡り、さらにその先、ここからでは最後尾が見えません。
　まあ、いいでしょう。
　喪中なので参拝はできません。
　脇の入り口から社務所に向かい、今年一年お世話になった熊手を返納し、新しい熊手を買いました。
　参拝待ちの列はどこまで伸びているのだろう。
　列に沿ってしばらく歩いてみました。
　途中でうんざりしたので、楽しそうな商店街へ行って、お汁粉買ったり、エビフライ買ったり、それにしてもなんて人出だろう。

これはあっちに

　マンションの住人による物々交換会が集会所でありました。
　不要なものを持ち寄り、気に入ったものを持ち帰るのです。
　ぼくは木製の額を持って行き、そこを仕切っているおばちゃんに渡しました。
　赤、青、茶、緑と、同じデザインでフレームの色が異なるもの数点。
　その場にいたおばちゃんたちが、遠慮がちに手を伸ばしました。
　成人式の時の写真を入れようかしら。
　あっという間にすべての額はもらわれていきました。

苦渋の選択

　「余計なお世話かもしれないけれど」
　スーパーでおばさんに声をかけられました。
　「外で130円で売ってましたよ」
　ぼくがブロッコリーを手に取り、ビニール袋に入れようとしていたときでした。
　週に一度、店の外で安く野菜を売っているのです。
　「いいんです、ありがとう」
　そう応えると「いいの？」
　いいんです。店内の方がちょっと高いけれど。
　外は強風、レジは長い列、細かいお金がないし、現金しか使えないから。

消えた日々

　久しぶりのカフェ。
　2年くらい来ていないかもしれません。
　プリペイドカードを会計の時に出すと、残高がないと言われました。
　最後に使ってから1年を過ぎ、ポイントどころか、入金した自分のお金も消えてしまったのです。
　そんなシステムとは。
　なんとなく知っていたけれど、1年も来ないことはないだろうと思っていました。
　空白の大きさをあらためて思い知らされます。
　今回入金した分は失くさないようにしたいけれど、状況は不明です。