長くギター、ウクレレ教室やっていると、いろんな生徒さんがやってきます。
皆さん、それぞれに個性があり、歴史があり、いろんなものを背負っていらっしゃいますが、音楽と言う共通のものでつながって、社会的立場や性別、年齢を超えて平等になれる趣味の場と言うのを楽しんでいらっしゃいます。
その中で、耳が聴こえない生徒さんがいらっしゃいました。
もう10年以上前ですが、印象深く覚えています。
その方はウクレレで、自分のお子さんの誕生日に弾き語りをしたいと言う希望でした。
喋れるけれど聴こえない。。。
歌が歌えるだろうか?。。。
どうしたら良い?
私に教えられるのだろうか?
色々逡巡しましたが、引き受ける事にしました。
まずは手話を学び、最初に楽器の表面板を触って、振動を伝えるところからやり始めました。
次にリズム。
ハッピーバースデーのリズムを覚える。
楽器の調弦はチューナーで目で見て合わせられるのでそこは大丈夫でしたね。
ウクレレで伴奏を覚えるのは比較的すぐに出来ました。
歌のメロディを覚えるのはまた別にやりながら、、、
夢中で教えていたので、どうやったのかよく覚えていないくらいですね。
一番苦労したのは、歌う声の高さ、音程と、楽器の伴奏の音程をうまく合わせる事。
数か月後には何とかお子さんの誕生日に弾き語りをする事が出来て、とても喜んでくれました。
私も嬉しかった😌
あの時はレッスンの方法について随分悩みましたねー。
脳みそフル回転して真剣に考えて対策して工夫して改善して真正面から向かってましたね。
とても思い出深い生徒さんです。
お陰さまで、私自身もずいぶん成長させていただきました。
感謝です🙏
生徒募集中です♪♪