「子供が万引きをしたら叱らなければならない」
そう思っている大人がいる
いや
ほとんどの大人がそう思っているだろう
「悪い事だと教えなければいけない」
「そんなに欲しかったなら言いなさい」
などと言う
ぜんぜん分かっていないと思う。
まさか「悪いことだと知らずに」万引きしたと思っているのですか??
こっそり??見つからないように??
そんなことは幼稚園の砂場で全部学んでいますよ
「なぜ万引きしたのか」
本当にそれが欲しくて万引きしたのか…
違うでしょう
ただ何となく取ったのですよ
なぜその子の心の寂しさに気が付かないのでしょう…
社会のルールを教えるのにはまず、母性的なものが満たされていないと身につきません。
順番があるのですよ
母性的なものとは、甘えとワガママです。
ありのままの自分を受け入れられ、もういいと言うくらい愛され癒されたことで、初めて満たされるのです。
満たされた子は、叱られた時「バレた」「うるせぇ」「ムカつく」…などとは思いません。
さらに言うとエリクソン曰く「自律」は、幼児期に身につくものです。
「自律」とは自分を律する力ですね
「こんなことをしてはいけないな」と、自分を止める力です。
つまり幼児期までに充分に母性的なことが満たされた子は「万引き」などしません。
幼児期を過ぎて、学童期になっても「ダメだダメだ」と叱られ、矯正と比較ばかりされた子供は、思春期になってからその寂しさを「自傷や他害」「暴力」「万引き」「引きこもり」…などに変えて訴えるのです。
「万引き」を叱られても、場所を変え、形を変えて「寂しさ」を訴え続けるだろう。
それは自殺未遂や家出、或いは売春や薬物、ストーカーのような依存かもしれない。
根っこにある「寂しさ」を埋めない限り止まらないのだ。
親は「こんなに頑張って育てたのに」と、思うかもしれない。
しかし、「子供の為」良かれと思って押し付けたその躾や教育が、その子を「苦しめていた」ことに早く気づかなければならない。
1番苦しんでいるのは子供です
もし子供が万引きをしたら「叱る」より「抱きしめ」た方がはるかに効果があるだろう。
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