まいにち

まいにちは書けません

新しいものが好き

2020-06-24 18:23:27 | 日記
 人でごったがえす駅の地下道を抜けると、叫ぶ声が聞こえました。
 行き先案内の立て札を持った人たちがあちこちにいて、彼らが声を上げているのです。
 階段を上って行くと、さらに多くの人が見えました。
 並んでいる。
 今日は新しい駅ビルがオープンする日。
 こんなにびっしりと詰めて並んでいる人を見ると、日常が戻ってきたような感じがします。
 あいだを開けなくていいのか。

本当に忘れただけ

2020-06-23 17:08:46 | 日記
 近所にある銀行のATMへ向かっていました。
 歩いている途中で、マスクをしていないことに気づきました。
 忘れた。マスクのことはまったく意識にありませんでした。
 途端に、周りの視線が気になってきました。
 すれ違う人たちは、みなマスクをしていて、誰も素顔を晒していません。
 とても大きな間違いを犯してしまったような居心地の悪さ。
 じっと見つめられたり、指をさされたりはしません。
 それでも、この感じはなんだろう。ものすごいプレッシャー。
 これが新しい生活なのか。

社会的な間合い

2020-06-22 17:15:10 | 日記

 だいぶ浸透してきたので、いまさらなのですが、ソーシャルディスタンスという言葉はわかりにくい。
 日本語に直訳すると社会的距離になるけれど、これもちょっとわかりにくい。ぼくは自営業ですけど、あなたは会社員。その距離は?
 ほかの言い方を探していたら「間合い」があるでしょう、というネットの記事を見つけました。
 剣道や空手、ボクシングなどの経験がないとわかりにくいと思うのですが、相手の間合いに入ってしまったら斬られる、殴られるという危険な距離です。
 でもそれはソーシャルディスタンスに比べたら短いはずです。なぎなたの間合いだったら逆に遠い。
 やはりいまさらなので、ソーシャルディスタンスという言葉が一番わかりやすいかもしれません。

ソーシャルディスタンスの案内

2020-06-21 15:43:44 | 日記
 オフィスがたくさん入っているビルのロビー。
 壁際の床に、足跡のマークが等間隔に貼られていました。ソーシャルディスタンスを取るための目安です。
 この足跡はどこへ続いているのだろう。
 足跡をたどっていくと、エレベーターホールに続いていました。
 少し離れた壁際にも、同じマークが見えました。
 それをたどっていくと、もうひとつのエレベーターホールでした。
 高層ビルなので、階によって使うエレベーターが違うのです。
 足跡の終わりは、または始まりは、エレベーターから遠く離れたところ。初めて来たら、どこへ並んでいいのかわかりません。
 足跡の終わり、あるいは始まりに、行き先を表示して欲しいところです。
 でも、ぼくはここのオフィスに用事はないので使いません。

エイヤ! ではできない

2020-06-20 22:27:51 | 日記
 駅のエスカレーターの前で、おばあさんが立ち止まっていました。
 ぼくの前を歩いていた女性が隣に立ち話しかけました。
 どうやら流れていくステップに足を出すタイミングがつかめないようです。
 女性が声をかけます、さあ、いまです。
 おばあさんの足は床から離れようとしません。
 おばあさんにとっては、バンジージャンプに飛び出すようなものなのかもしれません。
 いいです、いいです、そう言っておばあさんは列を離れました。
 できると思ったのに、そう呟きながら。
 思い通りに体が動かないのは残念ですが、無理はしない方がいい。
 いまバンジージャンプを跳んでみてと言われても、ぼくはやらないです。気を失います。
 おばあさんはエレベーターを使いました。