「知らない」と言う事は悲しい事だ。
その事柄について知らなければ正しい選択が出来ない。
それで私はいつも後悔する。。。
あーちゃんの移転においてまず2つのどちらを優先するかを決めなければならない。
①広い放牧地など生活環境を優先する。
②Iさんに会えるなど、係わる人を優先する。
①の場合
私が選んだ九州の馬事公苑は申し分ないほど素晴らしい所だけれど。。
どっちみち月に何日かしか会えないなら、いっそ生まれ故郷の北海道の方がいいのか?
あーちゃんは暑さに弱いから、北海道で探すべきなのかも。。。と迷う。
②の場合
あーちゃんはIさんが大好きだ!!
だから環境は最高で毎日放牧出来ても、
Iさんに会えないのは悲しいだろう。
狭い乗馬クラブで放牧できなくてもいいから、大好きなIさんに会える環境。
その方があーちゃんにとって幸せか?
<参考資料>
Iさんは2歳~8歳までの現役時代の間、麻乃を担当。
体は弱いが走ればいい線のあーちゃんを、何とかレースに出させ続けるべく孤軍奮闘の毎日。
(何故ならレースに出られなければ、待っているのは厳しすぎる現実)
ゆえに熱が出れば、自作の「馬用アイスノン」を作って徹夜で看病。
蹄が弱いとなれば、これまた自家製の蹄強化グッズを考案し、レースに出れるように蹄を保護。
こうして色々な問題をクリアしながら、6年間を共に生きてきたあーちゃんとIさん。
二人(?)の間には絶対的な信頼関係が構築されており、他を寄せ付けない。
あーちゃんはIさんの車が来るといなないて呼び続け、大好きな草を食べてる
最中もIさんが車に何か取りに戻ろうとしただけで、大慌てでついてく。
あの「食べ物命!!」のあーちゃんが食べるのやめてまで。。
帰る時がまた大変で「いかないで~いかないで~!」と際限なきラブコール。
そんなん見てると引き離すのは忍びない。。。と迷う。
担当がIさんだったからあーちゃんは、、
わが子のように大切にされ、、
恐怖で言う事をきかせる調教をされる事もなく、、
足を壊して行き先がなくなっても、心配してもらえ、、
生き残り率1%と言われる厳しい競争馬の、宝くじに当たるような余生を手に入れたのでした。
だからあーちゃんにとって一番いい道を模索してあげたい。
でも。。
10人に聞けば10通りの違う答えが返ってくるだろな。
Iさんに聞いたら? もちろん1番に聞きました。
Iさんの答えは、「あーちゃんは心肺機能が凄いからあと10年は生きる。俺は現役の競争馬を抱えているから、そっちで手一杯でそんなに会いに行ってあげられない。会えなくなるのは寂しいけどあーちゃんが幸せに生きていてくれればそれでいい。放牧出来る広い所でのんびり暮らすほうがいいかな。」でした。
で、あーちゃんの気持ちは?
だろーね。当然ね