あるシンポジウム

2016-11-23 23:56:16 | 日記
本日、あるシンポジウムに参加してきました。

たまたま行った場所に貼られていたチラシ。
沖縄のやんばるの森に棲む生きものたちの写真展でした。
やんばる…2年ほど前から行ってみたい場所なのです。とても。
会期をみると、今日が最終日!
場所は、平和資料館・草の家。

行ってみると、椅子に座っている方々の後ろ姿が…。
最終日はシンポジウムがあるとチラシに書いてあったけど、
ちょうどこれからだったんだと、多少躊躇しました。
なんていうか…この場に居ていいものかなと。
でも、偶然ながらこんな機会を得られたことを、ありがたく受け止め座りました。

シンポジウム【沖縄から日本を考える】

主催は、はしんちゅ。
高知大学の学生が”沖縄問題”を捉えて活動するサークルで、
沖縄の人の立場に立って考え、問題解決のため沖縄と本土の橋渡しを促そうとしていること。
また未来への架け橋を作る活動に、取り組んでいこうとしているのだそうです。
『橋人(はしんちゅ)』として。

このシンポジウムは、今夏に、大学生と一般の社会人が沖縄を訪れ、
新たな米軍ヘリパッド建設に揺れている東村・高江で見て、触れてきたことを報告し、
沖縄問題の普及活動だけでなく、参加者との交流をはかろうというものでした。

参加できてよかったです。
知っていること。知らないこと。…ほとんど知らない。
報道されるとこ。報道されないこと。…沖縄と本土のメディアの取り上げ方の違い。
では、報道されたものをきちんと読んでいるか………ただ憤っているだけ。

そんな中、ハタチぐらいの学生たちが、沖縄の歴史を学んで、実際に沖縄に行って
心と体で感じたことを、自分の言葉で伝えてくれたこと。
参加者は年配の方がほとんでしたが、後半の質疑応答でも、質問に対する答えが、
とても勉強していて、そしてどれだけ自分のものとして捉えていることがよくわかり、
拍手が何度も起きました。とても貴重な時間になりました。

来年の春に、はしんちゅによる【沖縄スタディーツアー】が行われるとか。
沖縄の自然・風土・文化の良さを味わうと同時に、歴史や基地問題の現状についての理解や
問題への関心を高めていこうというプランを作っているということです。

沖縄の方々の痛み。苦しみ。ありったけの想像力を総動員しても、上っ面しか理解(想像すら)できません。
もし、ここに基地があったら…その立場にたったら、と思うことが第一歩なのですよね。
できるならツアーに参加して、一歩から学べれば…と思ったことでした。

橋人(はしんちゅ)フェイスブック
https://www.facebook.com/HasinchuKochi/