発達障害の子供達を集めて療育をしている機関が山ほどあるが、私はこれに疑問を持っている。
月に2回程度療育をしたところで、1年2年の長いスパンで「これだけ出来るようになった」は、元々その子の持っている成長によるところが大きい。
そして、療育は、子供に…ではなく、親にするべきで、そのテクニックを家に持ち帰れるようにしなければ、例えが かなり悪いのを承知で書くが、犬のしつけ教室と変わらないと思っている。
自宅で出来る療育の方がはるかに多い。
例えば「力加減や指先」の療育では「ゆで卵の殻をむく」とか「玉ねぎの皮をむく」とか「牛乳をコップに注ぐ」とか
「お盆に乗せて味噌汁を運ぶ」「屑野菜をステーキナイフで切る」「肩たたきで強さを伝える」…など山ほどある。
しかし、散らかったり汚れたりして掃除が大変だ…などと言う親には子供の療育は出来ません。
そして、「音の大きさ」について言えば、声の物差しを使って、「助けを呼ぶ時と、応援する時は象さんの声」「病院では内緒話のアリさんの声」などと、普段の生活で親が繰り返し手本を示し伝えればいい。
「順番」も「待つ」も全部公園や家の中で出来るものばかりだ。
「ストローで飲む」なども言語療法になる。
メガネになったストローで、楽しくジュースが飲めて、療育にもつながれば一石二鳥!
わざわざ「次は象さんになって歩いてみましょう!!」などと象さんの真似をしてドスンドスン歩いたり、お母さんを隠して分離不安をなくそうとしたり(これらはうちの次男の療育経験です)
全く意味が無いとは言いきれませんが、私には家でする療育の方がはるかに価値があると思っています。
これから療育を考えておられる親御さんにはぜひ、センターで学ばれた事を自宅に持ち帰り、家でも訓練出来るように…また、色んなことを手伝わせ、子供と一緒に楽しく療育をしてもらいたいと思う。
子供は散らかすのが当たり前です。
子供は汚すのが得意です。
子供は途中で飽きるのが普通です。
片付けは親の務めです。
子供はなんでも「1人でやってみたい」と思っています。
片付けまでが療育などと変なことは言わないでくださいね❗️
自由に楽しく、子供が療育と思わず出来るように「やりっ放し」を歓迎してください。
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