生きていれば今日は
「はるかぜ」の12歳の誕生日なので
皆さんに元競走馬「はるかぜ」の生涯を
知って頂きたくはる君の事を書きますね。
(全てはるママのご了承を受けております。)
はる君は2009年2月12日
競走馬の産地北海道の日高で産まれました。
父: ジャングルポケット
母: ビワハルカゼ(母父サンデーサイレンス)
と言ういわゆる良血馬と言われる生まれで
将来を期待され競走馬になる訓練をしました。
そしていよいよデヴュー!
馬名は「トップアトラス」
デヴュー戦 11番人気 競争中止
2戦目 12番人気 15着
3戦目 14番人気 13着
4戦目 14番人気 13着
成績が振るわなかった、はる君は
早々と見切りをつけられ
地方競馬にも降りず闇競馬へ。
闇競馬と言われるのは
個人が趣味で行う非公式の競馬の事です。
そこで辛い思いをしたのがトラウマとなり、
はる君は噛む、蹴る、暴れると言う
三重苦のお馬になってしまいました。
その後運良く乗馬クラブに行けたものの
何せその様な三重苦ですから
危なくてお客さんを乗せられません。
使えなければ出される。
これが「経済動物」と言われる馬の運命です。
そのはる君をはるママが引き取った訳です。
ですが。。馬は家では飼えないんですよー。
自分で牧場を開くか、何処かに預けるしか
馬を飼う方法は無いです。
そこではるママは乗馬クラブに
はる君を預けるんですが、何処の乗馬クラブでも
「この馬は噛むし、蹴るし、暴れて危ないから
手放してもっといい馬にした方がいい。」
と言われました。
でもはるママはどんなに皆んなにそう言われても
決してはる君を手放なそうとはせず、
噛んだり、蹴ったりされながらもはる君と一緒に
預かってくれる牧場を探し求めて次に行きます。
そんな時、ちょうど母の介護の為
あーちゃんを連れて鹿児島に来ていた
私と出会い友達になりました。
はる君とあーちゃんのご対面
2人で激走!!
この頃はまさかこんなに早く
あーちゃんやはる君とお別れするとは
夢にも思わず、、。
ましてその後にウチらがお空組の為に
ヴァイオリンを始める事になるとは。(笑)
この頃、はるママははる君を養う為に
本業以外にもバイトをプラスして働いていました。
お昼はいつも菓子パン一個で済ませていたのを
私も同じ様な状況だったので笑い合いました。
はるママも私も馬を飼ってると人に分かると
「わぁ!馬主さんなんだ!お金持ちなんだね。」
って良く言われますが、それ、もの凄い誤解です!
財産と言えるモノが何一つ無い
ウチらがお金持ちであろうはずがなく
(逆にお金持ちはいらん馬を引き取ったりしません。)
だから馬を飼うなんて誰でも出来ますよ。
現にお金が無いウチらが出来てるんですから。
馬に限らずどんな動物でもそうですが、
生き物と言うのは生きてるだけで
お金が掛かります。
誤解を恐れずに言えば
馬って言うのは簡単に死んでしまいます。
午前中何でもなかったのに
午後急に具合が悪くなって亡くなった。
なんて例を私は幾つも見て来ました。
馬は長患いはしません。出来ないんです。
老齢で病気になればむしろワンニャンの方が
お金の面で言えば掛かる気もします。
要は馬を飼うのに必要なモノは
覚悟だけです。
この子の為に腹をくくれるかそれだけです。
でもそれって馬に限らず
ワンでもニャンでもうさぎ、鳥、亀、魚でも
皆さんそう言う気持ちじゃないでしょうか?
同じですよね!
ちゅー訳でいよいよはるママのデヴュー作。
「はる君に捧げるキラキラ星」です。
(私のヴァイオリンデヴューより遥かに上手です♪)
噛む暴れるなんて想像できない優しい目でした。
早くヴァイオリンの練習も出来るようになると良いですね。
心に響くよ
ズギューンって。
馬って凄く記憶力がいいので、一度怖い思いをすると
繊細な子は人が近寄っただけでパニックになっちゃう馬もいて
その辛い記憶を帳消しにするにはとても時間が掛かるみたいです。
馬は大きく力も強いので暴力で言う事を聞かせようとする所がまだ多くて
そう言う所に行くと辛い生活になりトラウマになってしまう様です。
でもそれワンニャンも同じですよね。パピーミルとか酷いです。😔
はる君ははるママに引き取られてからは幸せだったのが救いでした。💕
ヴァイオリン、早く弾ける様になりたいです。🎻
ホウキの誕生日までに間に合うかな?😊
腹くくらなきゃ生命なんて預かれないよね。😅
いざとなったら這ってでも金稼いで参ります。(笑)
みゆきん、体、大事にしてね。🍈🍎💐
ヴァイオリンの方は、お二人揃って、もう少し頑張って欲しい。
はる君・アーちゃんの生い立ち良く分かりました。
そうなんですよ。はる君は超良血馬。🐴✨
だから将来を期待されたんですけど、そこがなかなか難しいとこですよね。😓
はるママに引き取られてなかったら間違いなく4歳の時点で馬生が終わっていたでしょうね。
そう言う意味でも馬って出会いが全てなんですよね。
それはワンニャンも皆んな同じですけど。😔だからミカちゃんは幸せだと思います。💕
まぁどう言う運命の悪戯か乗りかかった船なのでヒーヒー言いながらも最後まで頑張りますワ。😓
えーー、ヴァイオリン🎻の方は長ーーい目でお願い致します。😅
今年はとっても落ち着いて、はるの誕生日迎えることができました
これも麻乃さん、バイオリンの先生のおかげです
馬を引き取る
ほんとに覚悟のいることです
はるかぜと共に走り抜けた6年は、本当にあっという間でした
でもとっても幸せで、はるのおかげであーちゃんに出会い麻乃さんに出会い
たくさんの方たちと出会うことができました
これもきっと、はるが残してくれた宝物
大切にしていきたいです
動画は見よう見まねで作ったので良い出来とは程遠く申し訳ない。😓
でもお手伝い出来て良かったです。✨
馬を引き取ると言う事は何も持たぬ者だからできるのかも知れません。
正確には何も持ちたくない。と言うか、、。😓
本当にこの6年ははる君とはるママに取って貴重な6年でしたよね。思い出が一杯💕
またあの子達に会える日まで毎日を頑張りましょう!!💪
特にヴァイオリン🎻😅💦💦💦
スティングの息子のような気がしていましたから、何としてもこの仔は使途不明にしないぞ!と決めていました。
私が資産家だったら問題ないですが、情けなくも自分独り生きてくのがやっとですし、それに一番大きな問題は年齢でした。
オキテはこれからまだ特別な事がない限り20年は生きるでしょう。
自分の年令を考えた時20年は見られないと思いました。
そして出た結論が、まだデビュー前のオキテですが、いつの日か引退したときに備えて会を作り、引退後は引退馬協会の再就職支援活動を受けて終生飼育の譲渡先を探すという計画でした。
その時の為の積立てという感覚でした。
引退馬協会も初めてのケースだったと思います。
最初は本当に数人の仲間内だけの細々した会でしたが、スティングが亡くなってからスティング会の人も参加してくれたりで少しは会らしくなりました。
馬の引き取りにはこまごまとしたお金が必要です。
現実に、オキテは会の存在をわかってくださっていた調教師さんや馬主さんのおかげで無償譲渡でしたが、有償の場合もあります。
そして支援活動にすぐ入れると良いですが入れない場合の預託料、去勢代、移動の馬運車代、どのくらい必要になるかその時点でないとわかりません。
でも会の積立てのおかげで全て賄うことができました。
そしてオキテの場合はすぐに譲渡先が見つかったのですが、それでラッキーとは行きませんでした。
譲渡先は私が信頼していたステーブルだったのですが、そこが生産も始めたために極度の人手不足、馬房不足で、雪が溶けて私達が会いに行った時オキテとわからないほどの変わりようでした。
ガリガリにやせて、目もうつろで、今思い出しても苦しくなります。
ネグレクトです。
すぐに引き取りました。
ただ、相手の気持ちを歪ませないように、こじらせないように苦労しましたし、今でも表立っては理由を他言していません。
その時には酷い人間不信に陥りました。
今では、実家の牧場で自由気ままに暮らしているオキテですが、馬体、蹄、皮膚が元に戻るまでに1年近くかかりました。
本当に馬を引き取るということはお金だけでなく、絶対にこの仔を生きさせたいという強い覚悟が必要です。
何頭かの引取に関わりましたが、皆さん何があってもこの仔を守るという強い意志がはっきりしていました。
そこまではできないな、という場合は里親会やサポート会に入る方法もあります。
犬や猫もそうですが、命を預かることは大きな責任を負います。
まして馬のような大型動物は、オーナーさんがいなくなったら預託先のお荷物でしかなくなります。
人も馬も不幸です。
長々と書いてしまってすみません。
ただ亡くなったアーちゃんもはるちゃんも良い方たちに巡り合って幸せだったと言いたくて。
動物は出会う人によって運命が決まってしまいます。
麻乃さんのような方が沢山増えてくれたらもっとたくさんのお馬の命が繋がります。
そんな時がいつか来ることを願っています。
こんにちは。
エドリンさんの活動状況教えて頂きとても感動致しました。
会を立ち上げての活動はもの凄くエネルギーがいる事だったと思います。
本当に頭が下がります。🙇♀️有難うございます。✨
私も正直、あーちゃんと知り合うまでは、
まさかこんな人生が後半に待っているとは夢にも思わず
今、振り返るとあの頃はお気楽でしたね。(笑)
あーちゃんを引き取ってから生産牧場さん、競馬の厩務員さん、乗馬クラブ、
養老牧場さんなど色々な方とご縁が出来、色々な話を伺いました。
正直、とても公表出来ない辛い話も一杯あって
本当に馬は大型動物故に可哀想だと思います。😔
もしも私が倒れて飼えなくなったら
馬を引き取ってくれる人はいるでしょうか?多分いません。😔
なのでエドリンさんの仰る様に自分の歳や馬が何年生きるかを見越し、
自分が先に逝く事になっても万全にして置いてあげなければですよね。
私もお金ないので何があっても預託料払える様に
あーちゃんを引き取った時に障害保険と生命保険に入りました。
あーちゃん専用のです。(今はホウキ用です。)
手入れの時や乗り運動などで万が一骨折して入院しても障害保険で賄える様にし、
私が先に逝く場合は生命保険を預託料に用意しました。
それぐらいしておかないと「預託料が払えないから連れて帰るね。」は馬は出来ない。
それが大型動物最大のネックですよね。😔
あーちゃんを引き取った事で私の人生は全く違うものになりましたが、
今は動物達の為にやれる事が生き甲斐になっていて
あーちゃんに感謝しています。💕
このブログも少しでも馬達の事を知ってほしくて続けています。
エドリンサンの仰る事は本当にその通りで、1人で一頭は無理でも
「一口養老母さん、父さん」が増える事を願って、私もはるママも頑張って行きます。💪
エドリンさん、一緒に頑張りましょうね👍✨同志がいて嬉しいです。♪