私が6月から参加させてもらっている、市で行っている障がい者サークル。
15年間、作業所でずっと支援させてもらっていた利用者Kさんもそのサークルをとても愛していました。
私が定年退職をするときも「寂しくなるなぁ」と涙を流してくれました。
~太鼓の達人でした~
Kさんは知的障がいと精神疾患を抱えていました。
何年か前にお母様を亡くした頃から、情緒不安定になり、急に怒り出したりするようになりました。
ただマンツーで話を聞いてあげると、最後には笑顔になり、昔話や大好きな野球や相撲の話をそれは楽しそうに話してくれました。
私はただただ話を聞いてあげて、気持ちを吐き出させました。
今年『傾聴』の講座を受講したのですが、いかにKさんの話を心地よく聞いてあげられるかを勉強したいのが目的でした。
送迎業務のときなど、助手席に乗っては(私は道順を知ってはいるのですが)それはそれは詳しく、ここを曲がればいいんだよ~などと教えてくれました。
私が退職をしてほどなく、入院したという話を耳にしました。
確かに状態が酷い日などは、大声で叫んだり、他の利用者さんへの影響も大で、担当者会議などでどのようにするかをずっと話し合ってきました。
家族の方も弟さんが面倒を見ているのですが、やはり手に負えなくなってきたということもあり、最終的に入院という形がとられたようでした。
そして8月に作業所を退所となったようです。
そんなKさん、8月後半に亡くなったという話が飛び込んできました。
「えっ…」(絶句です)
つい2,3日前も夫とKさんの話をしたばかりでした。夫も週3回、助手席に乗せてKさんを送迎していました。
どのような状況なのか、職場の親しくしていた職員に電話をしてみたのですが、一度手が離れてしまったので詳細まではわからないようでした。
とてもとても悲しいことです。
在りし日の会話、作業所での様子などが次から次へとあふれてきて、涙がとまりませんでした。
サークルでもKさんの存在は大きかったようです。
市の職員が言ってくれました。
「marimariさんはKさんの置き土産のようだね。長くよろしくね」
その言葉を肝に銘じて、天国のKさんに恥ずかしくないように、利用者さんやスタッフの皆さんと楽しく過ごしていけるようにしていきます。
Kさんは今頃、大好きだったお母様のそばできっとまた甘えているのだろうなと、そんな光景が目に浮かびます。
Kさん、天国から見守っていてね。
私が新しい職場でくじけそうになったら、助けてね
合掌。
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